あなたは、フェイスマスクやフェイスパックの選び方や使い方をご存知でしょうか?
最近では、フェイスマスクやフェイスパックの種類が増えて、その違いや選び方も難しくなっています。
でも、ポイントさえつかめば、上手な選び方が可能です。
今回の記事では、そんなフェイスマスクのランキングに頼らない選び方やおすすめのフェイスマスクをご紹介します。
- フェイスマスクは、基本的には美容液の成分を閉じ込めて、浸透力を高めたスキンケアアイテムです。だから、即効性があって早く効果を実感できます。
- 高価なフェイスマスクは、他の基礎化粧品と違って毎日使うアイテムではないので、普段使っている化粧品に入っていない成分が配合されているものを選びましょう。一方、プチプラなものは化粧水に近く、毎日、使えるものもあります。
- フェイスマスクの選び方の基本は、美容成分では美容液の選び方と同じ考え方をベースにしましょう。また、素材や種類で目的が違うので、その点についての知識も必要です。
- フェイスマスクは15分以上使えば、かえって乾燥肌になるリスクもあるので気をつけましょう。なぜなら、水浸しになってバリア機能が低下したり、乾いたシートが水分を吸い取るリスクがあるからです。
- フェイスマスクの素材としては、バイオセルロースがオススメです。ココナッツウォーターとナタ菌を培養させてつくった素材で、密着性が高くプルプルとした質感の素材です。不織布より浸透性が高く、密封効果が高いことが特徴です。
- フェイスマスクは集中ケアに使うので、エイジングケア世代の場合は、敏感肌の化粧品を選ぶつもりで選べば刺激の少ないものが選べます。美容成分は保湿力が高く低刺激のものを選びましょう。
- フェイスマスクの人気ランキングやオススメは、候補を選ぶために活用しましょう。その上で、特徴や目的、成分をしっかりチェックしましょう。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*目の下のたるみの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.フェイスマスクでエイジングケアを考えたいあなたへ
「 フェイスマスクの選び方とオススメ・ランキングの関係は?」をお届けします。
フェイスマスクは、スペシャルケアとして取り入れることの多いスキンケアアイテム。
最近では、その種類やタイプも豊富で、エイジングケアができるフェイスマスクも。
さらに、顔の脱毛ができるタイプもあります。
フェイスマスクは、お肌を密閉して有効成分を肌内に浸透させることにより、即効的な美肌効果が期待できることが大きなメリットです。
それが可能なのは、マスクやシート、パックには密閉効果があるから。
密閉効果とは、マスクやシートでお肌を覆って密着させることによって、美容成分がお肌の奥まで浸透してくれることです。
同窓会やパーティー、大事な仕事の前日などには、フェイスマスクでスペシャルケア。
「大切な日の前は、翌朝のメイクのノリをアップさせるために使用している」
「週1回は、自分へのご褒美として、フェイスマスクで美容成分をプレゼント」
そんなエイジングケア世代の方も多いのではないでしょうか。
ひと口にフェイスマスクといっても、素材、使い方や配合されている成分、期待される効果、価格帯もさまざま。
エイジングケア化粧品としてのフェイスマスクも増えてきました。
たくさんあるフェイスマスクの中から、どれを選んだらいいのか、迷ってしまうこともありますね。
そんな中、何を基準に選べば良いのでしょうか?
もちろん、ウェブサイトには、人気のフェイスマスク、ランキング、おすすめなどがあふれています。
変わったところでは、動物や歌舞伎役者の顔を描いたおもしろ系フェイスマスク、韓国コスメのジェルタイプのフェイスマスクなども人気です。
また、百貨店から通販まで販路もさまざま。どこでもフェイスマスクをショッピングできますね。
でも、自分にとって本当に必要なエイジングケアのためには、人気やランキングだけに頼らず、正しい知識をもとに目的や肌質、肌状態にあったフェイスマスクを選びたいですよね。
実際、広告や口コミなどだけで選んで失敗するケースや公開するケースなどを聞いています。
ここでは、ランキングや口コミではなく、成分やマスクの素材によるフェイスマスクのタイプや選び方のポイント、効果的な使い方について説明します。また、エイジングケアにおすすめのアイテムをご紹介します。
「そもそもフェイスマスクって何?なぜ必要なの?」
「フェイスマスクってどんな種類があるの?教えて!」
「フェイスマスクでエイジングケアをしたいけど効果的な使い方は?」
「ランキングではなく正しい知識でフェイスマスクを選ぶには?コツが知りたい!」
「エイジングケアにおすすめのフェイスマスクは?どんな肌悩みに良いの?」
などを知りたい方は、ぜひ、続きをお読みください。
そして、ご自身のお肌の状態や目的に合わせたフェイスマスク選びにお役立てくださいね。
なお、先にオススメのナールスゲン配合のフェイスマスクについて知りたい方は、「7.フェイスマスクのランキング活用法」をご覧ください。
<フェイスマスクでしっかりエイジングケアをしたいなら>
*ナールスゲン配合バイオセルロース製フェイスマスク「ナールス リジェ パーフェクトマスク」
2.フェイスマスクってどんな美容アイテム?
基礎化粧品は、一般的には化粧水(保湿化粧水)、美容液、乳液、保湿クリームに分かれます。
使う順番は、今、記載したとおり、水溶性成分の多いものから順番に使い、最後に油溶性成分の多い保湿クリームを使います。
それ以外にも油分が殆どの美容オイルがありますが、スキンケアの最後の仕上げに使います。
そんな中で、フェイスマスクとは、一体どんなスキンケアアイテムで、どんな時、どんな順番で使えばよいのでしょうか?
