あなたは、保湿クリームを選ぶための人気・売れ筋ランキングが気になりますよね。
この記事は、そんなあなたのために口コミなどで人気ランキングが高くエイジングケアもできる保湿クリームをご紹介します。
先に、ランキングでよく紹介される保湿クリームのブランドをチェックしたい方は、こちら
一方、ランキングや口コミだけではなく、しっかりと成分や正しいエイジングケアの知識を基に保湿クリームを選びたい方もいると思います。
そんな方は、長い記事ですがじっくりと保湿クリームについて学びましょう。
この記事はすごく長いので各章ごとに「まとめ」を作成していますので、まずはそこを読んで全体をご理解いただくのもよい方法です。
- 保湿クリームをランキングで選ぶ前に、その前のクレンジング、洗顔、化粧水、美容液などのプロセスを見直して、何が必要かを考えましょう。
- そして、保湿クリームに何を求めるかを明確にしましょう。
- 保湿力で選ぶなら、保湿クリームはヒト型セラミド配合のものがオススメです。
- 30歳を過ぎれば、VCIP、レチノイン酸トコフェリル、ナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分が含まれているものがオススメです。
- ランキングに頼らない保湿クリームの選び方には、7つのポイントがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
- 1.保湿クリームの正しい選び方が気になるあなたへ
- 2.保湿クリームとは?その役割は?
- 3.ランキングで保湿クリームを選ぶ前にエイジングケア全体を考える
- 4.保湿クリームが本来の力を発揮できる状態をつくることこそエイジングケア!
- 5.ランキングより大切!自分に合った保湿クリームを選びましょう
- 6.季節別やパーツ別の保湿クリームの選び方や使い方
- 7.保湿クリームで使いたい成分ランキング
- 8.30代から40代、50代の肌悩み別でのエイジングケア保湿クリームの選び方
- 9.保湿クリームランキングで紹介されるブランド
- 10.ナールスブランドの保湿クリーム「ナールス ユニバ」
- 11.保湿クリームランキングを超越するエイジングケア化粧品の選び方
- 12.まとめ
- 著者・編集者・校正者情報
1.保湿クリームの正しい選び方が気になるあなたへ
保湿クリームは、フェイスクリームと呼ばれることもあり、主に顔の保湿を目的とする基礎化粧品です。
だから、乾燥肌によい保湿クリームを選ぶことが大切です。
しかし今や、保湿クリームと一口にいっても、その種類や機能はさまざまです。
基本的な機能である保湿だけでなく、美白やエイジングケアなどの機能を付加したものがたくさんあり、テクスチャーも、ジェルなどのさっぱりタイプからこってりとした硬いタイプまで揃っています。
また、オールインワンクリームなどもあります。さらには、メンズ(男性向け)までも。
保湿クリームを、選ぶ場所も百貨店、専門店から通販、ドラッグストアやコンビニまでさまざま。
一体、どこでどんな保湿クリームを選んで買えばよいのか・・・。
そんなとき、ついつい頼りがちなのが、保湿クリームの人気ランキングや口コミ、オススメ、などです。
「保湿クリームランキング」、「人気の保湿クリーム」、「オススメの保湿クリーム」、「保湿クリームの口コミ」のような情報がインターネット上に溢れていますが、実際、保湿クリームを選ぼうとすると、どれを信じてよいのか迷ってしまいますよね。
美容雑誌を見ても、美的、MAQUIA、VOCEをはじめたくさんあり、そこでは、「オススメ保湿クリーム特集」「冬の乾燥対策、フェイスクリーム特集」などが組まれます。
本当に情報はたくさんありますね。
たくさんありすぎてわからないから、「テレビで有名人やタレントが紹介していた」とか、「友達や化粧品売り場で美容部員の方に薦められたものをなんとなく使っている」、「インターネットの@コスメのフェイスクリームランキング1位のものを選んだ」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
保湿クリームをはじめ、化粧品は使ってみないと自分に合っているかはわかりません。
他人が使ってよかったという保湿クリームや、ランキング、口コミサイトでの評価が高いものが、自分の肌に合うかどうかは事前にわかるものではないですから。
また、お肌の状態や年齢に応じて選ぶべき保湿クリームも変わります。
あるタイミングから、エイジングケアのための保湿クリームを使った方がよい場合もありますし、逆に、保湿クリームではなく、化粧水や美容液で補ったほうがいいエイジングケア化粧品成分もあります。
自分のお肌の質やタイプを知って、保湿クリームに含まれる保湿成分やエイジングケア化粧品成分の知識があれば、自分にピッタリの商品を事前に選べる可能性が高くなります。
エイジングケア化粧品や保湿クリームのランキングや口コミ、評判、人気に惑わされることもなくなります。
そして、その知識はエイジングケアのレベルをアップさせ、健やかで美しい素肌を手に入れる大きな武器になるでしょう。
この記事では、保湿クリームランキングや口コミを超越して、エイジングケアのための保湿クリームを選ぶ際の大切な視点や考え方について幅広く説明します。
また、ナールスブランドの保湿クリーム「ナールス ユニバ」をご紹介します。
保湿クリームランキングをチェックする前にエイジングケアと保湿クリームの成分などを理解してこそ、保湿クリームランキングを上手に活用することが出来るようになります。
この記事は、そんな視点で「保湿クリームランキングを超える!」をコンセプトに作成しました。
あなたのエイジングケアや保湿クリーム選びにお役立ていただければ幸いです。
そして、健やかで美しい素肌づくりの一助となれば、もっとうれしいです。
それでも、やっぱりランキングが気になるという方は「9.保湿クリームランキング」から読み始めてください。
なお、保湿クリームのランキングに頼らない選び方よりも、お肌の乾燥対策、インナードライ肌、敏感肌にオススメの保湿クリームを知りたい方は、こちら。
*皮膚科学で考える敏感肌、インナードライ肌対策の秘訣とナールス ユニバ
また、お時間がないのでこの記事のエッセンスだけ知りたい方は、下記だけをお読みいただき、ブックマークしていただければ幸いです。
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保湿クリーム「ナールス ユニバ」も試せるナールスのトラベルセット
①保湿クリームを選ぶ目的をしっかり考える
②肌のタイプや状態に合った保湿クリームを選ぶ
③テクスチャーや使い心地で選んで楽しいエイジングケアを!
④安全な保湿クリームを選ぶために、刺激のある化粧品成分を知る
⑤コストパフォーマンスの高い保湿クリームを選ぶ
⑥40歳前後からはエイジングケア化粧品成分が配合されているものを選ぶ
⑦高価なエイジングケア化粧品や保湿クリームは信頼できる企業の商品を選ぶ
の7つです。この7つを理解すれば、ランキングを見なくても自分ランキング1位の保湿クリームの選び方がわかります。
また、「保湿クリームランキングに頼らない!自分に合った保湿クリームを選ぶ7つのポイント」では、保湿クリームでオススメの成分のベスト3をランキング。
それらのエイジングケア化粧品成分を覚えておくだけでも、保湿クリームの選び方に役立ちます。
2.保湿クリームとは?その役割は?
