化粧水ってスキンケアアイテムのなかで最も種類が豊富。エイジングケア化粧水だけに絞っても膨大な数になります。
そんななかで化粧水を選ぼうと思った場合に頼りたいのが、化粧水ランキングですね。
でも、化粧水ランキングは便利ではあるものの、それだけに頼っていては自分に合ったエイジングケア化粧水は選べません。
そこで、今回は人気のある化粧水を18種ご紹介するとともに、化粧水ランキングに頼らないエイジングケア化粧水の選び方をご紹介します。
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- お肌の老化の原因に着目して、エイジングケアの視点から優れた成分を選びましょう。それがランキングに頼らない化粧水の選び方のコツです。
- エイジングケアの視点で、化粧水には避けたい、また、誤解の多い成分を把握しましょう。避けたいのはアルコールやPGなどです。化粧水の品質管理上、必要なのは界面活性剤や防腐剤です。
- 化粧水とエイジングケアの正しい知識を持てば、ランキングに頼らずに自分に合ったエイジングケア化粧水が選べます。保湿成分やエイジングケア化粧品成分の特徴やメリット、デメリットを知ることが大切です。
- 自分に合ったエイジングケア化粧水を選ぶためには、自分の肌質、お肌の状態、加齢によるお肌の変化を知ることも大切です。また、季節や使う環境などを考えることを心がけましょう。
- みんなのランキング1位の化粧水ではなく、自分自身のランキング1位を選びましょう。
CONTENTS
1.化粧水ランキングにご興味のある方へ
あたなはきっと化粧水ランキングや人気の化粧水、おすすめの化粧水にご興味をお持ちだと思います。
メイクアップ用品も大切ですが、化粧水などの基礎化粧品もお肌の潤いキープにとても大切です。
さて、世にある多くの化粧水は、保湿化粧水からエイジングケア化粧水までさまざまで、
海外ブランド、韓国コスメ、プチプラコスメ、国内の高級ブランドなどその種類も多様です。
また、美白、ニキビ用、敏感肌用、天然派、無添加などといった化粧水の役割や目的もさまざまです。
さらには、10代、20代、30代、40代などの年代別から、百貨店、専門店、通信販売、ドラッグストアにコンビニと、化粧水の販売ルートも多岐にわたっています。
そして、ウェブサイト上をにぎわす化粧水ランキング・・・。
そんな多くの情報から、どうやって自分にあった化粧水を選べばよいのか?
美肌を目指す多くの女性にとって、難しい問題であり、大切なことですね。
特に、エイジングケアに取り入れたいなら、なおさらです。
化粧水ランキングには、客観性が高くしっかりと評価したものもあれば、そうでないものもあります。
なので、「はたして、化粧水ランキングを信じてよいの?」と、考えることもしばしばではないでしょうか?
どんな方も、「自分は間違った化粧水選びをしたくない!」「エイジングケアによいものを選びたい」ですよね。
だからこそ、皮膚・お肌のしくみ、お肌悩みの原因などのエイジングケア全体に加えて、化粧水のこともしっかりと理解することが大切です。
また、ランキングの裏側をしっかり知っておくことで、ランキングを上手に活用することもできるのです。
といっても、やはりランキングが気になる、という方は「6-1)化粧水ランキングに登場する化粧水18選」をご覧ください。
そんな化粧水選びのなかで、とくに、エイジングケア用の場合は、その名のとおり、“エイジングケア”が目的になりますから、効果と安全性を深く考えることが大切です。
さらに、価格も高い傾向にあるので、自分にピッタリのものをしっかり選びたいものです。
そこで、この記事では、ランキングではわからないエイジングケア化粧水の選び方について、成分の特徴や選び方のコツと化粧水を選ぶための7つの視点を紹介します。
実は、化粧水をランキングでは選ばないコツは、単純です。
イメージや飾り言葉でなく、「成分」と「企業の姿勢や信頼性」で選ぶことです。
もちろん、エイジングケア化粧水を選ぶには、テクスチャーやブランドの好みなど感覚的なことも大切ですが、突き詰めれば、この2つだけなのです。
しかし、自分の年齢やお肌の状態など、もう少し知識として必要なものもあります。
そこで、この記事では、エイジングケア向けに絞って、化粧水をランキングに頼らず選ぶためのコツを紹介することにしました。
とくに、水溶性の成分について、肌老化の原因へアプローチできる範囲をもとに一覧表にまとめてみました。
ぜひ、正しい知識を身につけていただき、あなたご自身のランキング1位の化粧水を選んでいただければ幸いです。
もしお急ぎなら、「6-2)あなた自身のランキング1位の化粧水を見つけよう!」に目をお通しください。
それだけでも、化粧水をランキングに頼らずに選ぶことができるエッセンスが手に入ります。
また、先に、アットコスメで化粧水ランキング1位を獲得したエイジングケア化粧水である「ナールスピュア」のことを知りたい方は、こちらをご覧ください。
このページ上で、ナールスピュアの生い立ちや成分までしっかり知りたい方は、「7.化粧水ランキング1位の化粧水:ナールスピュア」をご覧ください。
また、時々、@コスメやエイジングケアアカデミーで、ナールスピュアのプレゼントも実施しているので、チェックしてみてくださいね。
*「ナールスピュア」を含む、本気のエイジングケア化粧品ナールスのトラベルセットが初回半額
*本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
2.化粧水とは?
1)化粧水の定義と役割
化粧水に法的な定義はありません。
いくつかの種類がありますが、おおむね次のようなことが一般的な化粧水の定義です。
化粧水とは、一般的に透明な液状のローションタイプの基礎化粧品です。
水分と保湿成分などの配合成分によって、皮膚を健やかに保ち、潤いと滑らかさを与えます。
また、それぞれの成分の特性やテクスチャーで、お肌にしっとり感、サッパリ感、スッキリ感を与えます。
「化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの違いとつける順番は?」で取り上げたとおり、化粧水は、クレンジングまたは洗顔後の清潔な肌に使うことで、お肌の保湿を目的とするものです。
化粧水は、20代だけではなく30代、40代、50代と幅広い世代に使われます。
サッパリタイプから粘性のあるタイプ、ミストタイプ、ジェルタイプなどもあります。
2)エイジングケア化粧水とは?