まず、フェイスマスクの基本的なお話を進めます。
1)フェイスマスクとは?
フェイスマスクは、フェイスパックまたフェイスシート、シートマスクと呼ばれることもあります。
フェイスマスクには、今やさまざまなものがありますが、基本的には美容液に近い成分をマスクにしみ込ませたものです。
つまり、水溶性の保湿成分と油溶性の保湿成分(エモリエント成分)の両方が含まれているケースが多いのです。
だから、フェイスマスクの使い方や使う順番は、美容液と同じと考えるのが一般的です。
でも、わざわざフェイススマスクにしているのは、凝縮した美容成分をいち早く浸透させることで、短期間で美容液以上の効果をもたらすためです。
そこでフェイスマスクの素材や配合成分で差が生まれるのです。
つまり、フェイスマスクの素材の密閉度・密着度が高ければ、美容成分の浸透度が高まるのです。
<参考記事>
*化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割の違いとつける順番は?
2)フェイスマスクの目的は?
お肌の状態は、睡眠不足やストレスなど、日常生活のリズムが乱れたり、温度・湿度の変化によっても影響を受けます。
女性の場合は生理周期によるホルモンの変化もあるため、毎日、しっかりとスキンケア、エイジングケアをしていても、お肌を常にいい状態にキープするのは難しいですよね。
皮膚常在菌バランスが崩れて、美肌菌が減ることでpHバランスが弱酸性からアルカリ性に変わる場合も。
そんなときは、肌の保湿能が低下した状態。
フェイスマスクは、そんなお肌の変化がある場合に、上手に使いたいアイテムです。
つまり、フェイスマスクは、日常のお手入れにプラスして取り入れ、美肌のためにゆっくりと時間をかけて行うワンランク上のスキンケアです。
高濃度の美容成分を浸透させることによって、集中してうるおいを補給することでバリア機能を高めたり、遅くなったターンオーバーを促進させたり、また老廃物や毛穴の汚れを取り除いたりする目的で使用します。
お肌の状態を速効でアップさせたい時にはぴったりですね。
また、フェイスマスクをしている時間は気分もゆったりするので、ストレス解消などのメンタルの面での効果も期待できます。
さらに「お気に入りのフェイスマスクで楽しい時間を過ごしている!」と思うことで、よい意味でのプラセボ効果も期待できます。
スキンケアやエイジングケアには、単に機能的な側面だけではなく、楽しい気分、ぜいたくな気分になることも大切ですから、その点、フェイスマスクはとっておきのアイテムですね。
ただし、最近ではフェイスマスクの種類やタイプが多様化し、プチプラで毎日使える価格帯のものも登場しています。
美容アイテムはどんどん新しいものが登場するので、選んだり使うのは難しいですね。
3.フェイスマスクの選び方とスキンケアのスタイル
フェイスマスクは、美容成分を凝縮した美容液に近い成分でできているので、選び方の基本は、目的別に成分のはたらきを考えて選ぶことです。
また、フェイスマスクのマスクやシートの素材も、浸透性や機能を左右しますので、素材やタイプをどう選ぶかも大切です。
さらに、フェイスマスクがスペシャルなアイテムだけに、ランキングやオススメだけに頼るのではなく、自分の肌質や自分のスキンケアのスタイルに応じて考えましょう。
多くの方は美容液の代わりにフェイスマスクを使い続けるのではなく、美容液は毎日使って、フェイスマスクはスペシャルケアとして週1回程度か、あるいは何かのイベントの前に使う場合が多いようです。
一方、普段は化粧水だけ、あるいは乳液または保湿クリームだけでスキンケアやエイジングケアを行っている方もいるでしょう。
だから、フェイスマスクの選び方は、保湿成分やエイジングケア化粧品成分の知識だけではなく、今、お使いのほかのスキンケアアイテムとの関係も考える必要があるのです。
ここでは、ほかのスキンケアアイテムとの関係から考えるフェイスマスクの選び方をご紹介します。
1)毎日、使う美容液が決まっている場合のフェイスマスクの選び方
毎日、決まった美容液を使っている方は、保湿が目的であっても、そのほかの何らかの目的であっても、美容液とは異なる成分が配合されているフェイスマスクを選びましょう。
また、保湿成分にも、水分を挟みこむタイプ、水分を抱え込むタイプ、水分を吸着するタイプがあるので、できるだけ手持ちの美容液とは違うタイプの成分が入ったフェイスマスクを選びましょう。
水分を吸着する保湿成分をヒューメクタントと呼びますが、そのタイプと保湿成分を表に示しますので、参考にしてください。
たとえば、高保湿成分の1つであるセラミド配合の美容液を使っているなら、フェイスマスクは、ヒアルロン酸やプロテオグリカンなどが配合されたものを選ぶのもよいでしょう。
