あなたは、アミノ酸化粧水という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
最近では、エイジングケアにアミノ酸化粧水を取り入れるのが人気になりつつあります。
その理由は?なぜ、エイジングケアに効果的なの?また、安全性は?
この記事では、そんなアミノ酸化粧水の特徴やメリット、デメリットに迫ります。
- アミノ酸は、人のからだの20%を占めるたんぱく質の元で、生命活動にはなくてはならない成分です。また、肌の角質層の天然保湿因子(NMF)の半分近くを占める保湿にも大切な成分です。化粧水など化粧品もたくさんの種類があります。
- アミノ酸化粧水とは、そんなアミノ酸またはアミノ酸誘導体が配合された化粧水です。ただし、アミノ酸には種類がたくさんあるので、1つ1つの名称で全成分表示に記載されます。
- アミノ酸の化粧水成分としてのはたらきは、保湿です。メリットとしては、分子が小さくお肌に浸透しやすい、刺激性が少ない、イオン導入に適していることなどです。
- アミノ酸の保湿力は、水分を吸着することで発揮されます。保湿力はそれほど高くはないので、ヒアルロン酸やコラーゲンなどほかの保湿成分を補うことで保湿を強化しましょう。
- アミノ酸化粧水による保湿で乾燥肌対策は可能です。しかし、それだけでスキンケアやエイジングケアを考えるのではなく、肌悩みや季節などを考慮していくつかのアイテムを組み合わせることが大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.アミノ酸化粧水を上手に選んでエイジングケアを始めたいあなたへ
「アミノ酸化粧水で美肌になる!効果とエイジングケアのメリットは?」をお届けします。
エイジングケア世代の女性だけでなく、多くの方に馴染みのあるアミノ酸。
スポーツ飲料やサプリメントでもよくその名を聞きますね。
最近では、エイジングケア化粧品などでもアミノ酸配合のものが市販されています。
美肌への意識の高い女性はすでにご存知だと思いますが、とくに、アミノ酸化粧水の人気は高くなりつつあり、その種類も増えています。
たとえば、松山油脂の「M-markアミノ酸浸透水」やETVOS「モイスチャライジングローション」、ミノン「アミノモイスト モイストチャージ ローション」などが有名です。
もうすでに、そんなアミノ酸化粧水をお使いの方もいらっしゃるでしょうし、これから使おうとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、どちらの方にも役立つアミノ酸化粧水の効果や安全性、メリット、デメリットなどの情報をお届けします。
また、エイジングケアにおすすめのアミノ酸誘導体配合化粧水をご紹介します。
「そもそもアミノ酸って何?化粧水に入れてよいの?」
「化粧品成分としてのアミノ酸の役割は?また、効果は?」
「アミノ酸化粧水ってエイジングケアに使えるの?何がよいの?」
「アミノ酸化粧水の選び方やメリットは?どんな肌悩みに使えるの?」
「アミノ酸化粧水にデメリットはあるの?刺激はないの?」
などが知りたい方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
<アミノ酸化粧水でエイジングケアを始めるなら!>
京都大学発!
アミノ酸誘導体「ナールスゲン」配合エイジングケア化粧水「ナールスピュア」
*本当にキレイになれる!動画「ナールス60日間美肌プログラム」とは?
<参考記事>
人気・おすすめのアミノ酸配合化粧水20選で美肌&エイジングケア
2.そもそもアミノ酸とは?
アミノ酸化粧水の前に、アミノ酸についてご紹介します。
1)アミノ酸とは?
アミノ酸という言葉を聞いたことのない方はいないでしょう。
でも、「アミノ酸って何?」と聞かれると、正しく答えられる方は少ないのではないでしょうか?