ランキングに頼らず保湿クリームを選ぶための基本は、保湿クリームの中身や役割を理解することが最初の一歩です。
保湿クリームは、基礎化粧品の1つで、化粧水や美容液に比べて油溶性成分の配合比率が高いものです。
保湿クリームといってもさまざまですが、おおむね油溶性成分が30%~40%を占めます。
もちろん、化粧水や美容液と同じく水や水溶性成分も含まれています。
その基本的な役割は、皮脂膜に近いはたらきをする油溶性の成分によって、「水分の蒸発を防ぐ」ことです。
また、「水分を保持する」ための保湿成分も一緒に配合されることで、保湿を両面からサポートします。
つまり、保湿クリームの役割は、乾燥肌対策です。
さらに、最近では、機能性の高いエイジングケア化粧品成分の登場とともに、エイジングケアのための保湿クリームが増えてきました。
つまり、最近では保湿クリームでも水分保持、水分蒸発の抑制、エイジングケアができるようになってきたのです。
パーツ別では、ボディクリームは身体、ハンドクリームは手肌の保湿クリームです。
さらに、目元用のアイクリームなど集中ケアの保湿クリームも市販されています。
保湿クリームの基本的な役割についての詳しい情報は、
「保湿クリームの役割~間違いのないエイジングケアのために」をご覧ください。
また、「保湿クリームと乳液では、役割がどう違うのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、基本的には、ほぼ同じです。
そのため、乳液の選び方も保湿クリームの選び方と同じようにお考えください。
第2章のまとめ
保湿クリームのもともとの役割は、油溶性(脂溶性)成分が肌を覆うことで、保湿の3つの要素の1つである肌の水分の蒸発を防ぐことです。
しかし、最近ではエイジングケア化粧品成分の進化や化粧品の製造技術の進化で、水分の保持やエイジングケアも可能な高機能なエイジングケア保湿クリームも数多く登場してきました。
また、オールインジェルあるいはオールインワンゲルと呼ばれるオールインワン化粧品なども登場しているので、選び方が難しくなってきました。
ところで、保湿クリームと乳液はどう違うかという疑問もありますが、大ざっぱに言えば、保湿クリームと乳液のその役割は近いので、基本的にはどちらかを使えば、両方使う必要はありません。
3.ランキングで保湿クリームを選ぶ前にエイジングケア全体を考える
保湿クリームは、「水分の蒸発を防ぐ」ための、エイジングケアにとって大切な化粧品の1つです。
さらに、配合される保湿成分によっては「水分を保持する」役割もあります。
一方、保湿化粧水や美容液にも「水分を保持する」役割があります。
つまり、配合される成分によっては、役割が重なるのです。
また、美容液と保湿クリームに同じ成分が配合されることもあります。
保湿クリームは、エイジングケアを含めたスキンケアのプロセスの中で、化粧水や美容液の後に使うアイテムなので、「どんな保湿クリームを選ぶか」を考える前に、「どんなエイジングケアをしたいか」「保湿クリーム以外のエイジングケア化粧品をどう選び、どう使うか」ということを考えることも大切です。
でも、その前に…
スキンケアやエイジングケアで目指すべきお肌は、美肌。つまり、健やかで美しい素肌です。
私たちは、健やかで美しい素肌として、「質の高い素肌」を定義しました。
■質の高い素肌とは
- キメが細かく整った素肌
- 内側からハリと弾力のある素肌
- 健やかな透明感・ツヤのある素肌
- 表皮にバリア機能が十分に備わった素肌
- 乾燥しにくい潤いのある素肌
どんなによい保湿クリームを選んだとしても、クレンジングや洗顔で失敗していたり、化粧水や美容液のエイジングケア化粧品が自分に合っていない場合は、最後に使う保湿クリームはその力を発揮できません。
もちろん、日常生活に問題があっても同じです。
つまり、よい保湿クリームを選ぶことも大切ですが、健やかで美しい質の高い素肌を得るためには、日々の生活習慣からスキンケアやエイジングケアの全プロセスを正しく進めることがより大切なのです。
そう考えると、保湿クリームの前に使っている化粧品でエイジングケア化粧品成分を十分に補うことができているのなら、保湿クリームを使わない方がよい場合もあります。
だから、保湿クリームランキングは、最初に見る必要はないのです。
保湿クリームを選ぶ前には、エイジングケア全体のプロセスをしっかりと考えることが大切なのです。
そこで、まず、健やかで美しい素肌のために、エイジングケアで考えるべきポイントを整理してみます。
なかなか、ランキングに頼らない保湿クリームの選び方に進みませんが、スキンケアやエイジングケアでは、「基本」が大切なのでお付き合いいただければ幸いです。
第3章のまとめ
エイジングケアの目的は、保湿クリームを使うことではなく「質の高い素肌」を手に入れることです。
保湿クリームを選ぶことや顔に塗ることはそのための手段です。
保湿クリームは、エイジングケアの最後で使うものですが、その前のプロセス全体を考えて、あなた自身のトータルのエイジングケアの中の最後のプロセスにピッタリの保湿クリームを選びましょう。
4.保湿クリームが本来の力を発揮できる状態をつくることこそエイジングケア!
エイジングケア向けであってもそうでなくても、保湿クリームの基本的な役割は、「水分の蒸発を防ぐ」ことです。
保湿クリームを使う前に、お肌が十分に潤い水分が保持されていないなら、保湿クリームの基本的な役割は果たせません。
もちろん、応急処置的に水分の蒸発を防ぐこと自体は、悪いことではありませんが、目指すのは「保湿力の高いお肌」です。
そのためには、保湿クリームを使う前のプロセスで、「水分を保持」できていることが大切なのです。
あるいは、保湿クリームで、「水分の保持」ができることが必要です。
エイジングケアの保湿クリームには、セラミドなどの水分を保持する力の強いエイジングケア化粧品成分が配合されるケースが増えています。
そのため、「水分の保持」と「水分の蒸発」を同時に行うことも可能です。
つまり、良質なエイジングケア保湿クリームであれば、「保湿力」の高いお肌づくりをサポートしてくれます。
では、保湿クリームだけに頼ればいいのかというと、そうではありません。
保湿クリームに頼る前に、エイジングケア全体のプロセスで、「エイジングケアのためにやるべきこと」、逆に「エイジングケアのためにやってはいけないこと」をしっかり見極めましょう。
ここを見落とすと、保湿クリームランキング1位の保湿クリームを使っても、人気が高くて評判のよい保湿クリームを使っても、意味がありません。
1)ランキングで保湿クリームを選ぶ前に、エイジングケアのためにやるべきこと
エイジングケアのためのやるべきことは、保湿クリームを使う前に、しっかりとお肌に水分を与えておくことです。
洗顔の後は、お肌を柔軟にするためにも化粧水やローションで整えておくことが、エイジングケアでは大切です。
もちろん、必要以上の水分を与えても水分が蒸発するだけですし、その際、お肌の水分を一緒にさらってしまうこともあります。
だから、化粧水は適量で十分です。
また、脂溶性の保湿クリームを使う前に水溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分は先に補いましょう。
天然保湿因子(NMF)のもとであるBG、アミノ酸成分、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどは、特別な記載がなければ、水溶性の保湿成分です。
ナールスゲンやネオダーミルなども水溶性なので、これらも化粧水や美容液で取り入れる方が好ましい化粧品成分です。