あるいは、同じセラミドでもヒト型セラミドとグルコシルセラミドのように種類の違うものを選ぶ方法もあります。
また、オールインワン化粧品を使っている方が、フェイスマスクを選ぶ場合も、基本的には同じ考え方でよいのです。
手持ちのオールインワン化粧品の成分をチェックしてみて、異なる化粧品成分のフェイスマスクを選びましょう。
もちろん、グリセリンやBG、アミノ酸などの保湿のための基本成分は、フェイスマスクにも化粧水や美容液にもよく配合されます。
だから、すべてが重ならないようにするのは難しいので、過度に重複を避ける必要もありません。
2)普段、美容液を使わない方のフェイスマスクの選び方
普段、化粧水だけを使っている方の場合と保湿クリームを使っている場合で、少しポイントが異なります。
この場合は、美容液を選ぶ考え方でフェイスマスクを選べばよいのです。
美容液の選び方は、「美容液ランキングとエイジングケア美容液の選び方7つの秘密」を参考にしてください。
①化粧水しか使わない方のフェイスマスクの選び方
一般的に、化粧水は水分が80%〜90%程度で、配合されている化粧品成分は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの水溶性成分がほとんどです。
セラミドなどの油溶性成分が入っている化粧水もありますが、その配合濃度は高くない場合が多いのです。
だから、化粧水しか使わない方がフェイスマスクを選ぶ場合には、セラミドなどの保湿力の高い成分を重視することや、また、エイジングケアを考えるなら、化粧水には配合されていないエイジングケア化粧品成分が入っていることをポイントに選びましょう。
もし、美容液を使わないのなら、フェイスマスクを使う回数を週2回などに増やすこともエイジングケアでは必要かもしれませんね。
なお、フェイスマスクの選び方とは話が変わりますが、30代からのエイジングケアのためには、日常的に化粧水だけを使うよりも美容液や保湿クリームを使って保湿を強化することをオススメします。
②保湿クリームしか使わない方のフェイスマスクの選び方
一般的に、保湿クリームには、油膜を張って水分の蒸発を防ぐエモリエントであるシアバター、ワセリン、スクワランなどが比較的多く含まれています。
また、最近では、高機能な保湿クリームなら、セラミドをはじめとした美容成分も含まれています。
そんな方の場合のフェイスマスクは、水溶性のヒューメクタントであるコラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンが配合されたものを選びましょう。
もちろん、お手持ちの保湿クリームにエイジングケア化粧品成分が含まれていない場合は、エイジングケア化粧品成分が入ったものを選びましょう。
このようにフェイスマスクの選び方は、そのフェイスマスクがよい製品かどうかだけでなく、ご自分のスキンケアやエイジングケアのスタイルも考慮することが大切なのです。
これらのフェイスマスクの選び方は、ランキングやオススメにはない情報です。
ぜひ、フェイスマスクを選ぶ際の参考にしてくださいね。
3)化粧水の代わりにフェイスマスクを使いたい方は?
フェイスマスクの中には、化粧水と同じく水溶性成分がほとんどのものがあります。
そんなフェイスマスクは、クレンジングや洗顔後のスキンケアの最初のステップとして化粧水の代わりに使うことができます。
先ほどもご紹介したとおり、プチプラのフェイスマスクを使うのもおすすめの方法の1つです。
もちろん、手持ちの化粧水でコットンパックを行うことも良い方法です。
4.お悩みや目的別のフェイスマスクの選び方
ここからは、さまざまなお肌悩みから考えるフェイスマスクの選び方です。
この情報もランキングやオススメに頼る前にチェックしてみてください。
1)乾燥肌対策のフェイスマスク
化粧品は基本的には保湿成分が中心なので、どんなフェイスマスクでも乾燥肌対策のフェイスマスクとして使用できます。
さらに乾燥肌が気になる場合は、セラミドやスフィンゴ脂質(フィトスフィンゴシンなど)、スクワランなどの油溶性の保湿成分とプロテオグリカンやヒアルロン酸などの強い保湿力のある水溶性成分が両方配合されたフェイスマスクがオススメです。
他にも、炎症を鎮める効果のあるアラントインやグリチルリチン酸2K、優しい保湿成分であるトレハロースなどもおすすめの成分です。
セラミドは、特にヒト型セラミド配合のフェイスマスクを選びましょう。
もちろん、乾燥肌の改善のためには、フェイスマスクだけではなく、乾燥肌の原因を知って、全体的なアプローチが大切です。
もちろん、あわせて食べ物による乾燥肌対策、優しい洗顔やクレンジングなどを心がけましょう。
2)肌悩み別のフェイスマスクはどう選ぶの?
