あなたは、人気ランキングで評判のよいハンドクリームを選びたいとお考えでしょうか?
それは半分正しく、半分間違っています。
なぜなら、人気ランキングの上位のハンドクリームは、多くの女性の評価を受けているので、よいものであることは確かです。
一方、ランキングで人気のあるものが、あなたの肌悩みや肌質にあっているかどうかはわかりません。
正しくハンドクリームを選ぶためには、何といっても配合されている成分をしっかり理解することが大切です。
この記事では、ランキングではそこまで書かないハンドクリームの選び方をご紹介します。
きっと、今まで知らなかった手肌美人のための情報が手に入ります。
- ハンドクリームの基本的な効果は、保湿ですが、コッテリタイプの油分の多い安価なものは、「水分の蒸発を防ぐ」ことは得意ですが、「水分を保持する」のは不得意です。だから、安価なタイプでは十分な手の乾燥肌対策ができないのです。
- ハンドクリームは、水分を保持するセラミドなどの高級な保湿成分配合のものを選んで、春・夏・秋も使うことをおすすめします。年中、ハンドケアすることで保湿力の高い手肌をつくれば、冬の乾燥の予防につながります。
- 今では、ハンドクリームは、美白、日焼け止め、薬用、エイジングケアなど種類もさまざまなので、ランキングの前にそれぞれの種類と特徴を理解しましょう。もちろん、目的別のハンドクリームランキングを参考にしましょう。
- その上で、自分の手肌の状態や目的、肌質に合ったハンドクリームを選びましょう。もし、肌に合わない場合は使用を中止しましょう。
- ハンドクリームでエイジングケアを考えるなら、ナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分配合のものがオススメです。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*手荒れの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.ハンドクリームのランキングに興味のあるあなたへ
30代や40代になれば、顔のお肌だけではなく、ハンドクリームで手肌をエイジングケアすることも大切です。
なぜなら、毎日、よく使う手のケアが不十分だと手荒れになってしまうから。
さらに、手荒れは手のしわなど手の老化を進める原因の1つにも!
そうなる前に、しっかりハンドケアを心がけたいですね。
ハンドケアで最も大切なことは、手の乾燥肌対策です。
また、50代、60代と加齢が進めば、よりエイジングケアを意識する必要もあります。
ハンドクリームを使うのもそんなハンドケアのコスメの1つ。
自分に合ったハンドクリームを使えば、手荒れも防げて、いつまでも美しい手肌をキープできるのです。
さらに、上手にハンドクリームを使えば、手のシワやシミのエイジングケアも可能です。
では、あなたにとって、どんなハンドクリームがよいのでしょうか?
ウェブ上には、人気ランキング、口コミ、オススメであふれています。
ハンドクリームのブランドもロクシタン、サボン、アベンヌ、ジルスチュアート、ユースキン、ニベアなど海外ブランドから国内ブランドまでさまざまですね。プチプラやドラッグストアで売っているものもあります。
また、ハンドクリームは、ギフトやプレゼントにも使われるケースもあって、おしゃれなデザインやパッケージが可愛いものもいっぱいあります。
さらには、アットコスメや美容雑誌などでもオススメのハンドクリームが紹介されますね。
その中からハンドクリームを選ぶのも間違いではありませんが、その前に大切なことは、しっかりとハンドクリームを使う目的やハンドクリームの種類を理解することです。
その上で、エイジングケアや自分の手のお肌に合ったものを選ぶといいでしょう。
この記事では、ランキングに頼らないハンドクリームの選び方を解説します。
ランキングでは発見できなかったハンドケアのポイントやハンドクリームの選び方、使い方などが理解できると思います。
美しい手肌のために、ぜひ、続きを読んでみてくださいね。
この記事が、エイジングケアだけでなく、それぞれのお悩みに合わせた正しい手のエイジングケア実践のために、お役に立てれば幸いです。
<オススメのエイジングケアハンドクリームなら>
もし、「ランキング不要の正しいハンドクリームの選び方」よりも私たちのオススメするランキング1位のハンドクリームにご興味があるなら、こちらをご覧ください。
手肌のエイジングケアやシワ対策に!
2.そもそもハンドクリームとは?
ランキングに頼らないハンドクリームの選び方の前に、ハンドクリームそのものについて理解を深めましょう。
1)ハンドクリームとは?
