化粧水のつけ方の方法の1つにハンドプレスがあります。
ハンドプレスは上手に行えば、エイジングケアにとってもプラスですが、間違った方法で行えばお肌にダメージを与えることもあります。
この記事では、化粧水やローションによるハンドプレスの効果や正しい方法をご紹介します。
- ハンドプレスとは、化粧水をつける際、お肌を手で優しく押して化粧水の浸透を上げる方法の1つです。正しい方法で行うことで美肌をキープできます。
- ハンドプレスは、パッティングよりもお肌への刺激が少ないため、人気が高まりつつあります。エイジングケア世代におすすめです。
- ハンドプレスにはメリットばかりではなく、デメリットもあるのでその点を理解しましょう。手間がかかることや上手に行わないとかえって刺激になることなどがデメリットです。
- ハンドプレスは刺激が少ない方法ですが、まったくリスクがないわけではありませので、正しく行うことが大切です。正しい方法をマスターしましょう。
- ハンドプレスを上手に行えば、エイジングケアの強い味方になりますが、敏感肌やインナードライ肌など避けたほうがよい場合もあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.ハンドプレスで美肌になりたいあなたへ
「化粧水はハンドプレスで浸透力や保湿効果が高まるって本当?」をお届けします。
最近、化粧水のつけ方で増えてきているのが「ハンドプレス」。
正しく行えば、お肌の保湿に大きなメリットがあります。
つまり、化粧水の役割やはたらきが十分発揮できるのです。
だから、ハンドプレスは、エイジングケア化粧品を使う方にとっても、上手に取り入れていただきたい美肌になる方法の1つです。
化粧水のランキングをチェックして選んだり、口コミで評価したりすることには熱心でも、化粧水の使い方やつけ方にはあまり興味がない方もいるかもしれません。
しかし、いくら高機能なエイジングケア化粧水を選んでも、正しい使い方や、つけ方をしなければ、その効果は半減してしまいます。
そこで、今回は、化粧水のつけ方の1つであるハンドプレスについて詳しく取り上げます。また、ハンドプレスにおすすめのエイジングケア化粧水をご紹介します。
「ハンドプレスって何なの?正しいやり方が知りたい!」
「ハンドプレスで浸透力や保湿効果が高まるのは本当?」
「エイジングケアの観点では、ハンドプレスはよい方法なの?」
「メリットだけではなくデメリットはない?教えて欲しい!」
「ハンドプレスは、パッティングと比べてどうなの?コットンとは?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みください。
なお、化粧水の使い方全般については、「化粧水の使い方・つけ方で美肌効果アップ!上手なエイジングケア」をご覧ください。
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<ハンドプレスでの使い方をこちらの動画でチェック!>
*ナールスゲン配合エイジングケア化粧品「ナールスピュア」の使い方
*本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
2.ハンドプレスのメリット・デメリット
ハンドプレスとはどんな方法か、また、化粧水や美容液、乳液でハンドプレスを行う際のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
1)ハンドプレスとは?
ハンドプレスとは、英語で「Hand Press」。
手の平などで押さえることです。
保湿化粧水や乳液などの化粧品を顔につけるとき、お肌を押さえながら、深くまで美容成分が浸透するようになじませる方法がハンドプレスです。
正しく行えばお肌に優しい方法ですが、誤ったやり方では肌を傷つけるリスクもある方法です。
2)ハンドプレスのメリットは?
①ハンドプレスの3つメリット
化粧水のハンドプレスを行うメリットは、次のように考えられています。
②どんな効果が期待できる?
しっかりと美容成分がお肌に届くことで、肌のキメが整い透明感のあるお肌がキープでき、ハリやツヤを取り戻すことが期待できるのです。
だから、ハンドプレスで改善できる肌悩みとしては、乾燥肌が原因のくすみや小じわなどが挙げられます。
また、角質肥厚でお肌がごわごわの場合は、乾燥肌が改善してお肌を柔らかくすることが期待できます。
手でお肌を密閉することで、化粧水の成分が浸透しやすくなることが理論的根拠です。
お肌を密閉するハンドプレスによって、美容成分の浸透力を高める可能性があることは納得感があります。
③ハンドプレスはパッティングやコットンより優しいスキンシップ
また、手でお肌をしっかり触ることで自分自身のスキンシップにもなりそうですね。
さらに、ターンオーバーの正常化にもよい効果が出てきます。
とはいっても、もともと分子量の大きな美容成分がお肌のなかに浸透するわけではありませんし、保湿成分の効果そのものが高まるわけではありません。
化粧水そのものが持っている可能性を十分に引き出すことがハンドプレスのメリットです。
また、化粧水のパッティングとの比較になりますが、ハンドプレスのほうが刺激になるリスクが少ないこともメリットの1つです。
この刺激になるリスクの少なさが、パッティングよりハンドプレスの人気が高まっている理由です。
もちろん、コットンで化粧水をつけるよりもハンドプレスは優しい方法です。
なお、化粧水のパッティングやコットンでつける方法についての詳しい情報は、「化粧水のパッティングは、エイジングケアにとって良いつけ方?」と「化粧水をコットンで使うことはエイジングケア世代に良いの?悪いの?」をご覧ください。
3)ハンドプレスのデメリット
では、ハンドプレスにデメリットはあるのでしょうか?