簡単にいえば、アミノ酸とは、私たち人間のからだの成分である「たんぱく質」の原料となっている成分です。
アミノ酸とアミノ酸は一定のルールで次々につながりますが、それをペプチド結合といいます。
ペプチド結合でつながったアミノ酸が50個未満の場合は、ペプチドと呼ばれます。
また、50個以上つながるとたんぱく質と呼ばれます。
このように、アミノ酸は、そのつながる個数で、ペプチドまたはたんぱく質と名前が変わるのです。
こうしたアミノ酸が、今では化粧水などのスキンケア製品に使えるようになっています。
2)アミノ酸とたんぱく質のはたらき
私たちのからだは、約20%がたんぱく質からできています。
水分が全体の60%程度なので、水分を除くと20%/40%となって約半分がたんぱく質でできているのです。
私たちのからだの筋肉や骨・内臓、肌(皮膚)、髪の毛、爪、血液、ホルモンなどはすべてたんぱく質が構成成分となっています。
つまり、たんぱく質は「からだをつくる源」となっているのです。
さらに、これらはからだの代謝をはじめ、人が生きるための活動のほとんどに関係しています。
このように、たんぱく質はまさに生命の源なのです。
そんなたんぱく質は、人のからだでは、アミノ酸のつながり方で約10万種類にも及びます。
3)アミノ酸の種類
ところが、そんなたんぱく質の元であるアミノ酸は、たった20種類しかありません。
この20種のアミノ酸が、私たちが生きる上では、なくてはならない成分としてはたらいているのです。
20種のアミノ酸は、私たちの体内で合成できない「必須アミノ酸」と合成できる「非必須アミノ酸」に分けられます。
必須アミノ酸は、体内で合成できないため、食べ物などから摂る必要のあるアミノ酸です。
一方、非必須アミノ酸は体内で合成できるので必ずしも食べ物から摂る必要がないものです。
①必須アミノ酸
BCAA(イソロイシン、ロイシン、バリン)、ヒスチジン、リジン(リシン) 、メチオニン、 フェニルアラニン、スレオニン(トレオニン) 、トリプトファン
最近、サプリメントで人気のあるHMBは、アミノ酸の1種であるロイシンの代謝産物です。
②非必須アミノ酸
アスパラギン、アスパラギン酸 、アラニン 、 アルギニン 、システイン・シスチン、グルタミン、 グルタミン酸 、 グリシン、プロリン、セリン、チロシン
最近、グリシンは老化症状の改善に効果があることがわかってきました。
これで、アミノ酸の全体的なお話は終わりですが、これらの多くが化粧品の成分になっています。
3.お肌のアミノ酸を知ろう!
からだにとって大切なアミノ酸やたんぱく質ですが、もちろんお肌にもあります。
アミノ酸と関係の深いお肌の成分をご紹介します。
1)天然保湿因子(NMF)はアミノ酸が約50%
まず1つ目は、表皮の角質層にある天然保湿因子(NMF)。
これは、皮脂膜、角質細胞間脂質(セラミドが約50%)と並んで保湿の3大因子と呼ばれています。
NMFは、アミノ酸(40%)、ピロリドンカルボン酸(およびその塩)(12%)、乳酸塩(12%)、尿素(7%)のほか、ミネラル塩類や有機酸(およびその塩)などの低分子の成分で組成されています。
NMFを構成するアミノ酸は、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンです。
また、ピロリドンカルボン酸もグルタミン酸からできているアミノ酸の代謝物です。
NMFは、年齢とともに減りますが、そうなるとお肌のツヤがなくなります。
後ほど詳しく取り上げますが、アミノ酸化粧水はNMFを補完する役割を果たすのです。
2)角質
表皮の角質層の最も表面でお肌を保護する角質もたんぱく質です。
角質の主成分は、「ケラチン」と呼ばれる硬タンパク質の一種です。
ケラチンは、シスチンのペプチド結合などでできていて、角質以外でも、髪の毛、爪(ツメ)などの成分です。
3)コラーゲンとエラスチン
真皮にあるコラーゲンやエラスチンもたんぱく質なので、その主成分はアミノ酸です。
コラーゲンやエラスチンは、お肌のハリや弾力の源となる成分ですが、これらもその大元はアミノ酸なのです。
コラーゲンは、グリシン、プロリン、アラニンが主成分です。
また、コラーゲンに特異的なアミノ酸として、ヒドロキシプロリンがあります。
エラスチンは、ロイシン、アラニン、グリシン、プロリン、バリンが主成分です。
また、エラスチンに特異的なアミノ酸として、デスモシンとイソデスモシンがあります。
コラーゲンやエラスチンが減るとお肌の弾力は衰え、たるみによる肌悩みであるほうれい線、シワ、たるみ毛穴などの原因となるので、コラーゲンやエラスチンの元であるアミノ酸を食べ物などから摂ることが大切です。
もちろん、コラーゲンやエラスチンをサプリメントでも摂ることができますが、代謝を受けてペプチドやアミノ酸にまで分解されるので、そのままお肌やからだでコラーゲンやエラスチンになるわけではありません。
美肌のためには食べ物が大切なのです。
4.化粧品成分としてのアミノ酸とそのはらたきの基本
ここまでの説明でアミノ酸が、からだにとってもお肌にとっても、とても大切な成分であることがおわかりいただけたのではないでしょうか?
