あなたは、美肌やエイジングケアのためにアルコールフリーの化粧水を選んでいますか?
もし、そうならそれは正しい選択肢の1つです。
なぜなら、アルコールには揮発性があるので、お肌を乾燥させるリスクがあるから。
しかし、アルコールフリー以外でも気を付けるポイントがあります。
この記事では、刺激に弱い方のエイジングケアにふさわしいアルコールフリー化粧水の選び方のコツをご紹介します。
また、おすすめのアルコールフリー化粧水「ナールスピュア」をご紹介します。
- 化粧品でいうアルコールとは、エタノール(エチルアルコール)のことです。だから、アルコールフリー化粧水にはエタノールが配合されていないのです。
- アルコールには化粧水に配合する際のメリットもちゃんとあります。それは、殺菌効果や収れん効果、清涼効果などです。
- 敏感肌やインナードライ肌の方にとってのアルコールのデメリットは、揮発性による乾燥の促進と刺激性です。これがバリア機能の低下している肌にはよくないのです。
- アルコールフリーであることは、刺激の少ない化粧品の必要条件です。しかし、それだけでは十分ではありません。そのほかの成分もチェックしましょう。
- 敏感肌やインナードライ肌対策には、アルコールフリー化粧水を最初に使いましょう。その後、美容液や保湿クリームで保湿することをおすすめします。もちろん、これらもアルコールフリーを使いましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.アルコールフリー化粧水で美肌を手に入れたいあなたへ
「アルコールフリー化粧水で潤い素肌へ!失敗しない選び方の3つのコツ」をお届けします。
アルコールフリー化粧水は、エタノールを配合していない水溶性の保湿成分「ヒューメクタント」が中心のスキンケアアイテムです。
つまり、アルコールが無添加の化粧水です。
最近では、エイジングケア世代に人気です。
それは、刺激性が少なく使いやすいから。
しかし、
「アルコールフリー化粧水なら敏感肌やインナードライ肌に絶対大丈夫!」
「アルコールフリーの化粧水なら刺激を心配しなくてもよい」
と思っていませんか?
敏感肌やインナードライ肌、乾燥肌などの方は、アルコールフリー化粧水を選んでいる方も多いのではないでしょうか?
たしかに刺激が少なくエイジングケアに適した化粧水の1つです。
しかし、今からお伝えしたいのは、アルコールフリーの化粧水というだけで必ずしも敏感肌やインナードライ肌に大丈夫ではないということです。
ほかにも注意すべき点があるのです。
この記事では、アルコールフリーの化粧水のメリットやデメリットについて解説します。
また、その選び方のコツをご紹介します。さらに、オススメのアルコールフリー化粧水をご紹介します。
「エイジングケア世代はアルコールフリーがよいの?理由を教えて!」
「アルコールフリー化粧水の選び方のコツを知りたい!何に気をつければよいの?」
「アルコールって何が問題なの?メリットはないの?」
「アルコール以外にも気を付けたい成分を知りたい!何を避ければよいの?」
「敏感肌やインナードライ肌に使えるアルコールフリー化粧水って?おすすめを教えて!」
などが気になるエイジングケア世代の女性は、ぜひ、この記事でアルコールフリー化粧水についての正しい知識を身につけ、お役立ていただければ幸いです。
特に、敏感肌、インナードライ肌でお悩みの方で、アルコールフリーの化粧水を使ってみようとお考えの方、使っている方は、必見です。
<エイジングケアにぴったりのアルコールフリー化粧水>
<参考記事>
2.アルコールフリー化粧水とは?
1)化粧品でアルコールといえば?