当たり前ですが、ハンドクリームとは、ハンドケア用の保湿クリームです。
一般的に、次のような特徴があります。
- 顔用の保湿クリームより、配合される化粧品成分の種類が少ない。
- 価格帯は広いが、日常使いのものは概してお手ごろな価格のものが多い。
- 手は水にふれる回数が多く、外気などの刺激にさらされやすいので、固形の油分や粘度の高い油分を多く使用している。
つまり、お肌の水分の蒸発(蒸散)を防ぐことで保湿し、手肌の乾燥を予防・改善することが主な目的です。
しかし、最近では、エイジングケア化粧品成分配合や香りの高いものなど本当に多くのハンドクリームがあります。
香りの高いハンドクリームは、選ぶ楽しみも増えますね。
でも、手荒れなどで悩んでいる場合は、選び方で悩むことも。
さらに、エイジングケアまで意識するとなると…。
手荒れ対策からエイジングケアまで含めたハンドクリームについて説明することで、ハンドケアの考え方の基本を、身につけて頂けると思います。
こうしたハンドクリームに関する基本をおさえておくことも、ランキングをチェックする前には必要なことです。
なお、ハンドクリームとフェイスクリームやボディクリームなど他の保湿クリームとの違いについての詳しい情報は、こちらをご覧ください。
2)ハンドケアで保湿力アップをオススメ
「ハンドクリームは春や夏も必要?エイジングケアの視点から」で詳しく紹介していますが、手肌の保湿力アップのためには、ハンドクリームは冬だけでなく、春、夏、秋、つまり年中使っていただきたいのです。
なぜなら、手肌の「保湿力」を保つことが手荒れ予防や手肌のゴワゴワの予防につながるからです。
また、最近ではスマホの使いすぎによる指荒れや手荒れが増えているので、季節を問わず、手肌をケアすることが一層大切になってきています。
安価なハンドクリームの多くは、「水分の蒸発を防ぐ」油分は、配合されますが「水分を保持」する成分の配合量は多くありません。
保湿とは、水分を保持してバリア機能を守ることでもあるので、手荒れの問題が起こってからハンドクリームを使うより、年中のハンドケアで保湿力の高い手肌をつくる方が望ましいと言えます。
ハンドクリームの使い方については、次の記事を参考にしてください。
*ハンドクリームの効果的な使い方・塗り方で手肌美人!
3.ハンドクリームの種類は?
ハンドクリームもお顔用の保湿クリーム同様、多くの種類に分かれます。
保湿はハンドクリームの基本的で最も大切なはたらきです。
したがって、すべてのハンドクリームには何らかの保湿成分が含まれています。
なので、特に記載がなければ、ハンドクリームは保湿用ハンドクリームで、手の乾燥や手荒れを防ぐことが目的です。
「手に使う化粧品にまで、あまりお金をかけられない!」と言う方も多いことから、日常的に使うハンドクリームには、お手ごろな価格、プチプラのものがたくさんあります。
一方、「手にもよい化粧品成分を使って、ハンドケア、エイジングケアをしっかりやりたい」という方もいます。
そんな方のために、ヒト型セラミドなどの顔用の保湿クリームに配合される保湿成分配合の高価なハンドクリームなどもあります。
また、「私は、香りも楽しめるハンドクリームを使いたい!」という方も。
そんな方のためには、香りを意識してローズやラベンダーほかさまざまな植物の香りのハンドクリームもあります。
香料を配合したものは比較的、低価格ですが、無香料で植物オイルやエキスなどを高濃度で配合した天然の香りのハンドクリームは、高価格です。
特に、ブランド化粧品などにも使われる高級なバラである「ダマスクローズ」を高い濃度で配合しているハンドクリームは高価格です。
このように多くの種類のあるハンドクリームについて、それぞれの特徴を理解すれば、ランキングをチェックする際にも役立ちます。
それでは、ハンドクリームの種類をご紹介します。
尚、手肌で最も多い肌悩みであるお肌の乾燥の原因については「乾燥肌の原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」で詳しく解説しています。
1)美白用ハンドクリーム(医薬部外品)
最近では、保湿に加えて、美白の機能を付加した美白用ハンドクリームも登場しています。
ビタミンC誘導体やカモミラETなどの美白成分が配合されています。
手肌のシミを予防して、透明感のあるお肌をサポートするものです。
美白用ハンドクリームも、美白化粧品成分が配合されるので価格は高くなる傾向にあります。
美白や美白成分、美白化粧品の選び方は、こちらに詳しい情報があります。美白用ハンドクリームを選ぶ上でも、参考になる情報です。