では、次に化粧品成分としてのアミノ酸の種類やはたらきを考えてみましょう。
1)化粧水に含まれるアミノ酸とは?
化粧品成分としてのアミノ酸は、水溶性成分でヒューメクタントの1種です。
つまり、化粧水に使いやすい水を吸着して保水する成分です。
パッケージなどに成分名が記載される「全成分表示」の際は、「アミノ酸」として記載されるのではなく、1つ1つのアミノ酸の名前が記載されます。
さきほど、アミノ酸の種類をご紹介しましたが、化粧品、化粧水に含まれるアミノ酸の種類には、ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニン、PCA-Naなどがあります。
2)化粧水に含まれるアミノ酸のはたらきは?
化粧品成分としてのアミノ酸は、水溶性の成分なので、化粧水にはとても相性のよい成分です。
その基本的なはたらきは、お肌のうるおいを与えること、つまり保湿です。
保湿成分の水分保持の方法には、「水分を挟みこむ」「水分を抱え込む」「水分を吸着する」という3つのタイプがありますが、アミノ酸は水分を吸着することでお肌にうるおいをもたらします。
そのため、アミノ酸化粧水は、お肌の乾燥対策、肌のくすみ(乾燥によるくすみ)、乾燥による小じわなどの対策に使われます。
3)代表的なアミノ酸の作用
アミノ酸化粧水などに配合される代表的なアミノ酸の作用を簡単にご紹介します。
①BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)
ターンオーバーの正常化をサポートするはらきがあるので、シミ対策としても使えるアミノ酸成分です。
また、BCAAはコラーゲンの合成もサポートします。
これらのアミノ酸とビタミンC誘導体を同時に使うことは、エイジングケアでもシミ対策でも有効な方法です。
②セリン
天然保湿成分(NMF)を構成しているアミノ酸の1つで、お肌に潤いをもたらします。
③プロリン
プロリンはコラーゲンの成分であり、コラーゲンの生成を助けるアミノ酸です。
④アスパラギン
アスパラギンは、角質層の細胞分裂を促すアミノ酸です。
そのため、ターンオーバーの正常化やバリア機能の正常化を助けます。
⑤グルタミン酸
グルタミン酸には、保湿作用と角質の代謝促進作用があります。
Na(ナトリウム)を追加したグルタミン酸Naは、水溶性を高めた成分です。
そのため、保湿効果による乾燥肌の予防や改善が期待できます。
5.アミノ酸化粧水の効果とメリットとデメリット
1)アミノ酸化粧水の効果とメリット
アミノ酸化粧水のエイジングケアやスキンケアへの効果やメリットを考えてみましょう。
まず、アミノ酸は分子量が小さいのでお肌に浸透しやすいことが挙げられます。
また、お肌と同じく弱酸性で優しい成分でもあるので、アミノ酸化粧水は敏感肌などにも使いやすいことがあります。
さらに、アミノ酸は、ビタミンC誘導体やプラセンタと同じく、マイナスイオンを帯びるイオン導入にも向いた成分で、よりお肌の奥へ浸透させることが可能です。
つまり、アミノ酸化粧水はイオン導入化粧水でもあるのです。
ちなみに、美白化粧水などに配合されるトラネキサム酸は、必須アミノ酸であるリシンを元に人工合成されたアミノ酸の一種で、これもイオン導入に向いた成分です。
また、刺激も少ないので、安全な化粧水の1つです。
普通肌や脂性肌はもちろん、混合肌、乾燥肌、インナードライ肌、敏感肌、乾燥性敏感肌など肌質を選ばずに使いやすい化粧水です。
このようにアミノ酸化粧水には、美肌を目指す男性や女性にとっていくつかのメリットがあり、エイジングケア化粧品としても、またメンズ化粧水としてもよい選択肢なのです。
2)アミノ酸化粧水にデメリットはないの?