アルコールフリー化粧水の前に、まず化粧品でいう「アルコール」が何かを理解しましょう。
化粧品でいう場合のアルコールとは、「エタノール」(エチルアルコール)のことです。
無色透明なので見た目では水と変わりません。
間違いやすい例では、化粧品に使う代表的な防腐剤にフェノキシエタノールがあります。
最後が「エタノール」ですが、この防腐剤が入っていても「アルコール配合」ではありません。
フェノキシエタノールは、化学的なカテゴリーでいえば、「アルコール」ですが、化粧品成分では、「アルコール」として認識されないのです。
ほかにも、「アルコール」の名前がついた下記の成分が入っていても、「アルコールフリー」です。
◎ステアリルアルコール
これらは、固形の油分で、化粧品の粘性を高めるために使われます。
◎イソステアリルアルコール
これは、液状の油分で、肌を柔軟にするエモリエント剤または乳化剤として使われます。
2)アルコールフリー化粧水とは、こんな化粧水
このように、純粋に「エタノール」が配合されない化粧水を、「アルコールフリー化粧水」「ノンアルコール化粧水」と呼びます。
つまり、化粧水のパッケージや説明書の全成分表示に、「エタノール」という記載がなければ、アルコールフリー、ノンアルコールの化粧水となります。
化粧水にもさまざまな種類があり、保湿化粧水、エイジングケア化粧水、柔軟化粧水などがありますが、それらもアルコール(エタノール)が入っていなければアルコールフリー化粧水です。
エタノールは、さまざまな化粧品に使われますが、最もよく使われているのは化粧水です。
そこで、この記事では、アルコールフリー化粧水を中心にお話を進めます。
アルコールフリー化粧品の全般的なお話は、「美肌を目指す!おすすめのノンアルコール化粧品と選び方の3つのコツ」で説明していますので、こちらをご覧ください。
3.アルコールフリー化粧水のメリットとデメリット
エタノールは、お酒に配合されるアルコールなので、大量に飲んだり、使わなければ基本的には安全な成分です。
また、アルコールには血行促進などのよい作用もあります。だから、冷え性などを改善するはたらきもあります。
しかし、アルコールを飲みすぎるとからだによくないことは、誰もがご存知だと思います。
同じように、化粧水に使うアルコールにもメリットとデメリットがあるのです。
それでは、アルコールが化粧水に配合されるメリットや役割とは、どのようなものでしょうか?
1)アルコールが化粧水に配合されるメリット
これは、逆にいえばアルコールフリー化粧水のデメリットになります。
アルコールは、水溶性の成分なので化粧水に配合しやすい上に、次のような作用があります。
- 殺菌
- 清浄
- 収れん(引き締め)
つまり、アルコールを配合することによって、次のような実感が得られるのです。
- サッパリして気持ちよい
- 清涼感がある
- 皮脂のベタツキがなくなる
- ニキビが改善する
アルコールの化粧水に配合される濃度はさまざまですが、ほとんどは5%~30%の範囲です。
ふき取り用化粧水、ニキビ肌用化粧水、収れん化粧水などは比較的高濃度で20%~30%、多い場合は40%程度の場合もあります。
アルコール濃度を30%以上に高めると、お肌の汚れ、化粧(メイク)汚れ、油脂分などを取り除く力がアップします。
そのため、その作用を重視すればするほど、高濃度になるのです。
このようにアルコールには、お肌にとってのメリットもあることから、化粧水にアルコールを配合することが多いのです。
もう1つ、アルコールには、化粧水をつくる上での大切な役割があります。
それは、植物からエキス成分を取り出すなどの「抽出溶媒」としての役割です。
抽出溶媒とは、化粧水に配合したい成分を溶かして、なじみやすくする役割のことです。
アルコールを使えば、水だけでは溶けにくい、あるいはなじみにくい成分を入れることもできるので、いろいろな化粧品成分を配合しやすくできるのです。
また、アルコールは、それぞれの成分が調和されてしっかりはたらくのを助けます。
つまり、アルコールを抽出溶媒として使うことで、配合できる化粧品成分の選択肢が広がるのです。
こうしたアルコールのはたらきは、極めて優れたものといえます。
いま説明してきたことが、アルコール配合の化粧水のメリットです。
そのため、普通肌の方や脂性肌(オイリー肌)の方は、ノンアルコールよりもアルコールありの化粧水を使ったほうがよい場合もあるのです。
だから、アルコールフリーがよい、アルコール配合が悪いというわけではなく、自分のお肌の状態や肌質に合わせて上手に選ぶことが大切です。
これは、エイジングケア化粧品を選ぶ場合も同じです。
2)アルコールを化粧水に配合する際のデメリット
それでは、アルコールフリーの化粧水のメリット、言い換えれば、アルコールのデメリットとは何でしょうか?