「化粧水 ⇒美容液 ⇒ 保湿クリーム」、のように水溶性の高いものを先に塗布し、最後に脂溶性の高いものを重ねるようにしましょう。
ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、フラーレンなどは、水溶性のものも脂溶性のものもあるので、保湿クリームでも補うことが可能です。
2)エイジングケアのためにやってはいけないこと
エイジングケアのためにやってはいけないことは、クレンジングや洗顔で、洗いすぎ、擦りすぎ、流しすぎによって必要な皮脂を落としすぎてしまうことです。
これでは、乾燥肌の原因になってしまいます。
せっかく保湿クリームを使っても、クレンジングや洗顔で皮脂やセラミドを落としすぎてターンオーバーが乱れたり、バリア機能が弱くなってしまっては、効果が期待できないばかりでなく、保湿クリームに含まれる化粧品成分によっては刺激を感じる場合もあります。
洗顔はやさしく。必要な皮脂やセラミドを落としすぎないようにしましょう。
刺激の少ないクレンジングと洗顔は、エイジングケアの基本中の基本です。
3)こんな場合は、保湿クリームは不要!なのでランキングもおすすめも不要
乳液などを使っていて、お肌が十分に潤って健やかな状態が保たれているなら、無理に保湿クリームを使う必要はありません。
乳液または保湿クリームで自分に合ったものを1つ選べばよいでしょう。
保湿クリームと乳液の違いや使い分けまで考えたい場合は、
「保湿クリームと乳液って両方使う必要あるの?」をご覧下さい。
また、年齢が30歳未満の方や、30歳以上でも皮脂のバランスが保たれていて保湿クリームを使わなくても乾燥を感じない方、水分の蒸発を防ぐ成分(エモリエント)を配合した美容液などで十分に保湿できている方は、無理に保湿クリームを使う必要はありません。
エモリエントとは、お肌の水分蒸発を抑えて、うるおいを保つはたらきがあり、「シアバター」「ホホバオイル」「アルガンオイル」「椿オイル」などの美容オイルが有名です。
また、ワセリンもエモリエントの1つで、古くから使われている保湿成分です。
この記事の後半で、水分の蒸発を防ぐエモリエントと水分を保持するヒューメクタントを一覧表にまとめましたので、詳しくはそちらをご覧ください。
ただ、年齢を重ねると皮脂腺から分泌される皮脂量は減るので、今まで乳液や美容液だけで乾燥を感じない方であっても、あるとき乾燥を感じたり、お肌の保湿状態に不足を感じることもあります。
そんなときは、エイジングケアを意識して、保湿クリームを使うことを考えてみましょう。
4)皮膚の病気のときの保湿クリーム
お肌の乾燥がひどい皮脂欠乏症湿疹や老人性乾皮症、手肌に進行性指掌角皮症(手湿疹)といった皮膚の病気を患う時もあります。
とくに、高齢になるとそのリスクは高まります。
また、アトピー性皮膚炎なども最近では多い、皮膚の病気です。
そんな場合は、病院や皮膚科のクリニックなどで医薬品の保湿剤や治療薬を処方してもらうことが可能です。
必要に応じて、ヘパリン類似物質(ヒルドイド)やステロイドなどのクリームが処方されます。また、炎症があればステロイド外用薬が処方されます。
「もしかしたら、皮膚の病気?」と感じた場合は、市販の保湿クリームに頼らず、医師や薬剤師などに相談しましょう。
第4章のまとめ
保湿クリームを使う前に、十分にお肌に水分を与えて保湿クリームの力が発揮できるような状態をつくることが大切です。そのためには化粧水で水分を補いましょう。
また、水溶性の保湿成分を補うこともよい方法です。
スキンケアの最初で、刺激のある洗顔やクレンジングを避けることも大切です。
さらには、若い方で化粧水や美容液で潤いが十分な場合、乳液やオイルで十分な場合なら保湿クリームは不要です。
なお、皮膚の病気の場合は市販の化粧品ではなく、病院などを受診して医薬品を処方してもらいましょう。
5.ランキングより大切!自分に合った保湿クリームを選びましょう
それでは、ランキングより大切なエイジングケアのための保湿クリームを選ぶ7つのポイントを説明します。
オススメ、ランキング、口コミだけで選ぶのではなく、しっかりと自分に合った保湿クリームを選ぶ参考にしていただければ幸いです。
また、この7つのポイントを理解したうえで、保湿クリームランキングやおすすめ、口コミサイトを利用すると、よりよいものが選べるようになります。
■保湿クリームランキングに頼らない!自分に合った保湿クリームを選ぶ7つのポイント
ポイント1.保湿だけ?エイジングケアも?保湿クリームを選ぶ目的をしっかり考える
ポイント2.エイジングケアの大前提は、肌のタイプや状態に合った保湿クリームを選ぶ
ポイント3.テクスチャーや使い心地で選んで楽しいエイジングケアを!
ポイント4.安全な保湿クリームを選ぶために、刺激のある化粧品成分を知る
ポイント5.コストパフォーマンスの高い保湿クリームを選ぶ
ポイント6.40歳前後からはエイジングケア化粧品成分が配合されているものを選ぶ
ポイント7.高価なエイジングケア化粧品や保湿クリームは信頼できる企業の商品を選ぶ
このポイントに加えて、お試し、トライアルキット、返品保障などがある保湿クリームを選んで試しましょう。
1)ポイント1:保湿だけ?エイジングケアも?保湿クリームを選ぶ目的をしっかり考える
保湿クリームは、水分の蒸発を防ぐという基本的な役割に加え、エイジングケアを意識したものには、水分を保持する化粧品成分やエイジングケア化粧品成分がプラスされています。
保湿クリームに何を求めるかによって選ぶ保湿クリームは異なります。
①水分の蒸発防止を重視なら
水分の保持やエイジングケアが、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液で十分できているなら、シンプルに水分の蒸発を防ぐエモリエント重視の比較的安価なものを選べばよいでしょう。
20代や30代前半の方であれば、まだエイジングケア化粧品成分が配合されたものまでは使わなくても大丈夫です。
もちろん、水分の蒸発をしっかり防いでくれるエモリエントが配合されていることが大切です。
エモリエント成分としておすすめは、シアバターです。
シアバターは、不飽和脂肪酸であるオレイン酸、リノール酸などを多く含み、体温で溶ける性質、比較的粘り気が少ない浸透性の高いエモリエントです。
保湿クリームに基本的な役割を求める場合は、シアバター配合の保湿クリームを選ぶのは、よい選択肢の1つです。
シアバターについての詳しい情報は、
「シアバターのエイジングケアでの効果と上手な使い方の秘訣!」をご覧ください。
②水分保持まで考えるならセラミド
一方、「水分を保持する」機能まで必要なら、脂溶性の保湿成分で水分を挟み込んで保湿するセラミド、なかでもヒト型セラミド配合の保湿クリーム「セラミドクリーム」がオススメです。
セラミドについての詳しい情報は、
「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。
③エイジングケアまで考えたいならビタミンACE
さらに、エイジングケアまでしっかり考えたいなら、ビタミンACEの誘導体、フラーレン、アスタキサンチンなど抗酸化作用のある成分やナールスゲンなどのコラーゲンやエラスチンを増やすサポートをするエイジングケア化粧品成分配合の保湿クリームを選びましょう。
また、ビタミンACEの誘導体は、紫外線でダメージを受けたお肌の修復をサポートします。
紫外線のアフターケアまで意識するなら、ビタミンACEの誘導体が配合された保湿クリームを選択してください。
④保湿クリームで美白も!