①手間がかかることがデメリット
まず1つ目は、手間がかかってしまうこと。
ハンドプレスは、一度で顔全体ではできませんから、パーツごとにハンドプレスを行います。
したがって、普通に化粧水をつけるよりも時間がかかってしまいます。
もちろん、その時間そのものをスキンシップの時間として楽しめれば、デメリットにはなりませんが、忙しい場合には、ハンドプレスはデメリットとなってしまいます。
②やり方次第で刺激がある
もう1つは、やり方次第で刺激になるリスクがあることです。
パッティングに比べると刺激のリスクは低いのですが、きつく押し当てたり、荒っぽく行うことで、お肌の角質にダメージを与えるリスクもあるのです。
さらに、夏などの季節に長時間ハンドプレスを行うと、水分過剰となってお肌がふやけてしまうこともあります。
ほかにも、メイクがうまく乗らなかったり、化粧崩れがしやすくなることもあります。
このようにハンドプレスにはデメリットもありますが、多くはやり方でカバーすることが可能です。
3.ハンドプレスの正しい進め方
では、実際、ハンドプレスはどのように進めればよいのでしょうか?
といっても、ハンドプレスは難しいものではありません。
また、冷え性などで手が冷たい人は、お湯で手を温めることもオススメです。
1)適量の化粧水を手にとる
化粧水を適量とって、両手になじませてから顔をプレスします。
または、先に指で顔につけた後に、両手でプレスする方法があります。
どちらも効果は変わりません。
冬など化粧水が冷たく感じる場合は、手の平で化粧水を温めてから行いましょう。
2)パーツ別に行う
ハンドプレスは、一度に顔のすべてのパーツで行うことはできません。
まず、頬を中心にスタートし、その後、目元・口元(O、ゾーン)そしてTゾーンである額の順番にパーツ別で行います。
各パーツを10秒程度、優しくハンドプレスしましょう。
目元や口元などお肌の薄い場所は特に優しくハンドプレスを行います。
最後にフェイスラインなどのUゾーン、つまり顔の端もハンドプレスすることで、顔全体に美容成分を浸透させましょう。
3)気になるパーツは念入りにハンドプレスする
手の平、または指の腹をお肌にしっかり密着させて、パーツごとに5~10秒程度ハンドプレスします。
エイジングサインが気になるパーツなら長めに15秒程度行ってもよいでしょう。
4)ハンドプレスはゆっくり、やさしく行うことがポイント
ハンドプレスは、押し込むのではなく、手のひらや指を肌に密着させてソフトタッチで行うことがポイントです。
押し当てるときも手や指を離すときも、刺激にならないようにゆっくり行いましょう。
ハンドプレスは、手で顔を包み込むことで化粧水パックやフェイスマスクのような効果が期待できる方法です。
5)エイジングケアのためのハンドプレス
ほうれい線やしわなど気になるパーツがある場合は、ナールスゲンやネオダーミルなどのエイジングケア化粧品成分が配合されたエイジングケア化粧水やエイジングケア美容液で長めにハンドプレスしたり、数回繰り返すこともオススメの方法です。
目の下のくま、目の下のたるみなどの場合も同様ですが、こちらは指で優しく押さえましょう。
4.エイジングケアの視点で考えるハンドプレス
浸透力アップ、保湿効果のアップ、自分自身とのスキンシップなどの点でメリットのあるハンドプレスですが、エイジングケアの視点から注意すべきポイントはどんなことでしょうか?