アルコールには、次のような作用があります。
- 揮発性
- 刺激性
この作用によって、次のような問題を起こすのです。
そのため、肌荒れ、大人ニキビ、ぶつぶつや赤みが出たり、乾燥によるかゆみが出るなどのリスクがあるのです。
もちろん、低濃度の場合やお肌が丈夫な方であれば、問題になることは多くありません。
しかし、お肌の弱い方や敏感肌の方、乾燥性敏感肌の方、インナードライ肌の方など、バリア機能が弱っている場合には、アルコールのはたらきはデメリットになってしまう可能性が高いのです。
また、年齢とともにお肌のバリア機能は弱まってしまうので、若い頃は大丈夫だったアルコールに耐えられなくてお肌が赤くなることもあります。
これらがアルコールによるデメリットで、エイジングとともにリスクが高まるのです。
つまり、こうしたアルコールのデメリットの影響を受けないのが、アルコールフリーの化粧水です。
そのため、「アルコールフリーの化粧水=お肌に優しい化粧水」というイメージがあるのです。
はたして、本当にそうなのでしょうか?
4.アルコールフリー化粧水の選び方の3つのコツ
ここからは、実践的なアルコールフリー化粧水の選び方における3つのコツをご紹介します。
1)刺激のある成分を避ける
アルコール以外でも刺激の強い成分があります。
それらを避けることがアルコールフリー化粧水を選ぶコツの1つ目です。
たとえば、精油もその1つです。アロマセラピーにも使われる精油には効果はありますが、エネルギーが強く刺激もあります。だから、肌が弱い方にとっては注意が必要です。
このほか、PGやDPGは保湿成分として使われますが、比較的、刺激の大きな成分です。
だから、アルコールフリー化粧水には配合を避けたい成分です。
さらには、着色料、香料の中にも刺激がある成分があります。
これらは、化粧品かぶれ(接触皮膚炎)を起こす可能性がないわけではありません。
アルコールフリー化粧水では、刺激のある成分をチェックして選びましょう。
2)アルコールフリー化粧水に過度な保湿力を期待しない
アルコールフリー化粧水に過度な保湿力を期待しないことが選び方のコツの2つ目です。
30代、40代、50代と年齢を重ねれば、肌老化が進み、顔のたるみやそれが原因のほうれい線やシワ、さらにシミ、くすみ、毛穴をはじめとして多くのエイジングサインが目立ち始めます。
これらは、真皮まで進めば改善が難しくなりますが、表皮の問題が原因の場合、しっかり保湿することである程度までは予防が可能です。
だから、化粧水は、「しっかりと保湿したい」という目的で選ぶことが多いと思います。
敏感肌やインナードライ肌の場合は特にそうですよね。
しかし、残念ながら、化粧水は、美容液や保湿クリームなどに比べると保湿力が低いのです。
なぜなら、「化粧水は、水分がほとんど(概ね80%以上)であり、セラミドなどの保湿力の強い油溶性成分(エモリエント成分)を高濃度で配合するには向いていない」からです。
つまり、「強い保湿」「水分を保持する力」は、化粧水ではなく、美容液や保湿クリームに求めたほうがベターなのです。
だから、敏感肌やインナードライ肌を改善するためには、化粧水の前に、しっかりと美容液や保湿クリームを選びましょう。
インナードライ肌や敏感肌の方にとって、どんなスキンケアやエイジングケアが必要なのかを具体的に知りたい場合は、こちらをご覧ください。
もちろん、最近ではプロテオグリカン、コラーゲン、ヒアルロン酸などの水溶性で機能性の高い保湿成分もあるので、保湿力の高いアルコールフリー化粧水もあります。
このほか、水分を吸着するヒューメクタントとしては、BGやグリセリン、アミノ酸、トレハロースなどもおすすめの保湿成分です。
しかし、保湿には水溶性成分だけではなく、セラミドのような水分を挟み込んで保湿し、ラメラ構造を保持する成分、またシアバターやスクワランなどの水分の蒸発を防ぐ成分も必要なのです。
だから、高い保湿力は、アルコールフリー化粧水だけではなく、やはりヒト型セラミド配合のセラミド美容液や油溶性成分を配合した保湿クリームに求めるほうがよいのです。
3)アルコールフリー化粧水はエイジングケアを重視
①エイジングケアできるアルコールフリー化粧水を選ぼう
では、「アルコールフリーの化粧水で重視すべきことは何でしょうか?」
それは、保湿よりもエイジングケアを重視して選ぶことです。
具体的には、水溶性のエイジングケア化粧品成分を配合したアルコールフリー化粧水を選ぶことです。
特に、30歳以上の場合には、エイジングケア化粧品成分配合のアルコールフリー化粧水をオススメします。
なぜなら、どんなタイプ、肌質のお肌であっても、年齢によってお肌の衰えや乾燥が進むからです。
バリア機能の低下やターンオーバーの早すぎや遅すぎも、お肌の衰えが原因の1つです。
また、コラーゲンやエラスチンなども減少して、お肌のハリやツヤがなくなってきます。
だからこそ、アルコールフリー化粧水は、エイジングケアを重視すべきなのです。
②年代別の化粧水の選び方
各年代によって、アルコールフリー化粧水の選び方が少し異なります。
年代別の化粧水の選び方は次の記事を参考にしてください。
*30代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方と使い方のコツ
*40代におすすめのエイジングケア化粧水!選び方・使い方は肌悩みで!