保湿クリームに美白を求めたい方もいると思います。
シミやくすみが気になるなら、美白用の保湿クリームを選ぶことや考えることも1つの方法です。
美白用の保湿クリームは、「医薬部外品」(薬用化粧品)なので、その表記があるものを選んでください。
美白成分には、刺激が強く、肌を乾燥させる作用があるものもあるので、保湿が大切です。
コウジ酸、トラネキサム酸、アルブチン、ハイドロキノンなどの美白成分が入っている保湿クリームを選ぶ場合には、特に保湿力の高い成分も配合された保湿クリームを選びましょう。
もし、保湿クリームランキングやおすすめで候補を選ぶ場合でも、しっかりと成分をチェックしましょう。
なお、美白については、
「エイジングケアにとって大切な「美白」を正しく理解する!」をご覧ください。
2)ポイント2:エイジングケアの大前提は、肌のタイプや肌質に合った保湿クリームを選ぶ
前項で保湿クリームを選ぶ目的を説明してきましたが、お肌のタイプ(肌質)や状態を知っていることが大前提です。
エイジングケアでは特にそれが大切です。
しっかりと自分自身のお肌のタイプや状態、悩みを把握して、それにあった成分や、医学的な視点をもとに保湿クリームを選べば、お肌に合わない保湿クリームを選んでしまうような失敗は少なくなります。
例えば、
★お肌の乾燥が続いていて、バリア機能の低下が問題である
→セラミドが配合された保湿クリームを選択する
★お肌の乾燥に加えて、肌荒れもひどく、大人ニキビやかゆみもある
→セラミドなど保湿力の強い成分にプラスして、アラントインなどの消炎作用のある成分が配合された保湿クリームを選択する
といったように、問題の原因とスキンケアやエイジングケアの方向性がわかっていれば、イメージではなく、根拠に基づいて保湿クリームを選べるようになります。
エイジングケアやお肌のしくみの知識を持てば、自分の肌にあったエイジングケア化粧品や保湿クリームにめぐり合える可能性も高くなるはずです。
一例ですが、敏感肌用の保湿クリームランキングの上位に「エタノール配合」の保湿クリームがあったら、そのランキングは疑問です。
なぜなら、エタノールはアルコールで刺激性があるので、敏感肌には向かないから。
貴女が敏感肌なら、ぜひ、この記事もご参考に!
そんな誤りをして頂きたくはないので、お肌のタイプ別の保湿クリームの選び方を紹介します。
①普通肌の場合の保湿クリーム
普通肌は、最も保湿クリームを選ぶ自由度の高いお肌のタイプです。
「水分の蒸発を防ぐ成分」と「水分を保持する成分」のバランスのよい保湿クリームを選べば、過度にこだわる必要はありません。
年齢とともに、エイジングケア化粧品成分が配合された高機能の保湿クリームを選んでもよいでしょう。
②乾燥肌の場合の保湿クリーム
乾燥肌は、水分量と皮脂量が不十分な肌です。
「水分の蒸発を防ぐ成分」「水分を保持する成分」共によい成分のものを選びましょう。
水分の蒸発を防ぐ成分としては「シアバター」、水分を保持する成分としては「ヒト型セラミド」がオススメです。
インナードライ肌や敏感肌も乾燥肌の1種なので、保湿クリーム選びの基本的な考え方は同じです。
特に、インナードライ肌は、肌表面はしっとりとしているが、肌内部では水分が不足している状態なので、うるおいをキープするために皮脂が分泌されます。
そのため脂性肌だと勘違いしてしまい「保湿クリームは不要では?」と間違ったケアが行われがちです。
原因が乾燥なのですから、保湿クリームでしっかりと乾燥対策を心掛けましょう。
③脂性肌の場合の保湿クリーム
脂性肌は、一般的に、皮脂の分泌が多く、自分の皮脂膜で水分の蒸発を防ぐ力のあるお肌です。オイリー肌とも呼ばれます。
しっかりと水分を保持できていれば、保湿クリームは不要な方もいらっしゃいます。
選ぶなら乳液でも保湿クリームでも、さっぱりしたテクスチャーのものがよいでしょう。
また、皮脂分泌をコントロールして、正常な皮脂分泌を促すビタミンC誘導体が入った乳液または保湿クリームもよい選択です。
④混合肌の場合の保湿クリーム
最も保湿クリーム選びが難しく、また、使い方も難しいタイプのお肌です。
おおむね、Tゾーンはベタつき、Uゾーンはカサつくというのが混合肌です。
混合肌の方は、乾燥肌と脂性肌の両方の視点で保湿クリームを選び、使い分けることが必要な場合もあります。
乾燥しているパーツには、乾燥肌の視点で保湿クリームを選んで使います。
一方、お肌がテカッているパーツは、保湿クリームは控えて乳液を使う、あるいはエモリエントが含まれた美容液を使って、保湿クリームは使わないなども選択肢の1つです。
なので、日頃からパーツごとの状態をチェックしておくことが大切です。
冬はUゾーンが乾燥し、夏はTゾーンがベタつくなど、季節によってお肌の状態が変わる方は、季節ごとに保湿クリームや乳液を使い分けることも大切です。
混合肌の方は、より丁寧なエイジングケアが大切であることを心掛けましょう。
なお、お肌のタイプや肌質をチェックしたいなら、こちらの記事をご参考にしてください。
3)ポイント3:テクスチャーや使い心地で選んで楽しいエイジングケアを!
さっぱりした軽いつけ心地だから保湿力は弱いとか、こってりしているから保湿力は強いだろうというイメージがあるかもしれません。
一般的には、こってりした保湿クリームは脂溶成分の配合比率が高く、逆にさっぱりした保湿クリームは低くなっています。
こってりしたタイプは、水分の蒸発を防ぐ成分が多く入っている場合もありますが、基材(化粧品をつくるおおもとの原料)などの関係もありますので、保湿力が高いとは限りません。
もし、配合されている保湿成分が同じなら、実際の保湿力には大きな差はありません。
したがって、テクスチャーは使い心地重視でいいと思います。
自分の好みでない保湿クリームを使っても気持ちの面ではマイナスなので、お好みのテクスチャーの保湿クリームを使って、エイジングケアを楽しみましょう。
ストレスなくエイジングケアを楽しむことで女性ホルモン分泌にもプラスです。
保湿クリームのテクスチャーは、ぜひ、あなた自身のランキング1位を選んでくださいね。
4)ポイント4:安全な保湿クリームを選ぶために、刺激のある化粧品成分を知る
エイジングケア化粧品も一般化粧品も安全であることが大前提ですが、ご自身のお肌に合わない成分で刺激を感じる場合もあります。
そのため、自分自身がどんな成分に刺激を感じるかを知っておくことも大切です。
①敏感肌ならアルコールは避ける
刺激でいちばん多いのがアルコールや防腐剤です。
化粧品の全成分表示では、アルコールは「エタノール」と記されます。
化粧品の全成分表示は、1%以上の化粧品成分を配合率が高い順に記載し、その後ろに1%未満の化粧品成分を順不同で掲載するのがルールです。
保湿クリームランキングで上位に紹介されていても、アルコールに刺激を感じる方、乾燥肌や敏感肌の方は「エタノール」の表記が上の方にある保湿クリームを、避けた方がいいかもしれません。
ノンアルコール(アルコールフリー)化粧品についての詳しい情報は、
「ノンアルコール化粧品って、本当はどんな化粧品?」をご覧ください。
②防腐剤は自分に合わないものを知っておく
保湿クリームには、防腐剤としてパラベンやフェノキシエタノールがよく配合されます。
どちらも基本的には安全な防腐剤ですが、一定数でこれらがお肌に合わない方もいますので、ご自身が大丈夫かどうかを確認しましょう。
防腐剤は、1%未満の配合がほとんどで、全成分表示の最後の方に記載されています。
万が一、中央あたりに記載されていたら、配合率が高い可能性があるので避けた方が無難です。
パラベンやフェノキシエタノールは、保湿クリーム以外にも多くの化粧品で使われる防腐剤です。
お使いの化粧品に入っていても、刺激などがないなら、そのまま使用を続けても問題ありません。
なお、お肌が弱くて気になる場合は、保湿クリームを使う前にパッチテストを行いましょう。
③界面活性剤は大丈夫?