エイジングケア化粧水も同じく法的な定義があるわけではありません。
一般的に、化粧水のなかで、「エイジングケア」を目的として、エイジングケア化粧品成分を配合したもの、高価な最新のエイジングケア化粧品成分を配合したもの、多数を配合したものが、「エイジングケア化粧水」と呼ばれています。
そんなエイジングケア化粧水は、ランキングや口コミだけに頼らず、特にしっかりと理解した上で、自分にあったものを選びたいですね。
そして、肌老化によるエイジングサインが目立つ前にエイジングケアを始めましょう。
3.肌の老化原因から考えるエイジングケア化粧水成分のランキング
化粧水ランキングの前に、エイジングケア化粧水成分のランキングを考えましょう。
お肌の老化の主な原因は、エイジングまたはそのほか何らかの影響で、次のような状態が起こることです。
- お肌が乾燥する
- お肌が酸化する
- お肌が糖化する
- コラーゲンやエラスチンが減少または変性する
- 紫外線のダメージを受ける
- 表皮のバリア機能が低下してしまう
- 血管やリンパ管が衰える
- エストロゲンなどの女性ホルモンが減少する
もちろん、これらに対抗するためにはエイジングケア化粧品だけでは不可能なので、からだ全体のエイジングケアを考えることが基本です。
しかしながら、化粧水に配合されるエイジングケア成分を考える場合は、保湿ができる成分に加えて、次の2点ができるものを選ぶべきです。
- お肌の老化を防ぐアプローチができる
- お肌の老化を促進しない
そんな観点から、エイジングケア化粧品成分のランキングなどを考えてみました。
1)エイジングケアの視点から、使いたい水溶性成分
化粧水に含む成分として相性のよい水溶性成分に絞って、エイジングケアやスキンケアに有用な作用を表にまとめてみました。
- それぞれ特徴がある
- 実感できるかどうかは個人差がある
- 配合濃度によっても効果が異なる
- 同じ名前の成分にもたくさん種類がある場合が多い
いま挙げたような状況なので、ここではランキング付けはしていません。
しかし、基本的には、水溶性成分であって、次の2つの条件に合うことがポイントです。
- 1つでエイジングケアにとって多数のはたらきをもつ
- 低刺激で安全性が高い
一方、そんなはたらきをもつエイジングケア化粧品成分は価格が高いことが欠点です。
化粧水ランキングに頼らずに自分に合ったものを選ぶ参考になれば幸いです。
特に、オススメのエイジングケア化粧品成分は、水溶性ビタミンC誘導体、ナールスゲン、プロテオグリカンです。
これらは、エイジングケアにとってよいはたらきをいくつも持っているからです。
また、プラセンタエキス、ヒアルロン酸、コラーゲンなどもよい成分です。
<エイジングケアやスキンケアに有用な化粧水に相性のよい水溶性成分>
(クリックで拡大)
2)エイジングケアの視点から、避けたい成分ランキング
エイジングケアの視点から、特に必要がなく、入っていないほうが好ましい成分についてのランキング1位から3位です。
①ランキング1位 合成着色料
エイジングケアを考えれば、合成着色料を化粧水に入れる必要はまったくありません。
色目がキレイになるので心理的な効果やプラセボ効果は否定できませんが、デメリットとして合成着色料は、色素沈着などの可能性もあります。
こうした点から化粧水に入ってほしくないランキング1位としました。
②ランキング2位 合成香料
合成香料もエイジングケアを考えれば不要です。
匂いもリラックス効果などのメリットはありますし、原料臭の緩和のために必要な場合があります。
しかし、エイジングケアの視点ではなくてもよい成分です。
もちろん、ダマスクローズなど、香料ではなくても香りがある成分を使うことはおすすめです。
こちらを化粧水に入ってほしくないランキング2位としました。
③ランキング3位 アルコール(エタノール)
アルコール、つまりエタノールは清涼感があるほか、化粧水には有用なはたらきがあります。
しかしながら、刺激や揮発性があり、乾燥を促進させてしまうことがあるので、エイジングケアの視点からは、入ってほしくない成分としてランキング3位としました。
3)誤解の多い成分ランキング
化粧水に入っている成分で誤解の多いもの上位3つについてランキングしました。
①ランキング1位 界面活性剤
界面活性剤は、数千にも上る種類があり、安全なものから刺激のあるものまでさまざまです。
大きくは、水に溶けたときに電離してイオンになる「イオン性界面活性剤」、水に溶けてもイオンにならない「非イオン(ノニオン)性界面活性剤」の2つがあります。
さらに、イオン性界面活性剤は、親水基がマイナスに帯電する「陰イオン(アニオン)性界面活性剤」、プラスに帯電する「陽イオン(カチオン)性界面活性剤」、陰イオンと陽イオンどちらにも電離することができる「両性界面活性剤」の3種に分かれます。
このうち、化粧水に配合されるのは、非イオン(ノニオン)性界面活性剤です。こちらは、ほとんど刺激もなく、問題になることはありません。
界面活性剤=刺激があると誤解されるケースが多いので、ランキング1位としました。
②ランキング2位 オーガニック成分
有機栽培で育てられた植物由来の成分のことを指します。
したがって、オーガニックであるかどうかと、植物そのものが持つアレルギーを引き起こす性質とは、何ら関係がありません。
つまり、オーガニック成分でもアレルゲンとなって肌荒れの原因になることがあるのです。
しかし、オーガニックは、その言葉の響きからか、「オーガニック=安全」という誤解が多いので、ランキング2位としました。
③ランキング3位 高分子ポリマー
高分子ポリマーとは、化学的に合成された高分子化合物のことで、ジメチコンなどのシリコーンオイルやシリコーン樹脂、プラスチックや食品ラップ、ペットボトルのような合成樹脂など、多種多様です。
これらのなかで化粧水によく使われるのは、カルボマーなどの水溶性のポリマーです。
これが、毛穴を詰まらせる、肌に付いて落ちない、皮膚常在菌のバランスに悪影響を与えるといった情報を、ウェブサイトなどで見かける場合がありますが、すべて誤解であって、そのようなことはありません。
未だにカルボマーなどにもこうした誤解があるので、ランキング3位としました。
4.化粧水ランキングに頼る前に知っておきたい基礎知識
最初に、化粧水ランキングを見る前に知っておいていただきたい基礎知識をご紹介します。
ナールスエイジングケアアカデミーでは、化粧水の基礎知識全般を紹介しています。
すでに基礎知識がある方、先に実践的なポイントを知りたいという方は、この項は読み飛ばしていただいてもかまいません。
1)化粧水をランキングだけで選ばないための知恵
化粧水をランキングだけで選ばないための知恵としては、まず、エイジングケアにとって大切なお肌の仕組みや自分の肌質、肌状態を知ることです。
普通肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌、混合肌、敏感肌、乾燥性敏感肌がどんな肌かを理解しましょう。
また、エイジングとともにお肌が変わるため、ランキングや口コミだけでは自分に合う化粧水が選べないことも知っておきましょう。
さらに、化粧品成分の知識なども必要です。
だから、化粧水を正しく選ぶには、お肌や化粧品の勉強を続けることが大切なのです。
また、肌質別の化粧水の選び方は次の記事を参考にしてください。
*混合肌を改善する化粧水!30歳からのオススメと選び方・使い方
*もう間違えない!脂性肌を改善するオススメの化粧水の選び方と使い方
2)化粧水の種類とは?ランキングやオススメの前に理解しよう!
「化粧水は10種類以上も?目的別の効果とランキングに頼らない選び方! 」では、さまざまな化粧水の種類について、詳しく解説しています。
化粧水ランキングも種類別に分かれているものもあります。
まずは、その種類と特徴を理解しましょう。それだけでも知識がタップリ身につきます。
「化粧水の種類とは?ランキングやオススメの前に理解しよう!」のポイント
- 一般的には、化粧水といえば、柔軟化粧水または乾燥肌対策の保湿化粧水のこと
- しかし、ふき取り化粧水、収れん化粧水、美白化粧水、ニキビ用化粧水、アルカリ性化粧水、男性用(メンズ)化粧水など多くの種類がある
- それぞれの特徴を知ることが大切
また、最近では有名な配合成分の頭文字をつけて化粧水を呼ぶことがあります。
たとえば、ナールスゲン化粧水、セラミド化粧水、プロテオグリカン化粧水、ビタミンC誘導体化粧水、アミノ酸化粧水という呼び方などがあります。
3)化粧水って何のため使うの?エイジングケアにおける役割と目的
「化粧水の役割・はたらきは保湿と整肌!正しいエイジングケアのために」では、そもそも化粧水って何のために使うのか、また、使い方、役割や目的について詳しく解説しています。
化粧水を使う順番は、洗顔後すぐで美容液や乳液、保湿クリームより先です。
また、フェイスマスクを使う場合も化粧水が先です。
こちらもランキングよりも大切な基礎知識です。
基礎化粧品全体やエイジングケアのなかの化粧水の位置づけが理解できます。
「化粧水って何のため使うの?エイジングケアにおける役割と目的」のポイント
- 化粧水の基本的な役割は、お肌を潤しキメを整えること
- 化粧水だけでは、水分を保持するには不十分
- 化粧水にエイジングケアを求めるなら、エイジングケア化粧品成分配合のものを使う
4)化粧水の成り立ちと中身って?オススメも人気も同じ!
「化粧水の成り立ちと中身って?成分はオススメも人気も同じ!」では、化粧水がどんな成分構成で成り立っているのか解説しています。
ランキング上位の化粧水もそうでないものも、基本的な成分構成が同じであることがわかります。
- 化粧水の80%以上は、水
- 機能性成分をしっかりチェックする
- 水溶性のエイジングケア化粧品成分に注目
「化粧水は90%が水!バシャバシャたっぷり使っても乾燥肌は改善しない」も参考にしてください。
5)化粧水の成分を知ろう!基本成分・保湿成分・エイジングケア化粧品成分
「化粧水にピッタリの美容成分で美肌になれる保湿とエイジングケア!」では、より詳しく成分について解説しています。
化粧水でエイジングケアをお考えの方には、大切な情報です。
エイジングケア化粧水のランキングを見る際には、その成分がどんなものかをチェックしてみましょう。
「化粧水の成分を知ろう!基本成分・保湿成分・エイジングケア化粧品成分」のポイント
6)化粧水の安全性をチェックしてみよう!