*50代のエイジングケア化粧水は優しいのがおすすめ!選び方と使い方
③保湿力な美容液やクリームに求める
保湿は、ヒト型セラミドなどを配合した美容液やセラミドクリームで行い、エイジングケアは、アルコールフリーの化粧水というのが、オススメの組み合わせです。
そのため、アルコールフリー化粧水を選ぶ場合は、機能性の高いエイジングケア化粧品成分配合のものを選びましょう。
では、機能性の高いエイジングケア化粧品成分とは具体的にどんなものがあるのでしょうか?
5.オススメのアルコールフリー化粧水
私たちがオススメするアルコールフリーのエイジングケアローションは、ナールスピュア。
なぜなら、アルコールフリーに加え、次の特徴があることから、敏感肌やインナードライ肌の方でも、オイリー肌の方でも、使いやすいからです。
そんなナールスピュアは、2020年11月にリニューアルされ、ナイアシンアミド、セラミドプロモーター、PCA-Naの3つの美容成分が加わりました。
また、2023年12月のリニューアルでヒト幹細胞培養液エキス、CICA(ツボクサエキス)を追加し、ナイアシンアミドを倍量に増量しました。
- エイジングケアにオススメのナールスゲンとビタミンC誘導体を配合している
- ヒト幹細胞培養液エキスが肌のターンオーバー正常化
- 抗酸化作用を持つビタミンE誘導体(トコフェリルリン酸Na)配合
- シンプルな処方で全成分たったの15種類
- ナイアシンアミドとセラミドプロモーターがセラミドを増やす
- CICAが肌荒れや炎症を予防
- 実際に、敏感肌の方でも使える場合も多い
アットコスメの化粧水ランキングでも1位になった、ナールスゲン&ビタミンC誘導体配合のエイジングケアローションです。
このナールスピュアですが、「素肌サプリメント」をコンセプトに開発しました。
従来の化粧水が、「水分を補う」「水溶性の保湿成分を補う」ことがメインの機能であるのに対して、「素肌本来の力を引き出す」ことによって、自ら潤うことを目指して開発したものです。
もちろん、アルコールフリーなので、エタノールは溶剤としても一切、入っていません。
アルコールフリー化粧水としてのメリットを実感していただけるエイジングケアローションです。
ナールスピュアについての詳しい情報はこちらからどうぞ。
*ナールスゲン&ビタミンC誘導体配合エイジングケアローション
6.アルコールフリー化粧水を選ぶ前に
ここからは、エイジングケアにとって有用なアルコールフリー化粧水の選び方を考えましょう。
1)アルコールフリー化粧水を正しく知ろう!
さて、私たちが実施したアンケートでは、エイジングケアやエイジングケア化粧品の知識が不十分とお考えの方が、70%以上いました。
一方、ウェブサイト上の化粧品情報を見ていると、アルコールフリーであればどんなものでも大丈夫という情報もあります。
私たちは、アルコールフリー化粧水の選び方についての正しい情報を発信することが大切だと考えています。
上手に選ぶことで、うるおいのある美肌がキープできます。
また、敏感肌やインナードライ肌が改善できる可能性が高まるからです。
2)アルコールフリー化粧水にもさまざまな種類がある
アルコールフリーであることは、お肌に優しい化粧水の必要条件の1つであることは間違いありません。
しかし、「アルコールフリーの化粧水=お肌に優しい」、という十分条件にはならないのです。
なぜなら、アルコール以外の成分についてもしっかりチェックしなければ、その化粧水がお肌に優しいものかどうはわからないからです。
たとえば、アルコールフリー化粧水には、オーガニック化粧水や植物成分中心の化粧水などがあります。
これらは、必ずしもお肌に優しい化粧水ではなく、植物成分がお肌に刺激を与えたり、アレルギーの原因になってしまうこともあります。
だからこそ、アルコール化粧水に配合される一つひとつの成分についての知識が必要なのです。
詳しくは、「無添加化粧品なら敏感肌に優しい?コスメのウソと真実」を参考にしてくださいね。
3)アルコールフリー化粧水を選ぶ前に敏感肌や乾燥肌を知ろう!