アルコールや防腐剤のほかに気になるのは界面活性剤です。
保湿クリームに含まれる界面活性剤は、乳化作用を目的とした以下の4つが比較的よく配合されます。
これらは、基本的に安全性の高い界面活性剤です。
■ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10
一般的に「ポリグリ」と呼ばれます。
ステアリン酸という植物由来の脂肪酸と植物由来のグリセリンを化学的に結合させた合成の界面活性剤です。
油分を水の中に分散させて乳化させるはたらきがあります。
お肌にもほとんど刺激がなく、食品や医薬品にも用いられています。
■ラウロイル乳酸Na
脂肪酸がラウリン酸という植物由来のものです。
油分を水の中に分散させて乳化させるはたらきがあります。
お肌にもほとんど刺激がありません。
■水素添加大豆レシチン(水添レシチン)
水添レシチンとも呼ばれ、大豆から取れるレシチンを酸化されにくいように水素添加して加工した界面活性剤です。
油分を水の中に分散させて乳化させるはたらきがあります。
安全性は非常に高く、保湿作用もあり、むしろ肌荒れを改善する作用があります。
■ステアロイル乳酸Na
脂肪酸がステアリン酸という植物由来のものです。
油分を水の中に分散させて乳化させるはたらきがあります。
水添レシチン同様に、安全性は非常に高く、保湿作用もあり、肌荒れを改善する作用があります。
シャンプーや洗浄液には、洗浄作用や起泡作用を目的とした界面活性剤が配合されていることがありますが、最近の保湿クリームは、安全性の高い界面活性剤を使う場合が多いので、界面活性剤を過度に意識する必要はありません。
なお、食器用洗剤などの界面活性剤は刺激が強いので手袋を使うなどで手肌を守りましょう。
④香料や着色料も不要
エイジングケア世代の方には、無香料、無着色の保湿クリームをおすすめします。合成香料や合成着色料には刺激性のある成分もあるので、エイジングケアに必要の無い成分は控えた方がベターです。
5)ポイント5:コストパフォーマンスの高い保湿クリームを選ぶ
価格も保湿クリームを選ぶ際に気になるポイントです。
しかし、単に価格だけではなく、コスパ、つまり、コストパフォーマンスが大切です。
一般的に、価格の高い保湿クリームほど機能性は高く、エイジングケア化粧品成分などの高価な成分が配合されています。
必ずしも高価格な保湿クリームのコストパフォーマンスが優れているとは言い切れませんが、基本的には、価格と機能性は正比例することが多いです。
ただし、ボトルや装飾が華美な保湿クリームは、その分、高価格になるので、その点も考慮しましょう。
化粧水や美容液に高い機能を求めずに、保湿クリームに保湿からエイジングケアまでの機能を求めるなら、ヒト型セラミドなどの高い保湿力のある成分や、ナールスゲンなどの高機能のエイジングケア化粧品成分が配合されている保湿クリームを選択するのもいいでしょう。
その場合の化粧水や美容液の選び方は、エイジングケアやスキンケアの全体の中で、経済性やコストパフォーマンスを考えましょう。
また、用量ではなく、保湿クリーム1個を使いきる期間から1カ月あたりの価格を考えてみるのも1つの方法です。
保湿クリームの場合は、用量が同じであっても、テクスチャーや使用方法で使いきる期間がかなり違う場合があります。
コストパフォーマンスも保湿クリームランキングの評価項目になっているケースが多いと思いますが、単に価格を容量で割っているだけの場合は、正しい比較ができないこともあるので、その点も注意しましょう。
6)ポイント6:40歳前後(アラフォー)からはエイジングケア化粧品成分が配合されているものを選ぶ
年齢を重ねるにしたがって、皮脂量だけでなく、女性ホルモン、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、セラミドなどのお肌の若さを保つ成分が減っていきます。
多くの女性がエイジングケアを意識する30代半ばからその傾向が顕著になってきます。
そのため、保湿クリームにも「保湿だけでなく、エイジングケア効果も欲しい!」という方も少なくありません。
肌老化や自分のお肌の悩みに合わせて、エイジングケア化粧品成分が配合された保湿クリームを選べたらいいですよね。
そのような方には、ナールスゲン、ネオダーミル、プロテオグリカン、アスタキサンチン、フラーレンなどのエイジングケア化粧品成分が配合されている保湿クリームもあるので、配合されている成分をチェックしてから購入することをオススメします。
20~30代は肌が荒れても、肌環境を整えれば美肌を取り戻せますが、40代以上になると加齢によって減少する成分を化粧品で補ったり、活力を失った表皮の肌細胞や線維芽細胞に「活」を入れてあげるようなエイジングケア化粧品成分が必要になってきます。
なので40代以上の方は、保湿クリームランキング上位のものにエイジングケア化粧品成分が含まれているかをチェックをしてみてください。
保湿クリームに多機能・高機能なエイジングケアを求めるなら、ヒト型セラミドなど水分を保持する力の強い保湿成分、シアバターなどの水分蒸発を防ぐ力が強いエモリエント、エイジングケア化粧品成分を含むものを選択しましょう。
7)ポイント7:高価なエイジングケア化粧品や保湿クリームは信頼できる企業の商品を選ぶ
ランコム、ジバンシー、ドゥラメールなど高価な海外ブランドから資生堂やカネボウ、ポーラ、花王など大手国内の有名コスメ、通販のファンケルやドクターシーラボ、DHC、最近では無印良品などでもコスメを扱っていて保湿クリームはさまざま。
「有名なブランド化粧品や、価格が高い化粧品 = 高い効果」があるわけではありません。
プチプラコスメなど安くても優秀な保湿クリームはたくさんあります。
ただ、一般的に高価格帯の保湿クリームには機能性の高い保湿成分やエイジングケア化粧品成分が一定濃度以上で配合されています。
誠意ある企業の高価格商品なら、それに見合った保湿成分やエイジングケア化粧品が含まれていると考えられます。
自分のお肌に合うかどうかは別にとらえる必要がありますが、エイジングケア化粧品成分配合の高価格保湿クリームを購入する際は、信頼できる企業から選ぶのがよいでしょう。
好きな企業、好きなブランドで自分に合ったものがあればベストですよね。
よい企業を選ぶポイントとしては、情報提供に対する姿勢がひとつのポイントとして考えられます。
配合されている成分などの難しい内容でも説明してくれることや、メリットだけでなくデメリットも伝えてくれる企業がよい企業と考えられます。
自社製品のメリットだけを強調する企業は避けた方がいいかもしれません。
さらに、「100%天然成分だから安全な化粧品」「オーガニックだから安全な化粧品」「無添加フェイスクリーム」のように、イメージだけで訴求する化粧品も考えものです。
植物性の化粧品成分は、一般的に複数の成分を含んでいるため、アレルギーのリスク(不確実性)が高いのに、「天然成分だから安全」「オーガニックだから安全」という表現は誤りなのです。
もちろん、だからといって合成の化粧品成分の方が安全というのも誤っています。
合成であるか天然であるかは、化粧品成分の安全性の理由にはなりません。
安全性の試験がしっかり実施され、長年の使用実績で安全性に問題の無い化粧品成分が、安全な化粧品といえます。
「天然成分じゃないから安全性に問題がある」というような、闇雲に特定の化粧品成分を非難したりする情報は、ネガティブキャンペーンの可能性があります。
また、無添加化粧品も何が無添加なのかをチェックして、エイジングケアや化粧品成分に関する情報の質をしっかりと見極めましょう。
エイジングケアを意識した保湿クリームを選ぶ7つのポイントを詳しく説明しました。
これで、ランキングに頼らなくても大丈夫でしょうか?