エイジングサインといってもさまざまあるため、肌悩み別でフェイスマスクの選び方も少しずつ変わってきます。
肌悩みには、乾燥肌と関係の深い敏感肌や乾燥性敏感肌、インナードライ肌のほかに、しわ、たるみ、ほうれい線、目の下のくま、目の下のたるみ、くすみ、毛穴の黒ずみ、たるみ毛穴、しみなどがあります。また、角栓やいちご鼻も嫌な肌悩みですね。
しかし、これらの肌悩みの原因には共通したものがあります。
1つはお肌の乾燥です。
お肌の乾燥とは、表皮の角質層の水分量が減ることでバリア機能が低下したり、加齢などによって、保湿の3大因子である皮脂、天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質(約50%がセラミド)のいずれか、または複数が低下している状態です。
そして、お肌のキメが乱れたりツヤや透明感がなくなるなど、多くの肌悩みの原因となります。
もう1つは、紫外線ダメージなどによって、活性酸素が増えることでお肌が酸化することです。
お肌の酸化は、お肌の老化をもたらします。
なぜなら、お肌の真皮のコラーゲンやエラスチンを変性させたり、線維芽細胞にダメージを与えることで、コラーゲンやエラスチンを減らすからです。
その結果、お肌のハリが失われるのです。
また、加齢にともなうコラーゲンやエラスチンの減少もお肌の老化の原因です。
そのため、エイジングケアのためのフェイスマスクは保湿成分、抗酸化成分、コラーゲンやエラスチンの産生をサポートする成分がバランスよく含まれているフェイスマスクを選ぶことが大切なのです。
保湿成分は、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸などがオススメです。
抗酸化成分としては、プラセンタエキス、アスタキサンチン、フラーレン、コエンザイムQ10、金コロイドなどがオススメです。
コラーゲンやエラスチンの産生をサポートするエイジングケア化粧品成分としては、ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体などがオススメです。
この中で、ビタミンC誘導体は、水溶性、油溶性、そして両親媒性のものがありますが、油溶性ビタミンC誘導体はフェイスマスクに配合されることはまれです。
水溶性ビタミンC誘導体は、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na」、「リン酸アスコルビルNa」、「リン酸アスコルビルMg」、「VCエチル」などが代表的です。
両親媒性のAPPS(アプレシエ)というビタミンC誘導体は、高い浸透力があり刺激も比較的少ないので、エイジングケアに特にオススメの成分です。
また、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)は、セラミドを増やす美容成分です。
なお、肌悩みの中でもほうれい線対策のフェイスマスクについての詳しい情報は、「ほうれい線ケアのフェイスマスクの選び方と使い方」をご覧ください。
3)美白対策のフェイスマスク
フェイスマスクには、メラニンの蓄積によるシミの予防、つまり美白対策のものもあります。
美白成分としては、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、アルブチン、ハイドロキノン、トラネキサム酸などが配合された医薬部外品のフェイスマスクを選びましょう。
美白や美白化粧品については、「美白への過度な期待はお肌をダメに!正しい美白化粧品の選び方の秘密」や「美白化粧水のランキングは不要?選び方と使い方のコツ!」を参考にしてください。
4)そのほかの肌質のフェイスマスクの選び方
今まで取り上げなかった肌質には、普通肌、脂性肌、混合肌があります。
普通肌は、どんなフェイスマスクを選ぶことも可能です。
脂性肌なら、皮脂をコントロールするビタミンC誘導体配合のフェイスマスクがオススメです。
混合肌の本質は乾燥肌なので、乾燥肌対策のフェイスマスクを選びましょう。
5)40代からのフェイスマスクは安全性も重視
40代のエイジングケアや50代のエイジングケアは、化粧品による刺激を避けることも大切です。
40歳未満でも、敏感肌やインナードライ肌なら同じように刺激を避けたほうがよいでしょう。
また、フェイスマスクを選ぶ場合は、高い濃度のアルコール、合成香料、合成着色料などは避けたほうが無難です。
6)コスパを考えてフェイスマスクを選ぼう
フェイスマスクは、1枚100円程度のプチプラ価格のものから、1枚2,000円程度の高級マスクまでさまざまです。
必ずしも価格が高いほど効果が高いわけではありませんが、価格と素材、配合される美容成分のクオリティは比例する傾向にあります。
フェイスマスクは、基本的には1回の使い切りなので、単純に価格と期待する効果を比較することになります。
あまりに低価格なものは素材の品質や成分の濃度が疑問です。
エイジングケア世代の方は、プチプラよりやや高価格帯のフェイスマスクをおすすめします。
5.フェイスマスクの種類・タイプと効果の違い
フェイスマスクにはさまざまな種類があります。
素材も違えば、成分も違うので目的に合ったフェイスマスクを選ぶのは、ちょっと難しそうです。
また、タイプが異なる場合は、フェイスマスクのランキングやオススメよりも、目的と好みで選ぶ方がよさそうですね。
主なタイプ別に、フェイスマスクの使い方と特徴を説明します。
1)シートタイプのフェイスマスク
美容液やジェルなどの美容成分を染み込ませたシートをそのまま顔全体に貼り、時間をおいてはがすタイプ。
塗り伸ばしたり、後で洗い流したりしなくていいので、手軽に使用できます。
1回使い切りで個装されているものには、1回分のシートに美容成分がたっぷりと凝縮されているのが特徴です。