アミノ酸化粧水は、アミノ酸の性質や作用によるメリットがいくつもありますが、デメリットはないのでしょうか?
デメリットというほどの大きな問題はないのですが、セラミドやプロテオグリカン、ヒアルロン酸などと比べて保湿力がやや劣ることがデメリットの1つです。
バリア機能の正常化をサポートする化粧水ならアミノ酸だけではなく、これらの保湿成分も配合された化粧水を選びましょう。
とはいっても、実際に市販されているアミノ酸化粧水は、アミノ酸だけではなくさまざまな成分が配合されていることが多いはずです。
アミノ酸以外の成分をチェックしてアミノ酸化粧水を選ぶことで、このデメリットは問題にならなくなります。
3)エイジングケアはアミノ酸化粧水だけに頼らない
これはアミノ酸化粧水のことだけではなく、ほかの化粧水やエイジングケア化粧水でも同じですが、スキンケアやエイジングケアをそれだけに頼るのはオススメできません。
なぜなら、アミノ酸化粧水をはじめ化粧水には油性の保湿成分の配合が少ないからです。
油性の保湿成分には、シアバターやスクワラン、美容オイルなどの「水分の蒸発を防ぐ」保湿成分(エモリエント剤)がありますが、化粧水にはこれらの成分が配合されるケースは少なく、配合されても微量です。
したがって、アミノ酸化粧水がどんなによいものであっても、これ1つで保湿やエイジングケアが完了するものではなく、肌質や肌状態、季節に応じて、美容液や乳液、保湿クリームなどを使うことも大切です。
6.アミノ酸誘導体化粧水の選び方
ここからは、アミノ酸化粧水の選び方とオススメのアミノ酸化粧水のご紹介です。
肌質や種類から考える化粧水の選び方は、「エイジングケア化粧水の選び方のコツは肌質と年齢と肌悩みの3つ」や「化粧水は10種類以上も?目的別の効果とランキングに頼らない選び方! 」を参考にしてください。
1)アミノ酸化粧水の選び方の基本
先ほども触れましたが、アミノ酸化粧水は全成分表示に「アミノ酸」と表記されているのではなく、個々のアミノ酸の名前が記載されています。
だから、どんなアミノ酸が含まれているのかは、全成分表示をチェックする必要があります。
どんな種類のアミノ酸が含まれているか、何種類含まれているかなどを見ることがアミノ酸化粧水の選び方の基本です。
2)保湿重視ならほかの保湿成分をチェック
アミノ酸の保湿は、「水分を吸着する」ことで発揮されます。
だから、保湿を重視したい場合は、「水分を抱え込む」タイプの保湿成分であるヒアルロン酸やプロテオグリカン、コラーゲン、エラスチンなどがいっしょに配合されたアミノ酸化粧水を選びましょう。
セラミドは、「水分を挟み込む」ことで保湿とバリア機能を保持する成分ですが、油溶性成分なので化粧水に高濃度で配合されるケースは多くありません。
セラミドをしっかり補いたいなら、アミノ酸とセラミドが配合された化粧水よりもセラミド美容液やセラミドクリームを使いましょう。
3)エイジングケアならエイジングケア化粧品成分をチェック
アミノ酸化粧水でエイジングケアを考えたいなら水溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体であるAPPS、や両親媒性ビタミンE誘導体であるトコフェリルリン酸Naなどの抗酸化力を持つエイジングケア化粧品成分が配合されたアミノ酸化粧水がオススメです。
このほか、次の成分などを配合したアミノ酸化粧水もエイジングケアにはオススメです。
- アミノ酸を豊富に含むプラセンタエキス
- 京都大学と大阪市立大学で開発されたアミノ酸誘導体であるナールスゲン
- 線維芽細胞のエネルギーとコラーゲンやエラスチンの産生に着目し、グリセリン、水、メチルグルコシド6 リン酸(MG6P)、銅に加えて、アミノ酸であるリシンとプロリンを混合したネオダーミル
7.アミノ酸化粧水の使い方
アミノ酸化粧水といっても特別な使い方があるわけではありません。
化粧水の使い方については、「化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア」や「化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割の違いとつける順番は?」で詳しく取り上げていますので、ここでは簡単にポイントをご紹介します。