2)UVケア用ハンドクリーム
保湿に加えて、日焼け止めの機能を付加したハンドクリームもあります。
主にUV-B対策のものが多く、SPFが表示されています。
夏場に、保湿と同時に紫外線対策を行う場合に適したハンドクリームです。
SPFやPAの表示がなくても、紫外線対策になるハンドクリームもあります。
それは、紫外線のダメージを抑えるエイジングケア化粧品成分が含まれたものです。
ナールスゲン、ビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体(水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体(APPS))、ビタミンE誘導体などは、紫外線のアフターケアをサポートする成分です。
また、ダマスクローズには、紫外線を吸収する作用が認められています。
春から夏にかけての紫外線が強いシーズン以外でも、紫外線A波は、年中降り注いでいます。
そんな紫外線対策には、いま説明したエイジングケア化粧品成分が入ったハンドクリームも選択肢として考えてみましょう。
なお、紫外線による光老化は、お肌の老化の原因の中でも大きなウェイトを占めます。
ハンドクリームや日焼止め以外でも、真夏に外出する際は、手袋を使いましょう。
また、冬の紫外線対策も大切です。
3)薬用ハンドクリーム(医薬部外品)及び市販薬
手荒れがひどく、手湿疹、ひび割れやあかぎれなどの場合に使うハンドクリームです。
保湿成分に加えて、ビタミンEなどの血行促進剤、グリチルレチン酸ステアリルやアラントインなどの抗炎症剤などが配合されます。
また、角質層が固くなった手の対策用には、尿素が10%~20%という高濃度で配合される薬用ハンドクリームや市販薬もあります。
尿素は角質を溶かすため、長い間使い続けると角質が薄くなって手のバリア機能低下の原因になることがあります。
尿素にはよい部分と使い続けるとマイナスになる部分もあるので、その点には注意しましょう。
尿素に関しては、こちらにそのはたらきやメリット、デメリットを解説していますので、ご参考にしてください。
4)エイジングケアハンドクリーム
保湿成分に加えて、抗酸化作用を持つビタミンA誘導体やビタミンC誘導体、ナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分を配合するハンドクリームも増えつつあります。
さらに、顔用の美容液や保湿クリームに含まれる化粧品成分が配合される場合もあります。
高価なエイジングケア化粧品成分が含まれるので、エイジングケア用のハンドクリームは、価格は比較的高い傾向にあります。
だからこそ、エイジングケアハンドクリームは、ランキングや口コミだけでなく、エイジングケア化粧品成分をしっかり理解した上で、あなたご自身に合ったものを選んでいただきたいと思います。
5)保湿&リラックス用ハンドクリーム
大きな手肌のトラブルがない場合、日常的に保湿で手荒れを予防しつつ、香りでリラックスをすることを目的にしたハンドクリームもあります。
自然派、無添加、オーガニックなどをセールスポイントにしているものが多くあります。
精油やオーガニック成分は優しいイメージがありますが、必ずしも手肌にとって優しいわけではありませんので、その点は注意が必要です。
香り(フレグランス)は、ローズ、フローラルブーケジャスミン、ラベンダー、レモン、オレンジ、バニラなどさまざまです。
これらの香りによって、ハンドクリームでアロテラピーに近い気分が得られます。
誕生日などの記念日やクリスマスなどにプレゼントするなら、このカテゴリーからパッケージや香りで選ぶのもよい方法です。
他にも、メンズ(男性)用ハンドクリームなどの分け方があるかもしれませんが、ハンドクリームの種類はおおむねカバーできていると思います。
また、子どもは大人と比べて肌が弱いため、無香料や低刺激などの安全性の高いものを選ぶことがおすすめです。
4.エイジングケアのためのハンドクリーム選びのポイント
目的が、保湿に加えて、美白なら美白成分配合の美白用ハンドクリーム、紫外線対策を兼ねるならSPF表示のあるUVケアハンドクリームを選べばよいので、この2つはわかりやすいですね。
ここでは、美白や紫外線対策以外のハンドクリームの選び方について、詳しく取り上げます。
ハンドクリームを選ぶポイントは、自分の手の状態を考えることが基本で、手肌の悩みを解決できるものを選びましょう。
お悩み別にハンドクリーム選びのポイントを紹介します。