「化粧水を安全に安心して使いたい!3つのコツとチェック方法」では、その成分から化粧水の安全性をチェックするポイントを解説しています。
エイジングとともに、お肌は弱くなっていきます。そんな場合に大切なのは、化粧水の安全性。
こちらもランキングではわからないことも多いのです。どんな成分が安全性に影響を与えるか?チェックしてみましょう。
「化粧水の安全性をチェックしてみよう!」のポイント
- アルコールに弱い人は、「エタノール」を避ける
- 自分に合わない防腐剤を知っておく
化粧水の界面活性剤は、あまり気にしなくてよい
7)化粧水ランキングを斬る!おすすめや人気の化粧水のカラクリとは?
「化粧水ランキングを斬る!おすすめや人気化粧水のカラクリ?」では、化粧水ランキングの裏側に迫ります。
実は、ランキングにはカラクリがあります。そんな秘密を知りたい方は、チェックしてみてください。
「化粧水ランキングを斬る!おすすめや人気の化粧水のカラクリとは?」のポイント
- 化粧水ランキングは、アフィリエイトが目的
- 化粧水ランキングサイトは間違いもある
化粧水ランキング1位が自分に合うとは限らない
8)化粧水の使い方に関して知っておきたい知識
化粧水の使い方の話題として、次のようなテーマが挙がります。
朝のスキンケアでも夜のスキンケアでも、気になるのが化粧水の使い方ですね。
- 化粧水パックってよいの?
- コットンがよいか手がよいか?
- ハンドプレスの方法って?
化粧水のパッティングは?
これらについては、下記の記事を参考にしてください。
*化粧水パックのコットンでの失敗で美肌が遠のく!正しい方法は?
*化粧水をコットンで使うことはエイジングケア世代に良いの?悪いの?
*化粧水のパッティングは、エイジングケアにとって良いつけ方?
5.化粧水ランキングに頼らない化粧水の選び方と考え方
ナールスエイジングケアアカデミーでは、エイジングケアに関するたくさんの情報を配信しています。
ここでは、ランキングではわからない化粧水の選び方と考え方に関する7つの視点を紹介します。
1)エイジングケア化粧水を選ぶための大切な7つポイント
このポイントは、化粧水だけでなくあらゆるエイジングケア化粧品を選ぶポイントと同じです。
- 化粧水の目的と限界を理解する
- 化粧水選びの前に、自分の肌タイプを理解する
- 化粧水の化粧品成分を理解して選ぶ
- 自分にとっての安全性を考える
- 化粧水のテクスチャーで選ぶ
- 化粧水の価格や経済性を考える
- 化粧水の提供企業をチェックする
の7つの視点を常に持っておけば、ランキングに頼らずに化粧水が選べます。
詳しくは、
また、この7つの視点については、『美容液ランキングとエイジングケア美容液の選び方7つの秘密』にとても詳しく解説しています。
この記事は、美容液に関する記事ですが、7つの視点に関しては、同じです。
2)エイジングケア化粧品を選ぶ「道標」と年代別エイジングケア化粧水
年齢とともに、お肌の老化は進んでしまいます。それは理解できても、実際、お肌のなかはどんな状態になっているのでしょうか?
シミ、しわ、ほうれい線、たるみ、たるみ毛穴など、老化のサインは見えるのですぐわかります。
でも、それはお肌の内側の成分が減ってバリア機能が低下したり、ターンオーバーが遅くなっているから。
お肌の内側は見えないため、状態を把握するのはむずかしいですね。
それを年代別に、8つの要素で視覚的に現したのが、「エイジングインデックス」です。
エイジングインデックスの8つの要素とは、次のとおりです。
です。エイジングインデックスで、自分のお肌の内側の状態をチェックしてみましょう。
ランキングなどを見る前に、年代別でどんなエイジングケアが必要なのかがわかります。
*エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化
それでは、年代別の化粧水選びのコツを紹介します。
①ランキングに頼らない20代の化粧水選びのコツ
何歳であっても、スキンケアで大切なのは、保湿、紫外線対策、洗顔の3つです。
そして、化粧水は、「保湿」を担います。
幸い、20代では「エイジングインデックス」は、すべて高いレベルにあって、お肌は若々しい状態にあります。
そのため、どんな化粧水を使っても、効果にそれほど差がでません。
しかし、知らない間にお肌は老化しています。
だからこそ、20代のうちに30代、40代、50代を見据えて、エイジングケア化粧水をしっかり選ぶ知識を身につけておきましょう。
25歳以降は、エイジングインデックスも下がってしまうので、この時期からはエイジングケアを意識した化粧水に切り替えを考えてもよいでしょう。
そんな20代の化粧水選びのコツを挙げますと、次の3つです。
- 普通肌なら、最低限の保湿成分を補う
- 乾燥肌や混合肌、インナードライ、敏感肌なら「化粧水」を選ばず、セラミド配合の美容液や保湿クリームを選ぶ
- オイリー肌なら、ビタミンC誘導体配合の化粧水を選ぶ
「ビタミンC誘導体」には、次のようなはたらきがあります。
このように、20代の女性にとってもウレシイ “はたらき” がいくつもあります。
敏感肌などでビタミンC誘導体に刺激を感じる方以外は、20代からエイジングケアを意識してビタミンC誘導体化粧水を取り入れてみることをオススメします。
ランキングに頼らずビタミンC誘導体化粧水を選ぶ方法は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」をご覧ください。
②ランキングに頼らない30代以降の化粧水選びのコツ
30代あるいは40代、50代、60代であっても、スキンケアで大切なのは、保湿、紫外線対策、洗顔の3つです。
20代との違いは、年齢を重ねるに従い、お肌のエイジングインデックスが大きく低下してしまうことです。
表皮では、セラミドの量が減少し、お肌の水分を保持する力が低下します。
真皮でも、線維芽細胞の活力が低下し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が減って、ハリやツヤがなくなる方向に向かいます。
「こんなときこそ、減ってしまう成分を化粧水で補おう!」は、「間違い」です。
化粧品のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、表皮で保湿成分としてはたらきますが、お肌のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸にはなりません。
コラーゲンとコラーゲン化粧品についての詳しい解説はこちらから。
それでは、「もともとお肌の角質層にあるセラミドを化粧水で補えばよいのでは?」は、どうでしょうか?
残念ながら、これも正解ではありません。
セラミドを補うことは正しいのですが、セラミドは脂溶性の保湿成分なので、化粧水よりも美容液や保湿クリームで補うほうがよいのです。
セラミド配合の化粧品や化粧水の選び方は、こちらをご覧ください。
前置きが長くなりましたが、そんな30代以降の化粧水選びのコツを3つ挙げます。
- お肌内部の水分保持は化粧水に頼らず、美容液や保湿クリームを重視する
- ナールスゲンなどの水溶性のエイジングケア化粧品成分が入ったものを選ぶ
- 20代同様にビタミンC誘導体を重視して化粧水を選ぶ
つまりは、30代以降の化粧水に求めるのは、水溶性で機能性の高いエイジングケア化粧品成分なのです。
エイジングケア化粧水に保湿よりエイジングケアを求める理由をもっと詳しく知りたい方は、「エイジングケア化粧水の選び方のコツは肌質と年齢と肌悩みの3つ」をご覧ください。
また、年代別のエイジングケア化粧水の選び方について詳しくは、次の記事をご覧ください。
*30代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方と使い方のコツ
*40代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方・使い方は肌悩みで!
*50代のエイジングケア化粧水は優しいのがおすすめ!選び方と使い方
3)保湿を考えたエイジングケア化粧水の選び方
最初に、化粧水といえば、柔軟化粧水あるいは保湿化粧水が一般的であることをお話しました。
とすると、エイジングケア化粧水を選ぶ第一の決め手は、保湿ですね?