成分がヒアルロン酸やセラミドなら保湿、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸なら美白、というように、成分によって期待できるエイジングケア効果が違ってくるので、お肌の状態や肌悩みに合わせて選ぶといいでしょう。
また、一般的なシートには、不織布が使われていることが多い中、ナタデココの原料であるココナッツを主成分に、発酵技術を用いてつくられた植物由来のナノ繊維「バイオセルロース」というマスクシートなら、お肌に吸い付くような密着度の高さで、エイジングケア化粧品成分などをお肌のすみずみまで浸透させます。
2)クリームタイプのフェイスマスク
クリームやゲルなどを塗って顔パックするタイプです。
保湿を目的にしたフェイスマスクで、顔全体や乾燥が気になる部分に伸ばしてつけていき、しばらく待ってから洗い流したり、ふき取ったりします。
液体よりも蒸発しにくく、またクリームの特性である油分も同時に補給することができるので、お肌の乾燥対策にはおすすめのフェイスマスクです。
シートタイプのフェイスマスクと比較すると、やや手間がかかるのがデメリットです。
でも、自分で塗ることを楽しめるならメリットです。
3)クレイタイプのフェイスマスク
ミネラルを多く含んだ粘土(泥=クレイ)を使ったフェイスマスク。
洗顔後、目や口の周りを避けてお肌にのばし、その後洗い流して使用します。
いわゆる「泥美容」の1種としてマスクやパックを使う方法です。
クレイマスクの特徴は、毛穴にたまった汚れや皮脂、老廃物をすっきり取り除いてくれる吸着力。
脂性肌の人や毛穴ケアとしておすすめのフェイスマスクです。
また、毛穴への効果の他、くすみを改善したり、たるみ対策としての効果も期待されています。
ただし、クレイといっても種類もいくつかあるので、それぞれの効果を理解することも大切です。
4)ピールオフタイプのフェイスマスク
ジェルやクリーム状の美容成分を、頬→額→あご→鼻の順に乾きにくい部分からつけていき、均一に乾いたらはがすタイプのフェイスマスクです。
また、フェイスマスクの成分を塗ったシート状で販売されているものもあり、こちらもシートを顔に乗せ、時間をおいてからはがします。
はがす時には、余分な角質や毛穴の汚れも取り去るので、くすみや毛穴対策に有効です。
ただし、このタイプはお肌への刺激があるため、使用頻度には注意が必要です。
お肌の状態を見極めて上手に使いましょう。
5)スリーピングタイプのフェイスマスク
夜のスキンケア、エイジングケアの最後に顔全体に塗り、一晩中美容成分を閉じ込めるというフェイスマスク。
洗い流したりふき取ったりする必要がなく、そのまま眠れる手軽さが忙しい女性に支持されています。
紫外線や乾燥など、昼間のダメージを眠っている間にケアし、翌朝のメイクのノリをよくするなど、エイジングケアをサポートしてくれます。
このほか、話題になった炭酸ジェルタイプや、泡でマッサージしながらマスクするタイプなども。
肌質や肌タイプなどお肌の状態に合わせて、また自分に合った使い方のフェイスマスクを選ぶといいでしょう。
6.フェイスマスクの効果を高める使い方とタイミング
1)フェイスマスクの使用頻度とタイミングを考える
集中的なスペシャルケアとして使われるフェイスマスクですが、お肌の調子が悪い時や特別な時だけのものではありません。
そもそも、どのスキンケア化粧品、エイジングケア化粧品も、毎日の習慣にしてお肌の調子を整えていくもの。
そこでフェイスマスクの効果的な使い方をご紹介します。
①日常的なスキンケアに一定周期で使う
フェイスマスクも、週1回~2回くらいの頻度でいつものケアに取り入れることで、健やかなお肌の状態をキープしてくれます。
②生理周期を意識したフェイスマスクの使い方
また、フェイスマスクは生理周期に合わせた使い方もできます。
女性ホルモンのエストロゲンが優位になって、お肌の調子のよい生理後~排卵日までの間に取り入れることで、生理前にお肌の調子が下がることによって起こる肌荒れや大人ニキビなどを防ぐことが可能です。
ただし、バリア機能の低下がある場合やニキビなど炎症があるパーツへの使用は控えることをおすすめします。
③紫外線のアフターケアとして使う
さらに、フェイスマスクは夏の日焼けや紫外線のアフターケアなどにもピッタリです。
いくら日焼け止めを塗っても、外出後のお肌は疲れています。
そこでフェイスマスクを使うことで、お肌の疲れをいやすことが可能です。
特に、夏の紫外線のアフターケアは、夏の乾燥肌対策になるので、夏老け肌や肌疲労の予防になります。
④フェイスマスクの効果の発揮のために
また、シートタイプをはじめ、ほとんどのタイプのフェイスマスクは、次のような事前準備によって、より高い効果を得ることができます。
- まず、しっかりと洗顔すること
- 蒸しタオルなどでお肌を温めておくこと(洗い流すタイプなどは、入浴時に取り入れるといいですね)
- 化粧水などで保湿しておくこと
お肌がごわごわするなどの角質肥厚の場合なら、フェイスマスクの前に酵素洗顔もオススメです。
一般的に、化粧水の保湿力は美容液に比べれば落ちますので、じっくりと効果を発揮してお肌の水分量をアップさせるエイジングケア化粧品成分ナールスゲン配合のエイジングケア化粧水がフェイスマスク前にはおすすめです。
@コスメでも化粧水ランキング上位!
2)フェイスマスクの使用時間に気を付ける
たとえばシートタイプのフェイスマスクの場合、みなさんはどのくらいの時間、顔にのせていますか?
パッケージには、10分~15分くらいと記載されていることが多いと思いますが、
「少しでも成分を浸透させたいから」と、長時間マスクしたまま、という人もおられるのではないでしょうか?
でも、それは大きな間違い!