特に、大きなお悩みがない場合で、エイジングケアを考えたい方は、“5)手荒れはひどくないけど、保湿やエイジングケアを考えたい” をご覧ください。
1)手の角層が蓄積して、カサカサ、ゴワゴワしている
手が、肘やかかとでよく起こるように、カサカサしている、あるいはゴワゴワして厚くなることもあります。
古い角層が剥がれずに残っている状態です。
そんな場合は、お肌を柔らかくする化粧品成分、たとえば、尿素が配合されたハンドクリームがよい選択肢の1つです。
尿素は、肌の表皮にあるNMF(天然保湿因子)の構成成分の1つです。
もともと皮膚の潤いに必要な成分で、ゴワゴワの角質を柔らかくしてはがすという特性を持っています。
その尿素をハンドクリームで補うことで、手のゴワゴワの解消をサポート。
古い角質が剥がれ落ちることで、ターンオーバーを促進して、表皮の角層が再びできるようになるのです。
しかし、尿素のこの特性は、デメリットになる場合もあります。
これが適度であれば問題はないのですが、過度になってしまうと角質が未成熟なままとなり、乾燥やバリア機能の低下をもたらす可能性もあります。
市販のハンドクリームではそれほど心配する必要はありませんが、長期間の尿素配合ハンドクリームの使用には注意しましょう。高濃度の尿素配合のハンドクリームを使う場合も同じです。
また、ハンドクリームを使う前に、顔用の保湿化粧水をつけることも少しプラスになります。
手の肌は顔より厚く、化粧水だけで大きな効果は期待できませんが、ゴワゴワが気になる場合は、化粧水と尿素配合ハンドクリームの併用もよい方法です。
とくにエイジングケアを考えたいのなら、エイジングケア化粧水がオススメです。
なお、尿素についての詳しい情報は、「尿素のメリットとデメリットは?エイジングケアの視点から」の記事をご覧ください。
手肌の特徴を知って、手荒れを予防したいなら、「手荒れ予防と改善の対策とは?丸わかり!ハンドケア」の記事をご覧ください。
2)ひび割れやあかぎれで悩んでいる
ひび割れやあかぎれでお悩みなら、保湿成分に加えて、抗炎症成分が配合された薬用のハンドクリームが選択肢の1つです。
薬用ハンドクリームの保湿成分としては、ワセリンやヘパリン類似物質が代表的な成分です。
ワセリンは、皮膚への刺激性も低く、かさかさした乾燥面、ジュクジュクした湿潤面いずれにも使用することができます。
ワセリンには、黄色ワセリン(ヴァセリン)、白色ワセリン、サンホワイト、プロペトなどの種類があり、純度によって分類されています。今、記載の順で純度が高くなります。
また、水分を保持するセラミドやヒアルロン酸なども同時に配合されています。
もちろん水分の蒸発を防ぐことも大切なので、刺激の少ないシアバターなどの脂溶性成分も配合されているハンドクリームも選択肢の1つです。
抗炎症成分は、グリチルレチン酸ステアリルやアラントインなどが代表的な成分です。
なお、同時に角質がゴワゴワしているなら、尿素配合のハンドクリームを使ってもよいですが、そうでないなら避けた方が無難です。
もし使う場合、尿素配合のハンドクリームは、症状が改善した段階で一旦、配合なしのものに切り替えて様子を見ましょう。
これらで改善しないなら、ハンドクリームに加えて、ステロイド外用剤を塗ることも必要な場合がありますが、そんな場合は早めに皮膚科などを受診しましょう。
ひどい手荒れ、ひび割れとあかぎれのエイジングケアについては、「ひどい手荒れ、ひび割れとあかぎれの予防と改善の対策とは?」の記事をご覧ください。
3)手湿疹、主婦湿疹で悩んでいる
手湿疹は、乾燥型と湿潤型があります。
乾燥型の場合は、ひび割れやあかぎれと同じ考え方でハンドクリームを選べばよいでしょう。
加えて、手湿疹で、荒れた手につけるのは、お肌に優しいものを選びましょう。
湿潤型の手湿疹は、発疹や水ぶくれができるのが特徴です。
湿潤型の場合で、特に症状が強い部位には、ハンドクリームに加えて、市販のステロイド外用剤を使うことも選択肢の1つです。
ただし、ステロイド外用剤を使う場合は、使用法をしっかりと守ることが大切です。
改善すれば、薬用ハンドクリームや市販薬を止めて、ハンドクリームだけに戻しましょう。
手の使いすぎで皮膚が薄くなる、乾燥が激しい場合もあるので、じっくりと時間をかけて水分量を増やすナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分が配合されたハンドクリームも選択肢の1つです。
「手湿疹」や「進行性指掌角皮症」の詳しい情報は、こちらをご覧ください。
*手湿疹は、主婦や美容師に出来やすい手の病気。原因と対策は?