また、ランキングを上手に使えるようになったでしょうか?
スキンケアやエイジングケアの目的、お肌のタイプや状態、テクスチャー、安全性、コストパフォーマンス、年齢、企業姿勢の7つの視点から、お肌に合った保湿クリームをお選びいただければ幸いです。
エイジングケアは保湿クリームも含めて、エイジングケア化粧品だけで完結するものはありません。
ぜひ、日常の生活習慣を健やかにすることで内側からのエイジングケアに取り組んでいただければ幸いです。
なお、保湿クリームの塗り方、順番、使い方については、こちらをご覧ください。
*保湿クリームの正しい使い方を知ることはエイジングケアの基本!
第5章のまとめ
保湿クリームは、ランキングだけに頼らず目的、肌質、好み、安全性、コスパ、年齢、企業の7つの視点で評価して選びましょう。
また、塗りすぎたり、使う順番を間違えても効果が発揮できないので正しく選んで正しく使いましょう。
6.季節別やパーツ別の保湿クリームの選び方や使い方
1)季節別の保湿クリームの選び方や使い方
保湿クリームが最も効果を発揮するのは真冬ですが、他の季節でも使いましょう。
エイジングケア世代の方は、乾燥が気にならなくても秋の乾燥肌対策として9月頃から乾燥肌の予防のために保湿クリームを使うことをオススメします。
春の乾燥肌対策や夏の乾燥肌対策では、お肌に潤いがあれば、保湿クリームを使わなくても大丈夫です。
ただし、夏でもエアコンによる乾燥や汗をかき過ぎて乾燥することもあります。
乾燥がひどい場合には、保湿クリームを使いましょう。
2)パーツ別の保湿クリームの選び方や使い方
①顔の保湿
顔の中でも目元や口元は薄く乾燥しやすいパーツです。乾燥が気になる場合は重ね塗りをしてもOKです。Uゾーンも乾燥しやすい傾向にあるのでしっかりと使いましょう。
それでも乾燥が気になる場合は、フェイスマスクを保湿クリームの前に使うこともよい方法です。
また、目元ならアイクリームも選択肢の1つです。
一方、Tゾーンはオイリーでテカリやすいので、サッパリタイプの保湿クリームを使ったり、美容液だけでケアすることもよい方法です。
さらに、唇の保湿も大切です。粘膜であり口元の近くの唇は乾燥しやすいパーツです。
リップクリームで保湿しましょう。
②頭皮の保湿
頭皮の乾燥肌対策も大切です。フケやかゆみを抑えるためには、頭皮やヘアケア専用のローションや保湿クリームでしっかり保湿しましょう。
また、エイジングケア世代になると女性の薄毛も増えるため、頭皮ケアはより大切です。
③手肌の保湿
手荒れを防ぐためのハンドケアとしてハンドクリームも重要なアイテムです。
冬の乾燥肌対策だけではなく、エイジングケアのためには春や夏もハンドクリームを使って保湿することがおすすめです。
④ボディの保湿
身体も乾燥するのでボディクリームが必要な場合もありますね。
7.保湿クリームで使いたい成分ランキング
ここで、エイジングケアのための保湿クリームに配合されるエイジングケア化粧品成分をランキングにします。
水分を保持するヒューメクタントやエイジングケア効果を発揮する成分と、水分の蒸発を防ぐエモリエントに分けて考えてみます。
1)ヒューメクタントやエイジングケア効果を発揮する成分ランキング
①ランキング1位 ヒト型セラミド
角質層で水分を挟みこみ、高い保湿力を発揮するセラミドの中でも、ヒトのセラミドに近い構造になるように、酵母を利用して生成されたエイジングケア化粧品成分です。
化粧品成分の表示は、セラミド1、セラミド2、セラミドNP、セラミドAPなどです。
(*従来は、NPは「3」、APは「6II」と表示されていました)
酵母を利用して生成されることから、バイオセラミドとも呼ばれます。
比較的高価な成分で、エイジングケア化粧品や保湿クリームなどに含まれます。
刺激が少ないことが特徴です。
また、お肌への親和性が最も高く、角質層にある角質細胞間脂質のラメラ構造形成にも適しています。
エイジングケアの要である「保湿」を考えた場合、ヒト型セラミドは、保湿クリームに配合すべき成分として必須と考え、ランキング1位としました。
セラミドについての詳しい情報は、こちら
②ランキング2位 VC-IP
VC-IPとは、「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」の略称です。
水溶性ビタミンC誘導体の弱点を補い、保湿クリームに配合しやすくした油溶性のビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体としての抗酸化作用、コラーゲン生成をサポートする作用の維持に加え、水溶性ビタミンC誘導体の弱点である刺激を少なくし、また持続性を高めて浸透性を上げる工夫をしたエイジングケア化粧品成分です。
ビタミンC誘導体は、エイジングケアにとって有用なはたらきが多く、保湿クリームに配合すべき成分として必須と考え、ランキング2位としました。
VC-IPついての詳しい情報は、こちら
*テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は、油溶性ビタミンC
③ランキング3位 レチノイン酸トコフェリル
レチノイン酸トコフェリルは、ビタミンA誘導体であるレチノールにビタミンE誘導体であるトコフェロールを結合したエイジングケア化粧品成分です。
レチノイン酸の特性であるコラーゲンの生成をサポートする作用やターンオーバーを促進する作用があります。
レチノールは、刺激性が高いことが問題ですが、レチノイン酸トコフェリルは、比較的刺激が少ないことが特徴です。
ビタミンA誘導体は、エイジングケアにとって有用なはたらきが多く、上位2成分に続いて保湿クリームには必要な成分としてランキング3位としました。
レチノイン酸トコフェリルついての詳しい情報は、こちら
*レチノイン酸トコフェリルで、ハリ・ツヤが増すエイジングケア
2)エモリエントのランキング
①ランキング1位 シアバター
シアバターは、長時間、保湿効果が持続するため、「保湿の王様」とも呼ばれます。
主成分は「脂肪酸」で、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸で95%以上を占めます。
これらの脂肪酸は、人の皮脂の成分でもあることから、シアバターは皮脂に近いはたらきをしてくれるのです。
また、安全性も高く、さまざまな保湿クリームに含まれる汎用性の高い保湿成分であることからランキング1位としました。
シアバターについての詳しい情報は、こちら
②ランキング2位 スクワラン
スクワランは、もともと人の皮脂の中にある「スクワレン」という成分に水素を添加してつくられた保湿成分です。
これによって、酸化しやすかったスクワレンが酸化しにくくなったのです。
化粧品のスクワランは、深海鮫や植物などから抽出したスクワレンからつくられます。
スクワレンは、保湿効果が高いことに加え、安全性も高いこと、また、ターンオーバーの正常化をサポートすることからランキング2位としました。
③ランキング3位 ワセリン
ワセリンは古くからある有名は保湿成分の1つで、今でもよく使われます。
ワセリンは、石油由来の炭化水素類の混合物を脱色して精製したものです。
パラフィン(イソパラフィン)および脂環式炭化水素(シクロパラフィン、ナフテン)を含んでいます。
純度によって種類があり、低い方から、黄色ワセリン、白色ワセリン、プロペト、サンホワイトがあります。
黄色ワセリン以外は、医薬品です。
価格が低いことや汎用性の高さから第3位としました。
第7章のまとめ
保湿クリームで使いたい油溶性の成分をランキングで紹介しました。
ランキング1位は、ヒト型セラミドです。
その他のランキングした成分は、シアバター、VC-IP、レチノイン酸トコフェリル、シアバター、スクワラン、ワセリンです。
8.30代から40代、50代の肌悩み別でのエイジングケア保湿クリームの選び方
エイジングケア保湿クリームを選ぶ前に、30代、40代、50代のお肌の老化を「エイジングインデックス」でチェックしてみてください。
エイジングインデックスとは、お肌の状態を、年代別に「お肌全体の代謝」「表皮の老化」「真皮の老化」の3つを軸に、それぞれに関連する要素を8つの指標で数値化し、レーダーチャートで表現したものです。
これをチェックするお肌が年齢とともにどう変化するかが理解できます。
1)ランキングに頼らず30代のエイジングケア保湿クリーム選び
20代はあまり保湿クリームを使う場面は多くありませんが、30代になれば保湿に加えてエイジングケアのために保湿クリームを使い始める方も増えてくると思います。
毛穴の悩み、小じわなどはしっかり保湿クリームを使えば改善が可能です。こうしたまず、乾燥肌を改善しましょう。