とくに、エイジングケア世代でかつ敏感肌の方にとっては、豊富な知識を持つことがとても大切だと考えます。
アルコールフリーに関する知識だけでは不十分なのです。
インナードライ肌や敏感肌の方のために、原因や症状、改善のための対策、また化粧品選びの際に注意すべきポイントなどをまとめた記事をご用意しましたので、詳しくは下記をご覧ください。
*おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける
もう1つの大切なポイントは、お肌に優しいというだけで化粧水を選んでも、敏感肌やインナードライ肌の改善につながらなければ、まったく意味がないということです。
アルコールフリー化粧水を選ぶ上で大切なのは、「お肌に優しいという基本的な条件」を満たした上で、自分のお肌をどうしたいかを考えることです。
つまり、アルコールフリー化粧水を使って、改善したい肌悩みが何か、また予防美容を行いたい肌老化が何かをはっきりと考えましょう。
敏感肌やインナードライ肌の方、乾燥肌の方にとっては、化粧水を選ぶことはとても大切なことだと思います。
だからこそ、化粧水をアルコールフリーという理由だけで選んではいけないのです。
7.アルコールフリー化粧水の使い方と学びたい情報
アルコールフリー化粧水といっても特別な使い方があるわけではありません。
ポイントは次の通りです。
- 適量をつける
アルコールフリー化粧水は、500円玉くらいの量が1回あたりの目安です。
- 頬や額など面積の広い部分からつける
その後、乾燥しやすい目元や口元など細かい部分にもまんべんなくつけます。
顔全体につけたら、手のひらで顔を包み込むようにして、しっかりなじませまししょう。
- 手でもコットンでも優しく
アルコールフリー化粧水は手でもコットンでもどちらで使っても構いません。しかし、ともに優しく使いましょう。
化粧水の基本的な使い方については、「化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア」で詳しく取り上げていますので、こちらを参考にしてください。
また、化粧水のさまざまな使い方については、次の記事も参考にしてください。
*化粧水をコットンで使うことはエイジングケア世代に良いの?悪いの?
*化粧水パックのコットンでの失敗で美肌が遠のく!正しい方法は?
*化粧水のパッティングは、エイジングケアにとって良いつけ方?
*化粧水は90%が水!バシャバシャたっぷり使っても乾燥肌は改善しない
8.アルコールフリー化粧水に関するよくある質問
Q1.アルコールフリーの化粧水の見分け方は?
アルコールフリー化粧水のパッケージに記載されている全成分表示の確認です。
全成分表示を確認して、「エタノール」または「無水エタノール」の表記がなければアルコールフリー化粧水です。
また、「アルコールフリー」「ノンアルコール」「アルコール無添加」などと明記されることもあります。
なお、フェノキシエタノールはエタノールとは別の成分です。
Q2.アルコールフリーとノンアルコールの違いは何ですか?
化粧水で「アルコールフリー」と「ノンアルコール」は同じ意味です。どちらも「エタノール」、「無水エタノール」が配合されていなということです。
Q3.化粧品で無水エタノールとエタノールの違いは何ですか?
無水エタノールとエタノールの違いは、含有するエタノールの濃度です。
無水エタノールは、エタノール99.5vol%以上、エタノールはエタノール95.1~96.9vol%です。
9.まとめ
アルコールフリー化粧水とは何か、選び方と使い方、特徴やメリット、デメリットをご紹介しました。
アルコールフリーの化粧水についての理解は深まりましたでしょうか?
何となく刺激が少ないから、というのではなく、アルコールフリー化粧水のメリットとデメリットをちゃんと理解して選び、正しく使いましょう。
また、正しいエイジングケアのためには、1つの成分だけでなく成分全体をチェックすることが大切です。
特に敏感肌やインナードライ肌の方は、優しいエイジングケアに関する知識もしっかり身につけていただき、早く改善を目指してくださいね。
よいアルコールフリー化粧水で、あなたのお肌が健やかで美しくなることをお祈りします。
この記事が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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