4)しもやけで悩んでいる
「しもやけ」のハンドケアには、血行を促進する成分であるビタミンE誘導体(トコフェロール)のハンドクリームやトウガラシチンキなどを配合した医薬品なども選択肢です。
またビタミンE誘導体は、エイジングケア化粧品でもよく使われる成分ですが、手足の指先の末梢血管を拡張する作用もあります。
しもやけは、体や手足の冷え性を改善することも大切なので、入浴や食べ物などでも改善を目指しましょう。
5)手荒れはひどくないけど、保湿やエイジングケアを考えたい
何らかの手あれの症状がない場合は、薬用のハンドクリームでなくても、「保湿」を意識すれば、あとは比較的自由にハンドクリームを選べばよいでしょう。
効果の高い保湿を期待するなら、ヒト型セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されているハンドクリームを選びましょう。
エイジングケアも目的にするなら、エイジングケア化粧品成分が配合されたハンドクリームを選ぶことも選択肢の1つです。
最近では、ナールスゲンなどの新しいエイジングケア化粧品成分が配合されたハンドクリームもあります。
手の肌にも真皮があり、コラーゲンやエラスチンなどはあるので、手のエイジングケアをしっかり行うなら、高価にはなりますが、使ってみてもよいのはないでしょうか。
また、ハンドクリームだけではなく、手肌のエイジングケアやしわ対策の実践方法は、「エイジングケアハンドクリームで手のシワ対策を!」をご覧ください。
もう1つのポイントは、冬以外の季節でも使いやすいテクスチャーかどうかです。
低価格の手荒れ用のハンドクリームは、油分が多くコッテリしたテクスチャーのものが多いのが一般的です。
そのため、冬場はよくてもそれ以外の季節やオフィスで使うには不向きなハンドクリームも多いのです。
エイジングケアのハンドクリームは、年中使いたいですから、ジェルタイプで比較的サラッとしたテクスチャーがオススメです。
6)香りを楽しみたい
香りを楽しみたいなら、香料または香りを持つ化粧品成分が配合されたハンドクリームを選ぶとよいでしょう。
バラやラベンダー、サクラなど香りもさまざまなので、自分のお気に入りのものを選ぶ楽しみがあります。
なかでも、ダマスクローズは、豊潤な香りとエイジングケアへの効果も期待できるので、人気のある成分です。
ただし、ダマスクローズをはじめ、天然の成分だけで香りを出そうとすると、配合濃度が高くなり、高価格になってしまうのが難点です。
ダマスクローズやその他のバラの成分については、「ダマスクローズの魅力は?エイジングケアにも有効なバラの女王!」や「センチフォリアバラ花エキスは香りのよいローズ成分」、「カニナバラ果実エキスはどんな化粧品成分」、「ノイバラ果実エキスの化粧品成分としての効果と安全性は?」、「イザヨイバラエキスの化粧品成分としての効果と安全性」の記事をご覧ください。
一方、人工の香料を使ったものは、価格的にはお手ごろなことがメリットです。
しかし、エイジングケアを意識する場合や手の肌が敏感な方や手荒れがちな方には、無香料が好ましいと言えます。経済的に許容できるなら、香料ではなく天然成分による香りのあるハンドクリームがオススメです。
最近では、香りを楽しむこととエイジングケアを同時にできるハンドクリームも増えてきました。
両方を求めるなら、お好みの香りとエイジングケア化粧品成分をチェックして、選びましょう。
7)ハンドクリームの色をどう考えればよいの?