むしろ、長時間使うことで、お肌の負担になっているのです。
というのも、時間が経つとシート自体が乾いて本来の役割が果たせず、乾いたシートが逆にお肌の水分や皮脂を吸い取ってしまうから。
また、シートが乾かない場合は、水分で角質が水浸しになって、バリア機能が低下してしまうからです。
保湿のための集中ケアとしてフェイスマスクをしても、かえって乾燥肌の原因にもなりかねないので、注意が必要です。
また、間違った使い方は、お肌のかゆみや赤みなどのトラブルにもつながるので、どのタイプのフェイスマスクも記載されている使用時間を守るようにしましょう。
3)これは間違い!フェイスマスクの使い方のNG
オススメやランキングの高いフェイスマスクも間違った使い方では効果半減。
もちろん、美容ライターのレビューが高いフェイスマスクでも同じです。
15分以上、フェイスマスクを使うこと以外にもやってはいけないフェイスマスクの使い方があります。
上手に使えば、効果的なフェイスマスク。ぜひ、失敗のないエイジングケアのために参考にしてください。
①洗顔後に化粧水をつけずにいきなりフェイスマスクを使う
フェイスマスクは、美容液に近いもの。
水溶性成分が中心の化粧水をフェイスマスクにしたタイプ以外は、まず、化粧水やローションでお肌に水分を与え、お肌を柔軟にしましょう。
ただし、水溶性成分が多く化粧水に近いタイプのシートマスクを化粧水の代わりに使う場合は、問題ありません。
②お風呂でフェイスマスク
これも特別なもの以外はオススメできません。
フェイスマスクはお風呂上りのリラックスタイムのケアのために使いましょう。
入浴後に肌が温まると、血行もよく毛穴も開いた状態なので、お風呂上りから30分以内に使うのがオススメです。
③1日2回以上のフェイスマスク
過度に美容成分をお肌につけてもそれで効果が高まるものではありません。
美容成分が凝縮したエイジングケアのためのフェイスマスクは、基本は1日1回で十分です。
ただし、紫外線が強い夏などの場合は、美容液の代わりにビタミンACEなどの抗酸化成分配合のフェイスマスクをビフォーケア、アフターケアと使うことはオススメです。
④決してフェェイスマスクをつけて寝ない
これは、さきほど長時間、フェイスマスクをつけっぱなしではいけないことをお伝えした理由と同じです。
気持ちよくなって、そのまま眠り込んではいけないので、スリーピングタイプ以外は必要な時間で取りましょう。
⑤炎症や肌荒れの場合は慎重に
フェイスマスクは、密閉効果で美容成分を浸透させますが、防腐剤やそのほかの安定化成分なども浸透させやすくします。
だから、炎症や肌荒れなどバリア機能が低下している場合には、フェイスマスクで刺激を感じる場合もあります。
そんな場合は、肌状態が回復するのを待って使うようにしましょう。
7.フェイスマスクのランキング活用法
今や、ヤフーやグーグルの検索画面から、「フェイスマスク ランキング」や「フェイスマスク おすすめ」で検索すると楽天やアマゾン、@コスメなどでのフェイスマスクの人気ランキングや売上ランキング、口コミ、オススメがたくさんでてきますね。
高価なものならSK-Ⅱやランコム、資生堂の「HAKU」メラノシールドマスクなどのブランドシリーズのフェイスマスクから、LuLuLun(ルルルン)や毛穴撫子「お米のマスク」といったプチプラのフェイスマスクまでさまざま。
そんな中から自分に合ったものを選ぶのは大変です。
なぜなら、人気ランキング1位のフェイスマスク、オススメのフェイスマスクが自分自身にピッタリかどうかがわからないからです。
しかし、候補のフェイスマスクとしてピックアップするには役立ちます。
ランキング1位や上位、オススメに登場するフェイスマスクは、やはり人気が高く、売れているにはそれなりの理由があり、優れた商品であることも多いのです。
その上で、配合成分やフェイスマスクの素材をチェックして、ご自分の目的に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか?
とくに、エイジングケア世代の方がフェイスマスクを選ぶには、敏感肌の化粧品を選ぶ基準で選べば安全性が高く、保湿力の高いフェイスマスクが選べます。
また、全成分の表示についてもその読み方を理解しておけば、どんな成分が多く配合されているかの理解を助けます。
ランキングや口コミだけに頼らないエイジングケアのフェイスマスクの選び方には、「敏感肌化粧品はこれがオススメ!ランキング不要の選び方」や「全成分表示は、エイジングケア化粧品の理解を助ける!?」を参考にしてください。
8.オススメのエイジングケアのフェイスマスク
最先端の美容成分配合のフェイスマスク「ナールス リジェ パーフェクトマスク」は、エイジングケア世代におすすめ。
1)「ナールス リジェ パーフェクトマスク」の特徴
ナタデココのようなプルプルのバイオセルロース製マスクに、美容液1本分の最先端の美容成分を贅沢に配合しました。
バイオセルロースとは、先ほども紹介しましたが、ココナッツウォーターとナタ菌でつくった密着性や保湿性に優れたナノ繊維のマスク。
マスクをつけている時間は、10分〜15分程度。
外した後は、まるで肌細胞がよみがえったように、肌のハリを実感できます。
また、25mlもの美容成分を閉じ込めているので、マスクのパッケージに残った美容液は、デコルテのケアや手肌のエイジングケアにもお使いいただけます
「ナールス リジェ パーフェクトマスク」は、美容皮膚科や美容クリニック、エステティックサロンでもお使いいただいています。
<バイオセルロースと不織布のフェイスマスクの比較>
2)どんな肌悩みによいの?