たしかに、化粧水だけで考えればそのとおりなのですが、スキンケアやエイジングケアにおける保湿は、化粧水だけでは済まないことはご存知ですね。
化粧水は、主に水溶性の化粧水成分がメインの保湿成分で、美容オイルなど油溶性の成分は少ないので、「水分の蒸発」を防ぐことは不得意です。
だから、夏の乾燥肌対策なら化粧水だけでも十分な場合もありますが、冬の乾燥肌対策には不十分です。
また、水分を保持するセラミドなども美容液に比べると配合濃度が低い場合が多いのです。
だから、エイジングケア化粧水に過度に保湿を求めるのではなく、むしろ抗酸化をはじめとするエイジングケアのはたらきを期待しましょう。
もちろん、保湿は大切ですから、それらは美容液や保湿クリームに大いに期待しましょう。
4)乾燥肌が原因の肌悩みを解消する化粧水の選び方
乾燥肌が原因の肌悩みには、乾燥くすみや毛穴の悩み、肌荒れなどさまざまなものがあります。
だから、保湿化粧水で乾燥肌のスキンケアをしっかり行うことが大切です。
そんな肌悩み別に化粧水の選び方は、次の記事も参考にしてください。
*失敗で老け肌!くすみ対策の化粧水の正しい選び方の3つのコツとは?
*おすすめや人気のくすみ対策化粧水の厳選11種!あなたはどれを選ぶ?
*毛穴の黒ずみを解消したい!化粧水の選び方・使い方とスキンケア
*おすすめしたい人気の毛穴の黒ずみ対策化粧水!11アイテムをご紹介
5)敏感肌のあなたのために。ランキング不要の化粧水選び
最近、増えている敏感肌の女性。
敏感肌対策の化粧水を使おうとして、言葉のイメージのよいオーガニックコスメ、自然派化粧品などを選んでいませんか?
オーガニックコスメ、自然派化粧品に含まれる植物成分には、アレルギーを引き起こすリスクの高い成分もあります。
だから、オーガニックコスメや自然派化粧品が敏感肌によいわけではありません。
また、無添加化粧水も何が無添加かを理解することが大切です。
ランキングでも誤った情報があるので、敏感肌の方は、エイジングケアや化粧水について、普通のお肌の方以上の知識が必要です。
敏感肌の化粧水ランキングもありますが、敏感肌の対策の基本的なポイントをしっかりとおさえるために、「おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける」をチェックしてみてください。
また、アルコールフリーであることは、敏感肌の化粧水の条件の1つですが、それだけでは不十分です。
アルコールフリー化粧水について詳しくは、「アルコールフリー化粧水で潤い素肌へ!失敗しない選び方の3つのコツ」をご覧ください。
6)やっぱり気になるほうれい線、化粧水の選び方は?
お肌の悩みについてのアンケートで、いつも上位にランキングされる “ほうれい線”。
ほうれい線対策の化粧水ランキングもありますね。
年代別で記事をまとめましたので、ほうれい線対策の化粧水の選び方は、こちらをご覧ください。
*30代~40代でほうれい線を消すエイジングケア化粧水!選び方は?
*50代からのほうれい線ケア化粧水の選び方の秘密?おすすめもご紹介
ただし、理解していただきたいのは、どんなランキングの高いエイジングケア化粧水を使っても、できてしまったほうれい線が消えることはありません。
乾燥による小じわが原因のほうれい線なら、よいエイジングケア化粧水で目立たなくすることは可能ですが、皮下脂肪の肥大化や表情筋の衰えによるほうれい線は化粧品では消せないのです。
だからこそ、コラーゲンやエラスチンにアプローチするナールスゲンやビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体などを配合したエイジングケア化粧水で早い時期からほうれい線対策を行いましょう。
また、「ほうれい線対策のために。美女が実践するさびないスキンケア」もほうれい線対策を考える上で、お役立ちの記事です。
また、シワ化粧水やたるみ毛穴化粧水も近い考え方で選べばよいのです。
そんな化粧水の成分でおすすめは、EGF(ヒトオリゴペプチド-1)やFGF(ヒト遺伝子組換ポリペプチド-1、3)、アセチルデカペプチド-3、抗酸化成分のレスベラトロール、コエンザイムQ10、フラーレン、アスタキサンチン、エルゴチオネイン、金コロイドなどです。
また、「しわケアにおすすめの化粧水!ランキングの高い人気&売れ筋11選」も参考にしてください。
7)ランキングより大切な美白化粧水の選び方とリスク
日本人女性は、世界中で特に美白へのこだわりが強いといわれています。
そんな日本女性のなかには、美白成分配合の化粧水を取り入れている方も多いでしょう。
美白化粧水を使うことは、しみの予防のためにも、できてしまったメラニンに対処するためにもよい選択肢です。
美白化粧水は、厚生労働省が承認したプラセンタエキス、アルブチンなどを配合した医薬部外品(薬用化粧品)です。
美白化粧水もたくさん種類がありますし、美白化粧水ランキングもありますが、それでも、たくさんある美白化粧水のなかからどれを選べばよいのかは難しい問題です。
その理由の1つは、美白成分にはさまざまな種類があるからです。
また、美白成分は、メラニンがつくられるプロセスのどの段階で作用するかでも分類されるので、理解が少し大変です。
さらに、美白作用は、実は人のお肌の防御反応に逆らう作用なので、リスクもあるのです。
だからこそ、美白化粧水はランキングよりも深い知識で選びたいものです。
そんな美白化粧水の選び方は、「美白化粧水のランキングは不要?選び方と使い方のコツ!」をご覧ください。
8)メンズのためのランキングに頼らない化粧水の選び方
最近では、男性のスキンケアが国際的なビジネスマナーともいわれ、メンズ、男性でも化粧水を使う方が増えています。
若い方からエイジングケア世代の男性までさまざまです。
そして、メンズ化粧水ランキングまでウェブ上で見かけることも。
メンズ向けの化粧水を選ぶためには、男性と女性のお肌の違いを理解しておくことが大切です。
一般的には、男性のお肌は女性に比べて水分量が60~70%程度と少なく、皮脂量が2倍前後と多いことが特徴です。
だから、メンズ向けの化粧水の選び方は、過剰な皮脂のコントロールができることと水分を与えるだけではなく、「保湿力」を高めるナールスゲンなどの成分の入ったものを選ぶことが大切です。
もちろん、同じ人間ですから、女性向けの化粧水を選ぶポイントと同じ点もあります。
そんなメンズの化粧水の選び方は、「メンズ(男性)も化粧水を使うのが常識!ランキングに頼らない選び方」をご覧ください。
また、「男性も気になるほうれい線!メンズならではの原因と改善対策」や「男性(メンズ)は毛穴が目立ちやすい!?予防と改善の対策」も参考にしてください。
6.化粧水ランキングと自分のためのエイジングケア化粧水
1)化粧水ランキングに登場する化粧水18選
実際に、化粧水を選ぶとなると、やはり気になるのは口コミやランキング。
そこで、人気の化粧水18種の特徴と全成分をご紹介します。
全成分や有効成分を比較して、自分に合った化粧水をみつけてください。
ナールスピュア 120ml 4,500円 ディープインパクト | |
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ナールスゲン推奨濃度配合の素肌サプリメント | ■主な有効成分 ナールスゲン、ビタミンC誘導体(APPS、アスコルビルリン酸Na)、ビタミンE誘導体、プロテオグリカン ■要注意成分 フェノキシエタノール |
化粧水・敏感肌用・しっとりタイプ 200mL 580円(税込) 無印良品 | |
アルコールもパラベンも無添加、無香料・無着色・無鉱物油 | ■主な有効成分 スベリヒユエキス、グレープフルーツ種子エキス、ポリクオタニウムー51 ■要注意成分 フェノキシエタノール、DPG |
B.Aローション 120mL 21,600円(税込) ポーラBA | |
肌と一体化するようになじみ、ふっくらとボリューム感のある肌に整える | ■主な有効成分 ゴールデンLP、BAコアリキッド、EGクリアエキス、YACエキス ■要注意成分 フェノキシエタノール、エタノール、メチルパラベン、香料、PEG-10ジメチコン、ラウリン酸スクロース |