アミノ酸が小さな分子であること、マイナスイオンを帯びるなどの性質を活かした使い方のポイントです。
1)アミノ酸化粧水はイオン導入や化粧水パックで実感アップ
アミノ酸化粧水は、イオン導入でお肌の奥まで浸透します。
ほかにもビタミンC誘導体、プラセンタ、ナールスゲンやトラネキサム酸などのアミノ酸誘導体もイオン導入に向く成分なので、一緒に配合している場合はエイジングケア効果の実感アップが期待できます。
また、化粧水パックもイオン導入器による美容効果ほどではないにしても、浸透がアップするので試してみたい方法の1つです。
たとえば、お肌がごわごわする角質肥厚の場合やお肌のくすみが目立つ場合に試してみてはいかがでしょうか。
ただし、お肌の奥まで浸透することは刺激などが強くなるリスクがあるので、肌荒れやニキビ、大人ニキビなどでお肌の状態がよくないとき、敏感肌の方は控えましょう。
2)エイジングケアならコットンより手で使う
化粧水は、正しい方法ならコットンで使うことが悪いわけではありません。
ただ、お肌の状態を確かめたり、刺激を少なくする点では手で使うほうが好ましいといえます。
エイジングケアの観点では、アミノ酸化粧水を手で使うことをオススメします。
3)パッティングよりハンドプレス
アミノ酸化粧水に限らず化粧水は、刺激を少なくする上ではパッティングではなく、ハンドプレスがオススメです。
アミノ酸化粧水をつけて、両手で顔を優しくハンドプレスしましょう。
4)バシャバシャ使わない
アミノ酸化粧水をはじめ化粧水をバシャバシャと大量に使うことは、お肌にもお財布にも優しくありません。
なぜなら、使い過ぎは水が蒸発する際に、お肌の保湿成分も一緒に肌内部から外へ出してしまうリスクがあるから。
どんな化粧品も適量に使うことが大切です。
8.化粧水におすすめのアミノ酸誘導体「ナールスゲン」
1)京都大学発「ナールスゲン」は、アミノ酸の仲間
さきほどナールスゲンがアミノ酸誘導体であることに少し触れました。
アミノ酸誘導体とは、簡単にいえばアミノ酸とほぼ同じ化学構造をもち、アミノ酸に近い特徴を発揮する成分のことです。
だからナールスゲンは、アミノ酸と似た特徴があります。
さらに、ナールスゲンはほかのアミノ酸にはない、エイジングケアにとって好ましい作用をもっているのです。
2)ナールスゲンの特徴
その特徴は、次のとおりです。
①肌弾力の源「コラーゲン」などを増やす
ナールスゲンは、次の成分を増やすはたらきがあります。
- コラーゲンを2倍以上
- エラスチンを約5倍
- HSP47を約3倍
- シミを防ぐHSP70
- ヒアルロン酸
②肌の角質層の奥深くまで、じっくり浸透
ナールスゲンは、分子量331.26ドルトンというとても小さなアミノ酸誘導体なので、
角質層の奥深くまでじっくり浸透します。
③ビタミンCとの相乗効果で、さらにコラーゲンをアップ
ナールスゲンは、ビタミンCと一緒に使うことで、相加効果があることがわかっています。
ナールスゲン+ビタミンCを一緒に使えば、それぞれを単独で使うより多くのコラーゲンを増やすのです。
④しっかり保湿力を発揮
アミノ酸誘導体であるナールスゲンには、エイジングケアの基本的なはたらきである保湿効果があります。
水分を吸着することで、保湿力を発揮するのです。
⑤紫外線によるダメージである「光老化」を防ぐ
紫外線は、お肌の活性酸素を増やしてダメージを与え、お肌を酸化させます。
その結果、線維芽細胞を死滅させ、コラーゲンやエラスチンを劣化させるのです。
紫外線によるお肌の老化を「光老化」といいますが、ナールスゲンは、基礎実験で紫外線のダメージを軽減することがわかっています。
⑥抗酸化成分グルタチオンを増やす
ナールスゲンは、基礎実験により、表皮のグルタチオンの量を増やすことがわかっています。
グルタチオンは、人のからだやお肌に備わっているとても抗酸化作用の高いアミノ酸でできた成分です。
⑦刺激性がなく安全
ナールスゲンは、刺激性のない安全なエイジングケア化粧品成分です。
「化粧品の安全性評価に関する指針」(日本化粧品工業連合会)に基づく試験で、毒性、刺激性は認められませんでした。
また、4つの追加試験でもヒトや細胞で毒性は認められませんでした。