贅沢な美容の時間を楽しみたいときはもちろん、乾燥肌やそれが原因の肌悩み、ターンオーバーの乱れによる肌悩みなど、さまざまなエイジングサインの予防美容およびスペシャルケアにお使いいただきたいフェイスマスクです。
たとえば、次のようなケースにお使いいただけます。
- イベントやお出かけの直前
- リラックスした美容タイムを楽しみたいとき
- 顔のくすみが気になるとき
- ゴワゴワした肌状態を感じるとき
- 乾燥による小じわが気になるとき
- 乾燥によるほうれい線が目立つ
- 毛穴の黒ずみやたるみ毛穴が目立つ
- 紫外線による日焼けのアフターケア
3)主な10種の美容成分の特徴
ナールス リジェ パーフェクトマスクの主な美容成分をご紹介します。
①ヒト幹細胞培養液
ナールス リジェ パーフェクトマスクには、「ヒト脂肪細胞順化培養液(バチルス/ベニコウジ菌)/(ナツメ果実/ダイズ)発酵液」を使っています。
このヒト幹細胞培養液には、700種類以上のタンパク質、糖質と脂質、さらにEGF、FGF、VEGF、HGF、IGF、アディポネクチンなど、30種類以上の成長因子を含んでいます。
天然の防腐作用のある「ナツメ果実発酵液」を使用することにより、防腐剤無添加を実現しています。
②ナールスゲン
ナールスゲンは、京都大学発の画期的な美容成分。
コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、ヒートショックプロテイン(HSP)47やヒートショックプロテイン(HSP)70を増やします。
また、からだや肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やすはたらきがあり、紫外線ダメージによる光老化を予防します。
③カルノシン
カルノシンには、酸化や糖化を防ぐはたらきがあることがわかっています。
そのため、肌やからだの老化を防ぐという研究報告がいくつかあります。
今では、サプリメントや化粧品としても使われています。
カルノシン配合の化粧品は、コラーゲンやエラスチンの劣化を防ぐことが期待されています。
そのため、肌のハリをキープし、シワやほうれい線の予防的なケアに期待できます。
④馬プラセンタエキス
北海道産のサラブレッド由来のプラセンタエキスを配合。
プラセンタエキスには、アミノ酸をはじめ糖分、脂質、ビタミン、ミネラル、酵素など、生命維持に必要な多種多様な成分が含まれています。
主なはたらきとしては、バリア機能やターンオーバーの正常化による保湿力アップ、シミやソバカスを防ぐ美白効果(医薬部外品の場合)、抗酸化作用などです。だから、エイジングケアの効果が期待できます。
⑤キュアパッション
キュアパッションは、水、BG、クダモノトケイソウ果実エキスの3つが配合された混合の化粧品成分です。
キュアパッションを特徴づけるのは、クダモノトケイソウ果実エキス。
リンパ管ケアに着目したエイジングケア化粧品成分で、むくみによるくすみやシワをケアします。
⑥プリンセスケア(ヒメフウロエキス)
プリンセスケア(ヒメフウロエキス)は、表皮の一番奥で真皮との間の基底膜にあるⅣ型コラーゲンを保護することで、紫外線による光老化を軽減します。
⑦ビルベリー葉エキス
ビルベリーは、ブルーベリーの仲間です。
ビルベリーの果実には、ブルーベリー以上にポリフェノールのアントシアニンが豊富に含まれます。
また、葉にもクロロゲン酸やフラボノール、ケルセチン、カテキン、プロアントシアニジンなどの抗酸化成分が豊富です。
ビルベリー葉エキスには、抗酸化作用や抗糖化作用、細胞賦活作用があります。
⑧マンダリンオレンジ果皮エキス
マンダリンオレンジ果皮エキスは、ミカン科の果実であるマンダリンオレンジの果皮から抽出された美容成分。
角層のキメとツヤを保つ効果があり、肌に透明感を与える美容成分として注目されています。
また、天然保湿因子(NMF)のもととなるたんぱく質であるフィラグリン分解酵素の産生促進作用があります。これは、天然保湿因子(NMF)を増やすはたらきです。
⑨カワラヨモギ花エキス
カワラヨモギ花エキスには、消炎効果と抗菌効果があり、肌荒れの予防効果が期待できます。
また、収れん効果や色素沈着を防ぐ作用などもあります。
最近、カワラヨモギの成熟した頭花を乾燥させて得られる生薬インチンコウエキスには、フィラグリンを増やすはたらきがあることがわかりました。
⑩ゼラニウム
ゼラニウムは、化粧品成分ではニオイテンジクアオイ油と呼びます。ゼラニウムの全草から抽出され、精油や香料としても使われます。ゼラニウムの花から抽出したニオイテンジクアオイ花油は、主に香りづけの目的で配合されています。
ゼラニウムには、その香りでリラックス効果や女性ホルモンを整えるはたらきがあります。
また、保湿効果や皮脂のコントロール作用も期待されます。
また、カルノシンをリポソーム化して肌の奥へ浸透させるためにレシチンを配合しています。
リポソーム化とは、小さなカプセルをつくって美容成分を閉じ込める技術のことで、レシチンがそのはたらきをします。
<全成分>
水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、アロエベラ液汁、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル、(バチルス/ベニコウジ菌)/(ナツメ果実/ダイズ)発酵液、カルノシン、オオアザミ果実エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、カワラヨモギ花エキス、ビルベリー葉エキス、ヒアルロン酸Na、ヒメフウロエキス、プラセンタエキス、クダモノトケイソウ果実エキス 、クロクスクリサンツス根エキス、アラビアゴム、グルコシルヘスペリジン、レシチン、PEG-60水添ヒマシ油、加水分解水添デンプン、グリコシルトレハロース、ポリアクリレート-13、ポリイソブテン、ポリソルベート20、1,2-ヘキサンジオール、エタノール、ニオイテンジクアオイ油、トコフェロール、クエン酸、クエン酸Na、エチルヘキシルグリセリン、ココイルアルギニンエチルPCA、フェノキシエタノール
9.フェイスマスクで改善しないたるみとむくみ
1)フェイスマスクでたるみの解消はできない
たるみは、真皮のコラーゲンやエラスチンの減少、皮下組織の皮下脂肪の肥大化、表情筋の衰えなどが3大原因であることがよく知られています。