リポソームトリートメントリキッド 170mL 10,000円(税抜) コスメデコルテ | |
| ■主な有効成分 シロキクラゲエキス、テアニン、トコフェロール ■要注意成分 エタノール、香料、フェノキシエタノール、レシチン、水添リゾレシチン、水添レシチン |
ドレスリフトローション 150mL 3,559円(税込) アテニア | |
「3D美肌成分」に加え、乾燥から肌を守ってうるおいを豊かに保つ「ラフィノース」を配合 | ■主な有効成分 クインスシードエキス、発酵コラーゲン、フレッシュローヤルゼリー、MプラセンタEX、ラフィノース、藤茶エキス ■要注意成分 DPG、フェノキシエタノール、PEG-60水添ヒマシ油、ポリソルベート60 |
ローションイドロC 170mL 10,500円(税抜) クレ・ド・ポー ボーテ | |
| ■主な有効成分 加水分解シルク液、加水分解コンキオリン液、テアニン、アセチル化ヒアルロン酸、トレハロース、濃グリセリン ■要注意成分 フェノキシエタノール、エタノール、香料、α-オレフィンオリゴマー、イソステアリン酸、ジイソステアリン酸ポリグリセリル |
アヤナス RCローション 125mL 4,860円(税込) decencia(ポーラ・オルビスグループ) | |
美肌成分を馴染みやすくする油溶性保湿成分「スキンフィットモイスチャー」を配合 | ■主な有効成分 ヒアルロン酸、セラミド2 ■要注意成分 メチルパラベン |
アスタリフト モイストローション 130mL 4,104円(税込) FUJIFIRM | |
独自のナノテクノロジーにより生まれた新成分「CLリフレッシャ―®」を配合 | ■主な有効成分 水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、アスタキサンチン、パルミチン酸レチノール ■要注意成分 フェノキシエタノール、DPG、香料 |
10-YBローション 150mL 5,000円(税抜) ビーグレン | |
| ■主な有効成分 加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸 ■要注意成分 ソルビン酸K、1、2-へキサンジオール、PEG-60水添ヒマシ油 |
フェイシャルトリートメントエッセンス 75mL 8,500円(税抜) SK-II | |
SK-IIを代表する化粧水。唯一無二の天然成分ピテラ™でできたエッセンス | ■主な有効成分 ガラクトミセス培養液 ■要注意成分 メチルパラベン、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸 |
ワイルドローズモイスチャーローション 100mL 4,104円(税込) ヴェレダ | |
ワイルドローズの赤い実の中にある種子のオイルは「ローズヒップ」として知られ、「必須脂肪酸」を約80%も含む | ■主な有効成分 モスカータバラ葉エキス、サンシキスミレエキス、ゼニアオイエキス、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、シロキクラゲ多糖体 ■要注意成分 エタノール、香料、ミリスチン酸ポリグリセリル-10 |
モイスチャライジングローション 150mL 3,456円(税込) エトヴォス | |
| ■主な有効成分 POs-Ca®(ホスホリルオリゴ糖Ca)、ヒアルロン酸、グルコシルセラミド ■要注意成分 フェノキシエタノール |
ヒフミドエッセンスローション 120mL 3,240円(税込) 小林製薬 | |
3種類のヒト型セラミド配合 | ■主な有効成分 セラミド1、セラミド2、セラミド3 ■要注意成分 フェノキシエタノール、PEG-60水添ヒマシ油 |
シュペリエルリフトモイストローションWII 170mL 3,240円(税込) エリクシール(資生堂) | |
抗炎症作用により、肌あれに効果があるm-トラネキサム酸配合 | ■主な有効成分 水溶性コラーゲン、トラネキサム酸 ■要注意成分 フェノキシエタノール、エタノール、香料 |
アイムピンチ化粧水 150mL 4,200円(税別) Mirai | |
ヒアルロン酸の5倍の保水力を持つサクラン配合 | ■主な有効成分 水溶性コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカン、セラミド3、パルミチン酸レチノール、スイゼンジノリ多糖体 ■要注意成分 フェノキシエタノール、クロスポリマー、ポリソルベート80、ラウリン酸スクロース、レシチン、水添レシチン |
アミノモイストローションI 160mL 3,780円(税込) JINO(味の素) | |
おしみなく配合したアミノ酸がうるおいを補給 | ■主な有効成分 プロリン、PCA、ベタイン、ピリドキシルセリン ■要注意成分 PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油、ココイルアルギニンエチルPCA、PEG-60水添ヒマシ油 |
F.A.G.E. モイストチャージローション 120mL 5,000円(税抜) サントリー | |
厳しい環境で生き抜く植物から抽出した保湿成分をプラス | ■主な有効成分 ポリソルベート80、アセチルヒアルロン酸Na、グリセリン、トレハロース、メマツヨイグサ種子エキス ■要注意成分 エタノール、メチルパラベン、PEG-10メチルエーテルジメチコン、イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油、ステアリン酸グリセリル、ポリソルベート80 |
マイクロエッセンスローション 150mL 11,500円(税抜) エスティーローダー | |
日中に受けたダメージを夜間に修復する肌本来の力に着目したエスティ ローダーの美容提案 | ■主な有効成分 ビフィズス菌発酵エキス、乳酸桿菌発酵液、アセチルヘキサペプチド-8 ■要注意成分 フェノキシエタノール、PEG-75、PPG-5セテス-20 |
2)あなた自身のランキング1位の化粧水を見つけよう!
化粧水ランキングに関する情報がたくさんありすぎて、かえって混乱させてしまったでしょうか?
そこで、エイジングケアのために、あなたご自身のランキング1位の化粧水選びについてご提案を1つ。
スキンケアやエイジングケアで大切なのは、洗顔、保湿、紫外線対策の3つです。
そのなかで、化粧水は保湿を担うのですが、その成り立ちから、美容液や保湿クリームと比べれば、「水分を保持する」はたらきは弱いのです。
なぜかといえば、「化粧水」である以上、セラミドやシアバターなど油溶性の保湿成分を高い濃度で配合できないのです。
なので、化粧水を選ぶ場合は、「保湿成分」にこだわるより、エイジングケアをサポートする成分にこだわってみてはいかがでしょうか?
保湿成分は、それが凝縮された美容液や保湿クリームでしっかり補うと決めれば、選び方はシンプルになります。
つまり、エイジングケア化粧水を選ぶ際に、保湿成分にはあまりこだわらず、ビタミンC誘導体やビタミンE誘導体などの抗酸化作用のある成分、ナールスゲン、アスタキサンチン、フラーレンなどの成分が配合されたものから選ぶのです。
続いて、エイジングケアに不要またはよくない可能性のある香料・着色料・アルコールが含まれるものを避けましょう。
さまざまな化粧水ランキングがありますが、これで候補が絞り込めるのではないでしょうか。
候補から、無料お試し、トライアルキット、返品保障などがあるものを選びましょう。
次に、これらの条件を満たしたエイジングケアローション「 ナールスピュア」についてご紹介します。
この続きもぜひ読んでいただければ幸いです。
7.化粧水ランキング1位の化粧水:ナールスピュア
1)ナールスピュアとは?
2014年に@cosme(アットコスメ)で化粧水ランキング1位になった「ナールスピュア」。
多くの口コミやレビューを集めています。
そんなナールスピュアが、ランキング1位に輝いた理由や人気、おすすめの秘密とは?
また、普通の化粧水とナールスピュアでは、何がどう違うのでしょうか?