手肌のエイジングケアを考える上で、ハンドクリームに色は不要です。
しかし、せっかくのハンドクリームを目でも楽しみたいという気持ちもありますね。
そんな場合は、無着色でも赤やピンク色の成分そのものを配合したハンドクリームもあるのです。
そんな成分が、シアノコバラミンです。
シアノコバラミンはビタミンB12の1種ですが、このビタミンB12は、ミネラルのひとつである「コバルト」を含んでいます。
このコバルトが暗赤色なので、「赤いビタミン」と呼ばれています。
そんなシアノコバラミンは、ハンドクリームに配合されることもある成分です。シアノコバラミンの詳しい情報は、こちらをご覧ください。
*シアノコバラミン(ビタミンB12)は赤いエイジングケア化粧品
5.ハンドクリームランキングのチェックポイント
ここまでの内容で、ランキングに頼らなくてもハンドクリームを選べる知識が身についているはずですね。
まずは、ハンドクリームの全成分表示で配合成分をチェックしてみてくださいね。
それでも、ランキングをチェックしたいという気持ちは誰にでもありますね。
そんな場合は、次のポイントをチェックしましょう。
- ハンドクリームランキングでピックアップされたものが、自分のハンドケアの目的と合っているか?
- ランキングされたハンドクリームに、自分の手肌や肌質に合わない成分が入っていないか?
- ランキングされたハンドクリームの提供企業は信頼できるか?
- オススメのハンドクリームなら、どんな人に向いているのか?
- 防腐剤や界面活性剤などで自分に合わない成分はないか?
多くのハンドクリームのランキング情報は、純粋に比較しているだけではなく、アフィリエイトというビジネスの目的があります。
特定のハンドクリームの評価が過度に高かったり、コメントなどが偏っているランキングには、注意しましょう。
また、ランキングサイトの運営者が不明確なものは、あまり信頼できない可能性があります。
一方で、しっかりと比較したランキングもありますので、見極める知識を持って、上手にハンドクリームのランキングサイトを活用しましょう。
6.本格的な手肌のエイジングケアにオススメの成分は?
1)手肌のエイジングケアにオススメの成分
「手肌のエイジングケアをハンドクリームで考え、よいハンドクリームを選びたい」と思った場合、大切なのは他のエイジングケア化粧品と同様に、「よいエイジングケア化粧品成分」を見極めることです。
オススメの成分としては、保湿成分ならヒト型セラミド、エイジングケア化粧品成分ならナールスゲンです。
また、ビタミンA誘導体、ビタミンB誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体なども選択肢として考えてみてはいがでしょうか?
ナールスゲンには、次の5つの特徴があります。
- 分子量331ダルトンという極めて小さな水溶性成分
- 真皮の線維芽細胞を活性化し、真皮のコラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47と表皮のグルタチオンを増やす
- お肌の水分量を維持するはたらき
- 表皮の傷の治癒を助けるはたらき
紫外線による光老化を抑えるはたらき
ナールスゲンの詳しい情報は、こちらをご覧ください。
*ナールスゲン 京都大学発エイジングケア化粧品成分の10の秘密
また、エイジングケア化粧品を選ぶ場合の考え方は、「エイジングケア化粧品の効果とその選び方は、7ステップで!」をご覧ください。
2)ハンドクリームの成分で注意したいのは?
では、逆にハンドクリームで気をつけたい成分にはどんなものがあるでしょうか?
手肌の刺激になる成分がいくつかあるので、それらには注意しましょう。
①アルコール
アルコール、つまりエタノールは清涼感があるほか、成分の溶剤として有用なはたらきがあります。
しかし、刺激や揮発性があり、乾燥を促進させてしまうことがあるので、手肌のエイジングケアのためのハンドクリームでは避けたい成分です。
アルコールフリーのハンドクリームを選びましょう。
②PG・DPG
PGやDPGは、保湿成分の1種ですが刺激性があります。全成分表示の1行目から3行目にあると配合濃度が高いので、ハンドクリームでは避けることがオススメです。
③防腐剤
パラベンやフェノキシエタノールは、ハンドクリームの品質保持の観点からは、必要な成分です。
しかし、肌質によっては刺激を感じる場合もあります。
④界面活性剤
界面活性剤は攻撃の的になる成分ですが、実は多くの種類があるので、本当に気をつけるべきものから刺激の少ないものまでさまざまなものがあります。
食器などの洗浄剤やシャンプーなどの界面活性剤には刺激の強いものがありますが、ハンドクリームなどに配合される界面活性剤は、成分の乳化が目的の刺激性の少ないものがほとんどです。
7.手肌のエイジングケアにもエイジングインデックスを取り入れる
年齢とともに、お肌の老化は進んでしまいます。お顔であっても、手肌であっても、それは同じです。
実際、お肌の中はどんな状態になっているのでしょうか?