ナールスゲンは、こうしたエイジングケアにとってウレシイ効果のあるアミノ酸誘導体であり、ナールスゲン配合化粧水もアミノ酸化粧水の1つといえます。
9.ナールスピュアはおすすめのアミノ酸化粧水
ナールスゲン配合のエイジングケアローションであるナールスピュアは、エイジングケアにオススメのアミノ酸化粧水の1つです。
@cosme(アットコスメ)で化粧水ランキング1位になったこともあり、500以上の口コミやレビューを集めています。
そんなナールスピュアの特徴は次のとおりです。
そのポイントは、次のとおりです。
ナールスゲンに加えて、今話題のヒト幹細胞培養液(純国産)、ナイアシンミド、3種のビタミンC誘導体(APPS、セラミドプロモーター、アスコルビルリン酸Na)、プロテオグリカン、CICA(ツボクサエキス)などの贅沢な美肌成分を配合。
しわやほうれい線、たるみ毛穴、くすみなどエイジングサインの予防美容などエイジングケアをしながら、肌荒れの予防にも使いやすいアミノ酸化粧水です。
ナールスゲンを推奨濃度で配合することによって、しっかりお肌に浸透し、エイジングケアをサポートします。
アルコールフリー、香料・着色料・鉱物油、界面活性剤などエイジングケアに不要な成分無添加で、安心の処方です。
<全成分>
水、BG、グリセリン、ベタイン、1,2-ヘキサンジオール、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、PCA-Na、ヒトサイタイ血幹細胞順化培養液、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル、アスコルビルリン酸Na、トコフェリルリン酸Na、ナイアシンミド、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、ツボクサエキス、水溶性プロテオグリカン、フェノキシエタノール
<参考記事>
10.アミノ酸化粧水に関するよくある質問
Q1.アミノ酸の化粧水の特徴は?
アミノ酸は、分子がとても小さく肌に浸透しやすいためアミノ酸化粧水も肌へ浸透しやすい特徴があります。
また、アミノ酸は水溶性なので化粧と相性が良いです。
Q2.アミノ酸浸透水とは何ですか?
アミノ酸浸透水とアミノ酸化粧水には本質的に違いはありません。
つまり、アミノ酸浸透水はアミノ酸化粧水の1種です。
松山油脂株式会社は、「アミノ酸浸透水を肌の潤いを保持する天然保湿因子の組成に合わせてアミノ酸とその代謝物を配合した化粧水」と定義しています。
Q3.アミノ酸を肌に塗るとどんな効果があるの?
アミノ酸には保湿力があるので、角層の潤いを保ちバリア能を維持させる効果があります。 その結果、乾燥肌の予防や肌の肌理(キメ)を整えたり、。ツヤをアップさせます。
Q4.アミノ酸化粧水は弱酸性ですか?
アミノ酸は、弱酸性です。そのため、アミノ酸化粧水は、刺激が小さく皮膚常在菌バランスを崩しません。
肌の状態を弱酸性に保つことはスキンケアやエイジングケアの基本です。
<参考記事>
Q5.アミノ酸化粧水が効果なしとは本当ですか?
アミノ酸化粧水はあくまで化粧水なので、保湿ケアや乾燥による肌悩みの予防やケアに効果を発揮します。
アミノ酸化粧水は、深いシワやほうれい線などには効果がありません。
これはアミノ酸化粧水に限らず、どんな化粧品も同じです。
11.まとめ
アミノ酸化粧水についてその特徴やメリット、デメリットをご紹介しました。
また、アミノ酸の化粧水の選び方や使い方についてもご紹介しました。
いかがでしたか?
これで、アミノ酸化粧水を上手にエイジングケアに取り入れるコツをつかめたのではないでしょうか?
アミノ酸は水溶性の保湿成分で、刺激もなく使いやすいことがメリット。
だから、さまざまな化粧水に配合されます。
一方、それほど保湿力が強くないことがデメリットです。
だから、ほかの保湿成分と一緒に配合されます。
ぜひ、アミノ酸化粧水で美肌を手に入れてくださいね。
この記事「アミノ酸化粧水で美肌になる!効果とエイジングケアのメリットは?」が、あなたのエイジングケアのお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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