そして、たるみはほうれい線、たるみ毛穴などの原因となっています。
残念ながら、顔のたるみはフェイスマスクで改善することはできません。
顔のたるみが原因の肌老化には、ほうれい線、目の下のたるみ、まぶたのたるみ、ゴルゴライン、マリオネットライン、目の下の黒くま、たるみ毛穴などがあります。
フェイスマスクで乾燥を予防することでこれらを目立ちにくくすることはできても、たるみそのものは改善できないのです。
2)たるみの原因は、リンパ管と毛細血管のはたらきの低下
最近の研究によると、たるみの原因にはリンパ管と毛細血管のはたらきの低下が関係していることがわかってきました。
リンパ管や毛細血管は、お肌の真皮を通っています。
毛細血管は、お肌に栄養や酸素を供給するはらたきがあり、一方、リンパ管は、お肌の不要な水分や老廃物を回収して排出するはたらきがあります。
しかし、加齢、体温の低下(冷え性)、紫外線などのダメージで、毛細血管やリンパ管がもろくなれば、栄養がお肌の隅々までいきわたらなくなり、またリンパ管による老廃物の回収機能が低下してしまいます。
これが、お肌の「むくみ」の原因の1つです。
むくみが一過性であれば、大きな問題ではありません。
しかし、むくみが長引いたり、慢性化するとリンパ液中に豊富に存在する脂肪酸がリンパ管の外へ漏れ、その脂肪酸が脂肪細胞の細胞分裂を早めてしまうことがわかってきました。
つまり、むくみが皮下脂肪を肥大化させ、たるみの原因になるリスクだとわかったのです。
だから、むくみの予防や改善が、ほうれい線やたるみ毛穴のケアにはとても大切なのです。
こうした問題は、フェイスマスクでもエイジングケア化粧品でも改善しません。
だからエイジングケアやアンチエイジングを意識した生活習慣で改善することが大切なのです。
日常生活での対策としては、ニンジンやゴボウ、ショウガなどのからだを温める根菜類を意識的に摂ってからだを温めたり、入浴はシャワーだけで済まさず温かい湯船につかりましょう。
ほかにも、からだやお肌によい食べ物をバランスよく摂ることや十分で質の高い睡眠も美肌に大切です。
フェイスマスクを使うときは、日常の生活習慣のこともあわせて考えましょう。
なお、美肌のための食べ物や飲み物は、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」をご覧ください。
10.フェイスマスクに関するよくある質問
Q1. フェイスパックの効果を高めるには?
フェイスマスクの効果を高めるには、お顔の皮脂や汚れを落とし、化粧水タイプのシートマスク以外の場合は、化粧水やローションでお肌に水分を与え、柔軟にしておくことで、美容成分の浸透がよくなります。
また、フェイスマスクを長時間つけたり、お風呂で使用したりせず、正しく使うこともフェイスマスクの効果を最大限に発揮させるために重要です。
Q2. 乾燥がひどい時のパックはどうすればいいですか?
乾燥がひどい時は、セラミドやプロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたフェイスマスクがおすすめです。
またシートタイプ以外にも、クリームタイプのマスクは、油分も多く冬などはおすすめです。
ただし、乾燥によるかゆみなどの症状がひどい場合は、フェイスマスクを使用せず、皮膚科や美容皮膚科を受診するようにしましょう。
Q3. パックは朝と晩のどちらにするべきですか?
フェイスマスクを朝と晩のどちらで使用するかは、メーカーが推奨しているタイミングで使用するのが基本です。
特に指定のない場合は、朝と晩、どちらでも問題ないですが、夜のお風呂上りなら、入浴により体温が上がり、毛穴も開いた状態なので化粧水のあとにフェイスマスクを使うことでより保湿効果を実感できます。
Q4. フェイスパックに使用期限が書いてないのはなぜですか?
フェイスマスクを含む化粧品に関して、日本では、「医薬品医療機器等法」という法律で、「製造又は輸入後3年を超えて性状及び品質が安定なものは使用期限の表示を行わなくても差し支えない」とされています。そのため、製造後3年以内で変質する商品以外は、使用期限を記載する必要はないので、フェイスマスクにも使用期限が記載されていないものがあります。
一般的に使用期限は、未開封の状態で3年、開封後は3カ月~1年程度とされていますが、大容量のシートマスクなどは一度開封すると、雑菌の繁殖や酸化の可能性があるので、開封後はできるだけ早く使い切ることをおすすめします。
Q5. シートマスクは乾燥に逆効果ですか?
保湿効果のあるシートタイプのフェイスマスクは、正しく使えば乾燥に効果的です。ただし、長時間肌に乗せたままにする、使用頻度を誤る、フェイスマスクをつけたまま寝るなど、誤った使い方をすると乾燥などの肌トラブルの原因になってしまうこともあるので、メーカーの推奨する使用方法に従い、正しく使うことがポイントです。
11.まとめ
エイジングケアの頼もしい味方、フェイスマスクのタイプ別の効果や使い方のポイントについて説明しました。
また、ランキングに頼らない選び方、肌悩み別の選び方についてもご紹介しました。
さらに、ヒト幹細胞培養液配合を配合したオススメのエイジングケア用のフェイスマスク「ナールス リジェ パーフェクトマスク」のご紹介もさせていただきました。
いかがだったでしょうか。
フェイスマスクは、スペシャルケアとしてだけでなく、季節や肌状態などに合わせて日常的なスキンケア、エイジングケアに上手に組み込んでいくことが大切。
上手に選んで使いましょう。
もちろん、高品質なエイジングケア化粧品成分配合のフェイスマスクは、値段も相応なので、スペシャルなときで十分だと思います。
正しい使い方をすると同時に、好きな音楽を聴きながら、好きなテレビ番組を見ながら、というふうに、心地よくできる方法で継続してくださいね。
自分にピッタリの心地よいランキング1位のフェイスマスクで素肌美人を目指しましょう。
この記事「フェイスマスクの選び方とオススメ・ランキングの関係は?」が、エイジングケア世代の女性のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
ぜひご登録をお待ちしております。
▶キレイと健康のお役立ち情報が届く、ナールスのメルマガ登録はこちらから
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
SNS Share
\ この記事をシェアする /