ナールスピュアは、2017年7月にリニューアルしました。
ナールスゲン配合エイジングケア化粧水「ナールスピュア」を解剖することで、普通の化粧水との違いや、その魅力に迫ってみます。
また、化粧水ランキングを扱ったウェブサイトがたくさんあり、幸いにもナールスピュアがランキングに入っているケースも見かけます。
化粧水ランキングは、いろいろなランキングが紹介されていますが、そこから自分にあったものを選ぶのも大変なものです。
今回、ケーススタディとして、エイジングケア化粧水である「ナールスピュア」を解剖することで、化粧水への理解を深めましょう。
そして、化粧水ランキングに頼らなくても大丈夫なように、正しい知識を身につけましょう。
ナールスピュアは、発売1カ月を経たずして、なんとテレビニュースにも取り上げられたエイジングケア化粧品。
それは、ナールスゲンが京都大学と大阪市立大学での共同研究で科学者が真摯に研究開発を行い、大手製薬企業で医薬品開発の役員を勤めた方によって、産学連携による長年の研究を経て世に出たストーリーのある成分だから。
そんなテレビニュースの様子は、こちらから。
(*写真は、旧タイプのナールスピュアです。)
また、ナールスゲンは、日本経済新聞や読売新聞に取り上げられ、ナールスピュアは、神戸新聞やフレグランスジャーナルなどに取り上げられました。
化粧品がニュースとしてメディアに取り上げられるケースは少ないのですが、ナールスゲンはその開発の背景やエビデンスの確かさから珍しく、ニュースでも何度か取り上げられているのです。
- ナールスピュアってどんな化粧品?
- ナールスゲンってどんなエイジングケア化粧品成分
- いままでのエイジングケア化粧水とどう違うの?
などが気になる方は、ぜひ、続きを読んでみてくださいね。
2)ナールスピュアのコンセプトは?
「素肌サプリメント」をコンセプトに開発したナールスピュアは、エイジングケア化粧品成分ナールスゲンを推奨濃度で配合したエイジングケア化粧水です。
ナールスピュアは、従来の化粧水が、「水分を補う」ことがメインの機能であるのに対して、「素肌の本来の力を引き出す」ことを目指して開発したものです。
非常にシンプルな処方で、エイジングケア化粧品成分ナールスゲンを含めて12種類の化粧品成分で構成されています。
ナールスピュアの詳しい情報は、こちら
3)ナールスピュアのランキング1位の秘密 人気や口コミは?
@cosme(アットコスメ)では、ナールスピュアの口コミが新・旧あわせて800件以上あります。
それだけでもナールスピュアがかなり人気の高い化粧水カテゴリーのアイテムであることが伺えます。
2014年には、3カ月の集計期間で、その人気の高さから “@コスメ化粧水ランキング1位” を獲得したのです。
そんなナールスピュアの口コミを見ると、おおむねよい口コミが多いようです。
- サッパリしていて浸透がよい
- ナールスゲンに魅力を感じる
- 肌のハリが違ってきた
- ほうれい線ケアやたるみ毛穴ケアで効果を実感する
- 使い続けていて手放せない
などの声が多数です。
実際に、@cosme(アットコスメ)ではなく、当社にいただく感想やお客様の声も口コミに近い内容が多いです。
満足度もかなり高く、高評価をいただいています。
なかには、「3カ月使ったけど、あまり効果を実感しない」と感じたので、一旦、休止してみると、友人から「お肌の調子が悪いの?」と指摘され、自分が気づかないだけで、実はしっかり効果があったというケースもあります。
ナールスピュアが、即効タイプの化粧水ではなく、じっくりタイプの「素肌サプリメント」であることを物語るエピソードの1つです。
一方、よくない口コミがないわけではありません。それほど多くはありませんが、次のような声もあります。
- お値段が少し高い
- 期待したほどの実感がない
- 1カ月たつけど効果を実感しない
どんな化粧水も万能ではありませんし、化粧水ランキングで1位であっても、お肌に合わない方は必ずいらっしゃるものです。
- 化粧水に即効性あるバリア機能回復をお求めの方
- サッパリタイプの化粧水が好みでない方
- ビタミンC誘導体に刺激を感じる方
には、どちらかといえば、ナールスピュアは不向きな商品です。
また、ナールスゲンが高価なエイジングケア成分であり、ほかの成分も日本産の品質の高い成分だけを厳選し、国内で生産していますので、価格が高いことも欠点の1つといえます。
しかし、その価値は価格に見合うものと考えています。
コストを削って価格を下げることもできますが、配合する成分に妥協することはよくないと考えています。
こうした考え方に共感いただける方にとって、ナールスピュアはよいエイジングケア化粧品だと考えています。
ほかにもナールスピュアをはじめナールスに対する口コミやレビューの参考となる情報は、こちらをご覧くださいね。
それでは、ナールスピュアがどんな化粧水(?)なのか、その魅力を探ってみましょう。
4)ナールスピュアは化粧水?
ナールスピュアは、一般的にいえば、その成り立ちは「化粧水」です。
しかし、発売当初はあえてその呼び方はしていませんでした。
その理由は、3つあります。
①ナールスピュアは、じっくりお肌にはたらきかけます。
1つ目の理由は、ナールスピュアが、エイジングケア化粧品成分ナールスゲンの特徴から、「即効性」のあるタイプの化粧水ではないからです。
ナールスゲンが、じっくりと時間をかけてお肌にアプローチすることから、「素肌のサプリメント」というイメージを持っていただきたかったので、発売当初は「化粧水」とは呼んでいませんでした。
実際、ヒトによるモニターテストでは、ナールスゲンを含む化粧水を使用した場合、1~3 カ月の時間をかけて、「偽薬(プラセボ)に比べ肌弾力が大幅に向上」し、「角質水分量も増大した」という実験データがあります。
■ナールスゲンを4週間、8週間連続で使用した場合の角質水分含有量の変化
■ナールスゲンを4週間、8週間連続で使用した場合の肌弾力の変化
※どちらの測定値も、ナールスゲンを使用する前の平均を100%とした相対値。(被験者12名)
(多胡彰郎. フレグランスジャーナル 2013;1:68-71)
②ナールスピュアは、ほかの化粧水と一緒に使えます!
2つ目の理由は、他の化粧水と一緒に使えることです。
ナールスピュアは、エイジングケア化粧品成分として、ナールスゲン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体だけを配合していました。
しかし、コラーゲンやヒアルロン酸などの汎用性の高い保湿成分は配合していません。
ナールスピュアを発売した2013年、ナールスゲン配合の化粧水はほとんど世に出ておらず、ほかの化粧水と成分が重なる可能性が少なかったのです。
そこで、配合成分が重ならないなら、ほかの化粧水と一緒にお使いいただいてもよいと考えました。
しかし、ナールスピュアを「ナールスゲン配合 “化粧水”」といえば、ほかの化粧水と競争する関係になってしまいます。
「化粧水」というカテゴリー名では、「どちらか一方を選ぶべき」というイメージを持たれてしまうと考え、ナールスピュアは、ナールスゲンという新しいエイジングケア化粧品成分を配合した「素肌サプリメント」というコンセプトにしたのです。
だからこそ、多くの女性から、「いままで使っている化粧水や美容液と一緒に使っても、同じ化粧品成分が重ならないことは無駄が少ないのでウレシイし、使いやすい」というお声をいただいています。
その後、2017年7月に、両親媒性ビタミンC誘導体APPS、プロテオグリカン、ウィルブライドS-753を加え、界面活性剤無添加を実現してリニューアルしました。
現在は、エイジングケア化粧水の1つです。
③化粧水不要とお考えの方でも試していただけます。
最近、スキンケアで化粧水を重視しない考え方があります。
なぜなら、次のような、化粧水をあまり高く評価しない専門家の考えがあるからです。
- 化粧水の成分のほとんどは水であり、美容液と比べて保湿成分もあまり高い濃度で配合されていない。
- 保湿力が高い成分の代表「セラミド」は、脂溶性成分のため、化粧水よりも高濃度配合が可能な美容液で補うほうがベターである。
- 化粧水をつけすぎると、かえってお肌の水分蒸発を招くので乾燥の原因になる可能性がある。
しかし、ナールスピュアは、コラーゲンをはじめとする保湿成分ではなく、エイジングケアを強く意識して、ナールスゲン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体を成分の中心と考えました。
従来の「化粧水」に対する考え方とコンセプトの違いを明確にする上でも、「化粧水」ではなく「素肌サプリメント」と名づけたのです。
こうした思想に基づく化粧品なので、従来の化粧水の役割とは違った機能を持つナールスピュアは、「化粧水」を重視しない方にもお使いいただけるローションなのです。
5)ナールスピュアはどんなお肌の悩みによいの?