1)ハンドプレスで避けたい成分
1つは浸透力が高まることによる刺激のデメリットが考えられます。
年齢を重ねることで、だれでもお肌のバリア機能が低下してきます。
そこに刺激のある成分をハンドプレスすると、余計に刺激を感じてしまうリスクが高まるのです。
具体的には、アルコールや防腐剤(パラベンやフェノキシエタノール)、PG、DPGなどで刺激を感じてしまうリスクが高まるのです。
ハンドプレスには、アルコールフリー化粧水など刺激のある成分が無添加の化粧水を使いましょう。
2)ハンドプレスにオススメの化粧水
もとから刺激の少ない成分や、低分子ではない成分の場合は過度な心配は不要です。
たとえば、セラミドはバリア機能の維持に必要な油分で刺激も少ないので心配はありません。
ただし、セラミドは化粧水よりも、セラミド配合美容液やセラミドクリームの方が効果的なので、ハンドプレスも美容液やクリームで試しましょう。
また、ナールスゲン、プロテオグリカン、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなども刺激の低い保湿成分なので、あまり心配する必要はありません。
特に、エイジングケアの効果も期待できるプロテオグリカン化粧水やナールスゲン化粧水がおすすめです。
3)ハンドプレスで注意したい化粧水
一方、ビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリルなど)、ビタミンC誘導体(APPS、VCエチル)などは刺激のある成分です。
だから、これらのエイジングケア化粧品成分が配合された化粧水や化粧品の場合は、次のようなこともエイジングケアの工夫の1つです。
- ハンドプレスの時間は少なめにする
目元や口元のお肌は皮膚が薄いのでハンドプレスを避ける
ビタミンC誘導体化粧水は、美白化粧水としてシミ対策に使われたり、酸化の予防、ニキビ、毛穴の開きや黒ずみの改善にもよく使われます。
しかし、ハンドプレスには慎重になりたい化粧水です。
もちろん、お肌が丈夫であればハンドプレスを行っても構いませんが、年齢を重ねるごとに慎重になりましょう。
4)肌質や年齢によっては控える
肌質によっては、ハンドプレスを控えたほうがよい場合があります。
一方、混合肌やゆらぎ肌なら要注意で、乾燥肌がひどい場合や、インナードライ、大人ニキビで炎症がある場合、肌荒れ、敏感肌、乾燥性敏感肌の場合は、避けたほうがよいでしょう。
また、高齢者で乾燥肌の場合もハンドプレスは慎重になる必要があります。
角質肥厚などでお肌がゴワゴワの場合はよいのですが、赤みや乾燥によるかゆみがある乾燥肌の場合は、控えましょう。
5)皮膚病のある方は控える
アレルギーや乾燥肌が原因となる皮膚の病気には、花粉症皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾皮症、老人性乾皮症、乾燥性皮膚炎などがあります。
こうした場合は、ハンドプレスを行うことは控えましょう。
症状が気になる場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
6)ハンドプレス後の摩擦に注意
ハンドプレスは化粧水だけでなく、乳液や美容液、保湿クリームなどでも可能です。
これらを一緒に使う場合は、最後のアイテムの後でハンドプレスをしましょう。
また、ハンドプレスの直後は、浸透効果でお肌がより柔らかい状態になります。
そんなお肌を確かめるために何度も触れると、刺激になってお肌を傷付けるリスクが高まります。
スキンシップは過度にならないように注意しましょう。
7)リラックスしてハンドプレスを
ハンドプレスは少し手間のかかる方法です。せっかくやるのなら楽しんでやることが大切。ぜひ、リラックスして行いましょう。
音楽にはストレスを軽減する効果もあるので、音楽を聴きながらハンドプレスをおこなうのもおすすめです。
5.ハンドプレスにオススメのエイジングケア化粧水
ハンドプレスにおすすめの化粧水が、ナールスゲン配合のエイジングケア化粧水「ナールスピュア」。
乾燥肌対策だけでなく、しわやほうれい線、たるみ毛穴などエイジングサインの予防対策にピッタリなエイジングケア化粧水です。
その特徴は、次のとおりで、30代や40代のエイジングケアにハンドプレスで使いたい化粧水です。
- ナールスゲンを推奨濃度で配合することにより、しっかりお肌に浸透し、エイジングケアをサポート
- 両親媒性ビタミンビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)配合による美肌効果
- 高保湿成分プロテオグリカンやウイルブライドS-753配合による高い保湿効果
- ビタミンE誘導体で肌荒れなどを防ぐ
- アルコールフリー、無香料、無着色料、オイルフリー、界面活性剤完全フリー
ただし、ビタミンC誘導体を配合しています。
高濃度ではありませんが、敏感肌の場合にはハンドプレスは控えてくださいね。
なお、さまざまな化粧品成分のはたらきは、次の表を参考にしてください。
<エイジングケア化粧品成分のはたらき>
6.まとめ
化粧水でハンドプレスを行う場合のメリットとデメリット、エイジングケアでハンドプレス行う場合の注意点などを紹介しました。
いかがだったでしょうか。
ハンドプレスは、パッティングに変わって、最近、人気の化粧水のつけ方です。
それは、ハンドプレスが、パッティングに比較して刺激となるリスクが低いからです。
また、化粧水をコットンでつけるよりも、ハンドプレスは刺激がありません。
そんなハンドプレスは、上手に行えばエイジングケアの強い味方です。
しかし、やり方を間違ったり、やるべきでないときにやってしまうと、エイジングケアにとってマイナスです。
ぜひ、正しいハンドプレスの方法を理解して、健やかでエイジレスな美肌のために活用していただければ幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ)
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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