しかし、30代後半になると深いわやほうれい線が目立ち始めることもあります。
だから、30代で重視すべきは、保湿ですが、30代後半からはエイジングケア化粧品成分配合の保湿クリームへと切り替えることも考えましょう。
初めて、エイジングケア化粧品やエイジングケア保湿クリームを使う方は、まず「30代、初めてのエイジングケア化粧品。知らないと損する真実!」で、エイジングケア保湿クリームに期待できることをチェックしてみましょう。
2)ランキングに頼らず40代のエイジングケア保湿クリーム選び
さらに年代が上がり、40代以上のエイジングケア世代の女性は、お肌の乾燥に加えてさまざまなお肌の悩みがあると思います。
その中で多いのは、顔のたるみ、目の下のたるみ、目の下のくま、たるみ毛穴、しわやほうれい線ではないでしょうか。
これらの原因も、必ずといっていいほどお肌の乾燥が関係しています。
だから、どんなお肌悩みであっても、これまで説明してきた保湿クリームの選び方を基本に考えていただければよいのです。
さらに、お肌の乾燥が進むとインナードライ肌や敏感肌にもなりやすくなるので、何と言っても「保湿」を最重視しましょう。
しかし、年齢を重ねると乾燥だけではなく、お肌の真皮でもコラーゲンやエラスチンが減ってくることで、しわ、ほうれい線、たるみ、たるみ毛穴などが目立ってきます。
これらの肌悩みの原因は少しずつ異なるのですが、共通しているのは酸化や糖化、老化による真皮や線維芽細胞の衰えです。
したがって、肌悩みの予防美容のために抗酸化やコラーゲン、エラスチンをサポートできるエイジングケア化粧品成分の入った保湿クリームを選ぶという点では共通なのです。
ただし、こうした肌悩みが乾燥ではなく、たるみが原因で目立った場合は、どんなエイジングケア保湿クリームでも解消することができません。
40代のエイジングケアの基本については、
「40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!」をご覧ください。
とは言っても、エイジングケアで気を付けるポイントは少しずつ異なるので、次の記事も参考にしてみてください。
*たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策
3)ランキングに頼らず50代のエイジングケア保湿クリーム選び
50代のエイジングケア保湿クリームの選び方は、40代と大きく変わることはありません。
ただ、50代で起こる大きな変化は、多くの方が閉経を迎えることで、女性ホルモンが激減し、潤いやコラーゲンの更なる減少によるハリやツヤ不足が余計に気になりはじめます。
つまり、肌の老化は40代より進んでしまうので、必要に応じてより高機能なエイジングケア保湿クリームを使った方がよい場合もあります。
そんな50代のエイジングケアの基本は、
「50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!」をご覧ください。
また、60代や70代のエイジングケアは、「60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方」をご覧ください。
第8章のまとめ
30代、40代、50代のランキングに頼らない保湿クリームの選び方のポイントを、ご紹介しました。
いずれの年代でも保湿クリームで重視すべきは保湿です。
さらに、年齢、年代を重ねるごとに、抗酸化や機能性を重視したものを選びましょう。
しかし、どんな高価でゴージャスなエイジングケア保湿クリームでも、真皮や表情筋、皮下組織の衰えで起こったたるみが原因の肌悩みであるほうれい線などを消すことはできません。だからこそ、アンチエイジングを意識した生活習慣で肌老化を予防することが大切です。
9.保湿クリームランキングで紹介されるブランド
実際に、保湿クリームを選ぶとなると、やはり気になるのは口コミやランキング。
そこで、人気の保湿クリーム17種の特徴と全成分をご紹介します。
全成分や有効成分を比較して、自分に合った保湿クリームをみつけてください。
@コスメ、amazon、楽天、ランキングサイト、ブログ、キュレーションサイトなどでよく見かけたり、口コミのよいものを選んでみました。
なお、ここではランキングで順位を表しているのではなく、特徴を紹介しているので、1から17まで紹介順は、ランキングや人気の順位ではありません。
ナールス ユニバ 30mg 10,600円 ディープインパクト | |
---|---|
~「育む」「攻める」「守る」のトリプルエイジングケアで、質の高い素肌を導きます~ | ■主な有効成分 セラミド2、セラミド3、セラミド6II、フィトスフィンゴシン、ナールスゲン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、レチノイン酸トコフェリル、スクワラン、アラントイン、シアバター ■要注意成分 その他(ヒノキチオールなど)全成分はこちら |
エリクシール シュペリエルスリーピングジェルパックW 105g 2,800円 資生堂 | |
夜のお手入れの最後に塗って寝るだけ | ■主な有効成分 コラーゲン、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、カルボマー、DPG、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、香料、ステアリン酸グリセリルなど全成分はこちら |
肌をうるおす保湿クリーム 50g 1,600円 松山油脂 | |
| ■主な有効成分 セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6、ビタミンE誘導体、スクワラン、シアバター ■要注意成分 カルボマー、水添レシチンなど全成分はこちら |
キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム(医薬部外品) 40g 2,300円 花王 | |
| ■主な有効成分 へキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、スクワラン、アラントイン ■要注意成分 パラベン、ジメチコン、界面活性剤全成分はこちら |
ロコベースリペアクリーム 30g 1,800円 第一三共ヘルスケア | |
| ■主な有効成分 セラミド3 ■要注意成分 (アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30) )コポリマー、トロメタミン、オレイン酸ソルビタン全成分はこちら |
無印良品エイジングケア高保湿クリーム 45g 1,523円 良品計画 | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、ヒアルロン酸、ビタミンE誘導体、スクワラン、シアバター ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、ジメチコン、ステアリン酸グリセリルなど全成分はこちら |
ニベアクリーム 56g(中缶) オープン価格 ニベア花王 | |
| ■主な有効成分 スクワラン ■要注意成分 ステアリン酸Mgなど、香料全成分はこちら |
クレーム・ドゥ・ラ・メール 30ml 19,000円 ドゥ・ラ・メール | |
| ■主な有効成分 ■要注意成分 |
アヤナスASクリーム 30g 5,000円 ディセンシア | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、セラミド2、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、ジステアルジモ二ウムヘクトライト、ジメチコン、クロスポリマー、PEG-10ジメチコン全成分はこちら |
ヒフミドエッセンスクリーム 22g 4,320円 小林製薬 | |
| ■主な有効成分 セラミド1、セラミド2、セラミド3、グリコシルセラミド、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 フェノキシエタノール、カルボマー、ミリスチン酸ポリグリセリル-10 グリセリン全成分はこちら |
モイスチャライジングクリーム 30g 3,800円 エトヴォス | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド5、セラミド6、フィトスフィンゴシン、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ビタミンE誘導体、レチノール、シアバター ■要注意成分 カルボマー、水添レシチン、ステアリン酸グリセリル全成分はこちら |