「ナールスピュアは、エイジングケアのための化粧水」です。
お肌の悩みとしては、乾燥をはじめ、さまざまなエイジングサインが気になる場合にお使いいただけます。
◎乾燥肌
乾燥肌はあらゆる肌悩みの原因です。
ナールスピュアで乾燥肌の解消を目指しましょう。
◎ほうれい線
ほうれい線の原因の1つは、お肌のコラーゲンやエラスチンが減ってしまうことです。
その結果、たるみができるのです。
ほうれい線がいま以上に目立たないためのエイジングケアを考える上で、ナールスピュアがお役に立てます。
こちらのほうれい線対策のエイジングケア化粧品の選び方もご覧ください。
◎たるみ毛穴
実は、たるみ毛穴の原因も、お肌のコラーゲンやエラスチンが減ってしまうことです。
たるみ毛穴がいま以上目立たないためのエイジングケアを考える上で、ナールスピュアがお役に立てます。
*たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策
◎くすみなど
お肌のくすみほか、キメを整えたり、ハリやツヤを取り戻したい際にも、ぜひ、ナールスピュアで透明感のあるお肌を手に入れてくださいね。
また、お肌の抗酸化を意識したエイジングケアにもお使いいただけます。
さらに、紫外線のビフォーケアやアフターケアにもピッタリの化粧水です。
日焼け止めを落とした後などに使いましょう。
*50歳になる前に!「希望」が見えるスキンケア物語~10年後、20年後もキレイな素肌でいるために~
6)ナールスピュアはどんなお肌のタイプに合うの?
ナールスピュアは、基本的には、普通肌、乾燥肌、混合肌、インナードライ肌、オイリー肌など、どんなお肌のタイプでも使えます。
特に、普通肌、オイリー肌の方には、ピッタリのローションです。
いくつかのブログやまとめサイトで、ナールスピュアは、おすすめ化粧水としてランキングされています。
乾燥肌の方には、即効性の保湿成分が少ない旧タイプのナールスピュアは最初、少し物足りないと感じる場合もあります。
それは、ナールスゲンが、素肌にはたらきかけ保湿力を発揮するまでに、1~2カ月かかるからです。
しかし、リニューアル後は、プロテオグリカンが即効性の保湿もサポートするので、十分に潤います。
それでも潤いが物足りない場合は、セラミド配合の美容液や保湿クリームなどで保湿成分を補いましょう。
混合肌の方は、ナールスピュアだけではなく、美容液や保湿クリームもあわせてお使いください。
敏感肌でビタミンC誘導体に刺激を感じる方、フェノキシエタノールで刺激を感じる方は、お使いいただかないほうが無難です。
敏感肌の方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
肌タイプ別のスキンケアの詳しい情報は、こちら
7)ナールスゲン化粧水の中のナールスピュアのランキングって?
ナールスピュア発売当初は、ナールスゲン配合化粧水はほとんどありませんでしたが、いまやナールスゲンも少しずつメジャーになりつつあり、ナールスゲン配合の化粧水も増えてきました。
ナールスピュアもブログやまとめサイトなどで、ナールスゲン化粧水のなかでランキングされるようになってきました。
多くの場合、ナールスゲン化粧品のなかでは、ナールスピュアがランキング1位になっています。
ナールスゲン化粧品やナールスゲン化粧水のランキングは、ご使用されたお客様やレビューされるブロガーさんの判断ですが、ランキング1位や上位が多いことはありがたい限りです。
最終的に、ご評価、ランキングをみての判断はお客様次第ですが、ナールスゲン化粧の選び方をまとめました。
こちらをご覧ください。
*ナールスゲン配合の化粧水の選び方で失敗しない5つのポイントとは?
8)ほかの化粧品とナールスピュアを使う順番は?
洗顔後、最初にナールスピュアを使うことをお勧めします。
よく、「ほかの洗顔後すぐに使う化粧品とナールスピュアはどちらを先に使うの?」というご質問をいただきます。
その答えは、「基本は、ナールスピュアを先にお使いください」です。
スキンケア化粧品は、最初に、水溶性成分の多いものを使って、だんだん脂溶性成分の多いものを足していくのが基本です。
ナールスピュアは、100%水溶性成分なので、洗顔後一番にお使いいただきたいアイテムです。
もし、お手持ちの化粧品が、100%水溶性成分であれば、どちらを先にお使いいただいてもかまいません。
「化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの違いとつける順番は?」も参考にしてください。
9)化粧水「ナールスピュア」は、手?コットン?どちらで使えばよいの?
正しい使い方をすれば、手でもコットンでも大丈夫です。
その理由や、手、コットンでの化粧水の正しい付け方は、こちらをご覧ください。
*化粧水をコットンで使うことはエイジングケア世代に良いの?悪いの?
また、ナールスピュアを手でつける場合は、こちらの動画をご参考にしていただければ幸いです。
*動画で視るナールスピュアの使い方
10)ナールスピュアのオススメの使い方
ナールスピュアはエイジングケアのための化粧水。
エイジングケアのための化粧水のつけ方でオススメは、美容成分が浸透しやすくなるハンドプレスや化粧水パックを行うことです。
また、化粧水をパッティングしてエイジングケアに使うなら、上手に行いましょう。きつくパッティングすると刺激になるので注意しましょう
ナールスピュアに含まれるナールスゲンやビタミンC誘導体は、イオン導入に適した美容成分です。
最近では、美顔器の1つであるイオン導入器は、美容皮膚科やクリニックだけではなく美容家電としても販売されているので手軽に入手可能になりました。
これらの成分を配合した化粧水をイオン導入で使うことは、エイジングケアには効果的です。
ただし、妊娠している場合、肌荒れがあったりバリア機能が低下している場合は、控えましょう。
11)ナールスピュアは手肌やボディケアに使ってよいの?