それを年代別に、8つの要素で視覚的に現したのが、「エイジングインデックス」です。
エイジングインデックスの要素とは、以下の8つです。
- ターンオーバー
- エストロゲンの量
- お肌の水分量
- 皮脂の量
- セラミドの量
- コラーゲンの量
- エラスチンの量
- ヒアルロン酸の量
自分のお肌の内側の状態をチェックしてみましょう。
部位によって違いはありますが、顔でも手肌でも大きな差はありません。
ハンドクリームのランキングを見るよりも、こちらの指標で、年代別でどんなエイジングケアが必要かを理解することが大切です。
これは、年代別のお肌の老化の進行度合いを8つの指標でグラフ化したものです。
20歳~60歳までのお肌の成分や機能を数値化して、表しています。
ぜひ、自分に合ったエイジングケアやエイジングケア化粧品選びのご参考にしてください!
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
8.ランキングに頼らないオススメのハンドクリーム
「保湿、エイジングケア、心身のリラックス、紫外線のアフターケアを1つのハンドクリームですべて出来れば!」
「エイジングケアで年中使えるハンドクリームを選びたい」
「エビデンスのあるエイジングケア化粧品成分がしっかり配合されたハンドクリームを選びたい」
とお考えなら、私たちのランキング1位のハンドクリーム「ナールス ロゼ」をオススメします。
ナールス ロゼは、バラの女王と言われる高級なブルガリア産「ダマスクローズ」(ダマスクバラ花水)を50%という高い濃度で配合するとともに、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテインを増やすエイジングケア成分「ナールスゲン」、セラミド2、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体などを美容液レベルで配合したハンド美容ジェルです。
さらに、界面活性剤、防腐剤、香料、着色料は一切使わず、美肌成分だけで美しいピンク色と芳醇なバラの香りを実現しました。
ローズの香りに癒されながら、手肌のエイジングケアをお楽しみください。
★ナールス ロゼの特徴
- ダマスクローズの芳醇な香りで心身のリラックスができる美容ハンドジェル
- ナールスゲンが、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47をサポート
- ジェルタイプでしっとり感があっても、ベタツキが残らないテクスチャー。オフィスなどでも使いやすいハンド美容ジェル
- ヒト型セラミド「セラミド2」配合で高い保湿力
- 防腐剤フリー、無香料、無着色、合成界面活性剤フリーで低刺激
★ナールス ロゼの使い方
*ダマスクローズ高濃度配合ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」の使い方動画
★ナールス ロゼ
ナールス ロゼは、プレゼント包装も用意しています。ご自分用にもプレゼント用にも、ハンドクリームを考えてみてはいかがでしょうか?
*ダマスクローズ高濃度配合ハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」
9.ハンドクリームランキングのまとめ
ハンドクリームのランキングに頼らない選び方をご紹介してきました。
いかがでしたか?
ハンドクリームにもさまざまなタイプのものがあることをご理解いただけましたでしょうか。
また、特徴や選び方についてもご理解いただけたでしょうか?
ハンドクリームは、保湿からエイジングケアまで、配合される成分も価格帯もさまざまです。
手荒れがひどい場合は、まずその症状の改善が第一なので、薬用ハンドクリームや市販薬などを使いましょう。
それでも改善しなければ、皮膚科医などに相談しましょう。
でも、できればそうならないようにしたいですね。
そのためには、日頃から、手の保湿を意識してハンドクリームを使ってケアすることも大切です。
手のお肌も加齢とともに老化しますから、やはりエイジングケアも必要です。
そんな対策のためには、少し高価にはなりますが、ナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分やセラミド配合の良質なハンドクリームを選ぶことも選択肢の1つです。
ぜひ、ランキングだけに頼らずに、しっかりとご自身に合ったハンドクリームを選んでいただければ幸いです。
また、ハンドクリームの人気ランキングも上手にご活用くださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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