ライスフォース ディープモイスチャークリーム(医薬部外品) 30g 8,000円 アイム | |
| ■主な有効成分 スクワラン ■要注意成分 パラベン、ジメチコン、ステアリン酸ポリグリセリルなど全成分はこちら |
アスタリフトクリーム 30g 5,000円 フジフィルム | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、アスタキサンチン、ビタミンE誘導体、スクワラン ■要注意成分 フェノキシエタノール、ジメチコン、香料、レシチンなど全成分はこちら |
ドモホルンリンクル クリーム20 30g 13,000円 再春館製薬所 | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、プロテオグリカン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、スクワラン ■要注意成分 キサンタンガム、水添レシチンなど全成分はこちら |
RED B.A クリーム 30g 15,200円 POLA | |
| ■主な有効成分 コメヌカスフィンゴ糖脂質、ビタミンE誘導体、スクワラン ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、カルボマー、香料、PEG-8など全成分はこちら |
メディプラスゲル 180g 3,700円 メディプラス | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド1、セラミド3、セラミド6、フィトスフィンゴシン、3-O-エチルアスコルビン酸、ビタミンE誘導体、スクワラン、アラントイン ■要注意成分 カルボマー、ペタインなど全成分はこちら |
パーフェクトワン モイスチャージェル 75g 3,800円 新日本製薬 | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカン、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6、リン酸アスコルビルMg、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 フェノキシエタノール、DPG、ジメチコン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーなど全成分はこちら |
第9章のまとめ
人気のあるランキング上位の17種の保湿クリームを紹介しました。
全成分も記載したので、しっかりチェックして自分に合ったものを選んでくださいね。
10.ナールスブランドの保湿クリーム「ナールス ユニバ」
わたしたちがオススメするエイジングケア保湿クリームは、「ナールス ユニバ」。
私たちの保湿クリームランキングでは、1位です。
ナールス ユニバとは、QOS(Quality Of Skin=お肌の質)の向上、つまり、「細かく整ったキメ」、 「お肌の内側からのハリと弾力」 、「健やかな透明感」 、「表皮のバリア機能」、 「十分な潤い」 を実現すべく、攻めと守りのエイジングケアをサポートする成分を、バランスよく配合した高機能な保湿クリームです。成分は濃厚、でも使い心地は軽く、すごく伸びがよいクリームです。
ナールス ユニバのご使用実感の動画は、こちらをご覧ください。
*ナールス ユニバのご使用実感 【モデル 女優 高橋恭子さん】
<配合成分の主なポイント>
- 浸透性に優れた3種のヒト型セラミド(2、AP、NP)で、お肌のバリア機能と高い保湿をサポート。
- 持続型ビタミンVC-IPが、抗酸化作用、ナールスゲンとの相乗効果を存分に発揮。
- 天然シアバターの保湿力に加え、お肌へのなじみのよさとなめらかな質感を実現。
- 安全性の高いビタミンA誘導体(レチノイン酸トコフェリル)で、お肌のハリ・ツヤをサポート。
パラベン、フェノキシエタノールほかアルコール性防腐剤不使用で低刺激。
<ナールス ユニバに込めた想い>
ナールス ユニバは、素肌の質を高めるお手伝いをする保湿クリームです。
質の高い素肌とは、この記事の前半で説明したとおり、
- キメが細かく整った素肌
- 内側からハリと弾力のある素肌
- 健やかな透明感・ツヤのある素肌
- 表皮にバリア機能が十分に備わった素肌
- 乾燥しにくい潤いのある素肌
です。
そんな素肌のためには、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠といった、質の高い日常生活を毎日心がけることが大切です。
その上で、育むエイジングケア、攻めるエイジングケア、守るエイジングケアを、バランスよく行う必要があるのです。
私たちは、そんな条件を満たすスキンケアをトリプルエイジングアと呼んでいます。
<トリプルエイジングケアとは?>
トリプルエイジングケアとは、「育む」「攻める」「守る」の3つが揃ったエイジングケア
育むエイジングケア:
お肌の内側から、素肌の力が高まるように、お肌の環境に働きかけるエイジングケア
攻めるエイジングケア:
お肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンにアプローチ
守るエイジングケア:
お肌を乾燥から守るために、表皮のバリア機能を高めるとともに、十分な潤いをサポート
この3つを同時に実現するために、「よい成分を統合して1つにする」との想いから、
「1つに統合」「万能」「大学」の語源となっている「Uni」「Universal」「University」を意識して「Univer(ユニバ)」と命名しました。
そんなナールス ユニバを「保湿クリームをランキングで選ばない7つのポイント」を使って評価した記事は近日公開です。
第10章のまとめ
エイジングケア保湿クリーム「ナールスユニバ」をご紹介しました。
ナールスユニバは、ナールスゲン、3種のヒト型セラミド、VC-IP、シアバター、レチノイン酸トコフェリルが特徴成分です。
テクスチャーは軽くジェルタイプ。すごくよく伸びるフェイスクリームです。
11.保湿クリームランキングを超越するエイジングケア化粧品の選び方
ランキングに頼らない保湿クリームの選び方も大切ですが、その前にエイジングケア化粧品を通して、選ぶためのステップを理解することも大切です。
つまり、エイジングケア化粧品の選び方の7つのステップを理解すれば、保湿クリームランキングを超越した化粧品選びができるのです。
その7つのステップとは、
①お肌のしくみを知る
②お肌の老化の原因と対策を知る
③老化原因にアプローチするエイジングケア化粧品成分を知る
④自分のお肌のタイプ・状態を知る
⑤エイジングケア化粧品の役割を知る
⑥目的&自分に合ったエイジングケア化粧品を選ぶ
⑦エイジングケア化粧品の正しい使い方を実践する
です。
ぜひ、次の記事もご参考にしていただければ幸いです。
第11章のまとめ
保湿クリームをランキングに頼らずに選ぶことは、エイジングケアの7つのステップを考え、実践することと同じです。
ぜひ、エイジングケアの知識を身に着けて、自分に合うエイジングケア保湿クリームを選びましょう。
12.まとめ
保湿クリームは色々なメーカーから発売されており、種類が多すぎてどれがいいのか悩んでいる方も多いと思います。
配合される化粧品成分も違えば、配合量も違います。そんな中から自分に合った保湿クリームを選ぶのは難しいと思います。
そのため、保湿クリームランキングやおすすめ、口コミを見てチェックすることは、仕方がないことでもあります。
しかし、人気の高い保湿クリームやランキングで上位の保湿クリームが、必ずしも自分に合うかどうかはわかりません。
だから、ランキングや口コミではなく、保湿クリームに求める目的、自分のお肌の状態、そして化粧品成分のはたらきを知ることの方が大切です。
そうすれば、自分の知識で自分にあった保湿クリームを選ぶことができます。
最近、エイジングケアのための保湿クリームが増えてきているので、エイジングケア化粧品成分をはじめ、化粧品成分全般についての理解を深めることも大切なポイントです。
そうすれば保湿クリームランキングをチェックする場合でも、正しくランキングされているかをしっかり見ることができますね。
この記事が、あなた自身のランキング1位の保湿クリーム選びのご参考になれば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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