ナールスピュアは顔用ですが、もちろん手肌のエイジングケア、手のシワ予防などにも使えます。爪にネイルをする方もダメージがあるので、爪のケアにもおすすめです。
また、ボディの乾燥肌ケアにも使えます。かかとの保湿やひじ・ひざのお手入れにも使える化粧水です。
8.ナールスピュアの全成分を解剖する
ナールスピュアの、成り立ちは「化粧水」。容量は、120ml
なので、化粧水について知る場合や、ランキングに頼らずに化粧水を選ぶ場合には、ナールスピュアを解剖してみることで、エイジングケア化粧品成分を理解できる一助になると思います。
1)水(精製水)
ナールスピュアに配合しているのは、精製水です。
水に関しては、多くの化粧水やエイジングケア化粧品と同じく精製水を使っています。
精製水の役割は、お肌への水分補給とほかの化粧品成分を溶かすことです。
2)グリセリン
無色・透明、粘りのある水溶性の化粧品成分で、化粧水にもよく使われます。
保湿効果があります。
ナールスピュアに配合されているグリセリンは、「パーム核ヤシ油」から抽出した、精製度95%以上、高純度の国内生産のグリセリンです。
いわゆる植物由来のグリセリンの1種で、不純物が少なく安全性の高いグリセリンを使用しています。
これを「濃グリセリン」と呼びます。
3)BG(ブチレングリコール)
無色・透明で、やや粘りのある水溶性の化粧品成分。
この成分も化粧水によく使われます。
ナールスピュアは、BGを配合しています。
保湿作用とともに抗菌作用もあります。
保湿だけではなく、防腐剤の量を少なくする目的でも配合しています。
4)1,2-ヘキサンジオール
無色・透明で、水溶性の化粧品成分。
BGと同じ構造を持ち、保湿作用と抗菌作用がある成分で、BGと同じ目的で配合しています。
5)カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル
水溶性のエイジングケア化粧品成分「ナールスゲン」の表示名称です。
ナールスピュアは、ナールスゲンを推奨濃度で配合しています。
このナールスゲンは、京都大学と大阪市立大学の共同研究で開発されたエイジングケア化粧品成分です。
ナールスゲンは、お肌の細胞にはたらきかけて、お肌が本来持っている力を発揮させます。
具体的には、コラーゲンやエラスチン、HSP47というハリやツヤを保つたんぱく質をつくるのを助け、エイジングケア化粧品成分としての力を発揮します。
また、最近ではヒアルロン酸やHSP70を増やすこともわかってきました。
HSP70は、「シミを予防するHSP(ヒートショックプロテイン)の効果とは?」や「HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!」で取り上げていますが、肌の老化を予防する成分です。
つまり、コラーゲンやエラスチンを補うのではく、ナールスゲンによってお肌が本来持っている力を引き出す「新しいタイプのエイジングケア化粧品成分」です。
また、ナールスゲンは、作用のメカニズムが解明されている数少ないエイジングケア化粧品成分の1つです。
最近、わかったナールスゲンの表皮での作用を紹介します。
ナールスゲンは、GGTという酵素を阻害し、それによって体内の抗酸化物質であるグルタチオンの量を一瞬低下させ、それに反応して線維芽細胞が活性化するというものです。
しかし、表皮の細胞(角化細胞)では、違ったはたらきがあるのです。
ナールスゲンを角化細胞に与えると、グルタチオンの量は、すぐに増えます。
そして、その効果は数時間以上継続します。
また、ナールスゲンを角化細胞に与えると、その遊走能を高める、つまり、お肌が傷ついたときに、その治りを早めるはたらきをします。
このようなことから、ナールスゲンには、ターンオーバーをサポートし、バリア機能の維持をサポートすることも期待できるのです。
**********************************************
ここで、ナールスゲンの5つの特徴をまとめます。
①分子量331ダルトンという極めて小さな水溶性成分
小さな分子量のナールスゲンは、お肌の角層の奥までしっかり浸透します。
②真皮の線維芽細胞を活性化し、真皮のコラーゲン、エラスチン、HSP47を増やします
コラーゲンを2倍以上、エラスチンを約1.5倍、HSP47を約1.3倍に増やすはたらきがあります。
また、ビタミンCとともに使うことで、相加効果があることがわかっています。
ナールスゲンとコラーゲンとの関係の解説はこちら
③お肌の水分量を維持するはたらき
さきほど説明したとおり、ナールスゲンは、細胞自身が本来持っている保湿力を整えることで、お肌にハリやツヤをもたらすことが示されました。
④表皮の傷の治癒を助けるはたらき
ナールスゲンは、実験で角化細胞を増やすはたらきも示されています。
つまり、線維芽細胞と角化細胞を増やすことで、傷の治癒をサポートする可能性が期待されています。
⑤紫外線による光老化を抑えるはたらき
紫外線は、お肌の活性酸素によるダメージを与え、光老化をもたらします。
ナールスゲンは、抗酸化作用で線維芽細胞を守り、光老化を抑制します。
**********************************************
ナールスゲンについては、下記に詳しく記載していますので、どうぞご参考にしてください。
*大学発エイジングケア化粧品成分ナールスゲンは10の特徴で美肌を導く
*大学発エイジングケア化粧品成分ナールスゲンの作用メカニズムは?
6)アスコルビルリン酸Na
水溶性のエイジングケア化粧品成分。
短時間でお肌に吸収される即効性の高いビタミンC誘導体です。
コラーゲンをつくるのを助ける成分です。
また、ナールスゲンと一緒に使うと、相乗効果があることも実験でわかっています。
水溶性ビタミンC誘導体についての詳しい情報は、「水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?」をご覧ください。
7)トコフェリルリン酸Na
水溶性のエイジングケア化粧品成分。
油状のビタミンE(DL-α-トコフェロール)にリン酸基を加えて、世界で初めて水溶性にしたビタミンE誘導体です。
抗酸化作用があり、血行の促進をサポートします。
ビタミンE誘導体について詳しくは、「ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naは化粧水にも配合できる成分」をご覧ください。
8)パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na
通称APPS(アプレシエ)と呼ばれる両親媒性のビタミンC誘導体です。
従来のビタミンC誘導体を改良し、浸透性を高め刺激性を低くしたものです。
最近、人気がありさまざまなエイジングケア化粧水、ビタミンC誘導体化粧水に配合されます。
APPSについての詳しい情報は、「APPS(アプレシエ)化粧水の選び方とおすすめは?」をご覧ください。
9)水溶性プロテオグリカン
弘前大学と産業界が協力してできた保湿成分です。
優れた保湿効果があり、EGF(上皮成長因子)様作用でコラーゲンを増やすはたらき、ヒアルロン酸を増やすはたらきがあります
さらに、抗炎症作用と抗酸化作用もあります。
プロテオグリカンについて詳しくは、「プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!」をご覧ください。
10)PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン
ウィルブライドS-753と呼ばれる水性保湿油という新しいコンセプトの成分です。
油にも水にも溶ける両親媒性を持っています。
肌なじみがよくてべたつかず、安全性が高いことが特徴です。
水溶性ビタミンC誘導体等の経皮吸収を促進する作用もあります。
11)ベタイン
水溶性の化粧品成分。
非常に低刺激で、テクスチャーはさらっとしています。
12)フェノキシエタノール
フェノキシエタノールは、もともと玉露に含まれている揮発成分として発見されました。
低濃度で抗菌作用を発揮し、パラベンが効きにくい微生物にも効果があります。
一方で、パラベンより殺菌力が劣ります。
ナールスピュアには、低濃度でフェノキシエタノールを配合しています。
13)ナールスピュアのまとめ
ナールスピュアを特徴づけているのは、次の5つの成分です。
- ナールスゲン
- パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(ビタミンC誘導体)
- アスコルビルリン酸Na(ビタミンC誘導体)
- トコフェリルリン酸Na(ビタミンE誘導体)
- プロテオグリカン
そのため、ナールスピュアは、非常に理解しやすい化粧水タイプの製品です。
- エビデンスのあるエイジングケア化粧水を試したい
- 保湿は美容液や保湿クリームを使うので、エイジングケアを重視したい
- 抗酸化作用で紫外線のビフォーケアやアフターケアも考えたい
- 抗酸化成分でお肌が錆びないエイジングケアを心がけたい
- コラーゲン、エラスチン、HSPにアプローチする化粧品を使いたい
とお考えなら、ぜひ、お試しいただきたいエイジングケア化粧品です。
ナールスピュアの詳しい情報は、こちら
エイジングケア化粧水の中身を理解するための事例として、ナールスゲン配合エイジングケアローションである「ナールスピュア」を取り上げました。
化粧品成分の種類が多くないとはいっても、聞きなれない名前も多いですよね。
少しずつでも化粧品成分を理解すれば、「化粧水」の理解も深まります。お役に立てれば幸いです。
続いて、ランキングを活用する上で大切な化粧水の知識全般についての情報をまとめました。
1つひとつのタイトルに詳しい情報がありますので、より深く知りたい場合は、それぞれの記事をお読みください。
<参考書籍>
9.まとめ
「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」をお届けしました。
この記事の前半では、化粧水をランキングに頼らず選ぶためのポイントをご紹介しました。
また、敏感肌やほうれい線のための化粧水、美白化粧水、さらにはメンズのための化粧水の選び方の記事を紹介しました。
さまざまな記事をご参考に、あなたご自身のランキング1位の化粧水を見つけていただければ幸いです。
また、後半では、@cosme(アットコスメ)の化粧水ランキング1位を獲得したナールスゲン配合エイジングケア化粧水である「ナールスピュア」を事例に、その中身を深く解説しました。
ナールスピュアがどんな想いで開発された化粧品なのかをご理解いただけたのではないでしょうか?
なお、乾燥肌の対策はすべてのエイジングケアの基本です。
ぜひ、「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」もあわせてお読みくださいね。
この記事「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」が、エイジングケア世代の女性の化粧水選びのお役に立てば幸いです。
@コスメ化粧水ランキング1位獲得「ナールスピュア」の詳しい情報は、こちら。
エイジングケア化粧品の選び方のコツ知りたい場合は、こちらをご覧ください。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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