いろんな美容液を使った経験のある女性も、50代になると身体やお肌の老化を感じることが多くなってきます。あなたもそんな50代の女性のおひとりではないでしょうか?それでも、「年齢よりも若く見られたい!」「これ以上老けたくない!」「できればエイジングサインや肌悩みを改善したい!」とお考えのことでしょう。そんな50代のためのエイジングケア美容液は、どのように選び、どう使えばよいでしょうか?この記事では、50代にとって大切なエイジングケア美容液の選び方と使い方のコツをご紹介します。また、おすすめのエイジングケア美容液をご紹介します。
- 50代のエイジングケアでは美容液が大切です。なぜなら、50代は、40代以上にお肌の表皮で「保湿の3大因子」が減少するからです。また、真皮の衰えが大きく進み、たるみが目立つこともあります。
- 50代では保湿が重要なため、保湿の要であるエイジングケア美容液をしっかり選ぶことが大切です。
- そんな50代におすすめのエイジングケア美容液は、保湿力が高く、さらにエイジングケア化粧品成分を含んだものを選びましょう。美容成分はセラミドやナールスゲンがおすすめです。
- 50代のエイジングケア美容液は、アルコールやPGなどの刺激性のある成分は避けましょう。刺激の少ない成分を配合したものの中から、肌質や肌悩みを意識して選びましょう。
- 自分にピッタリのエイジングケア美容液を選んだら、お肌に負担のない優しい使い方をしましょう。ぜひ、50代も美肌をキープしましょう。
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.50代からの自分に合ったエイジングケア美容液を選びたいあなたへ
50代のあなたは、すでにエイジングケアを行なっていることでしょう。
美肌をキープするために美容液をはじめとして、いろいろなエイジングケア化粧品をお使いになってきたのではないでしょうか?
それでも50代は、エイジングで肌が老化し肌のハリやツヤが減ってしまいます。
特に、50代の後半からは更年期を終え、表皮だけでなくお肌の真皮の衰えによるお肌への影響が大きくなります。
そんな50代は、美容液などのエイジングケア化粧品では改善しない肌トラブルが増えるので、これまで以上にアンチエイジングを意識した生活も大切です。
それでも、エイジングケア美容液による日々のスキンケアが大切であることは変わりません。
だからこそ50代のあなた自身にピッタリのエイジングケア美容液を選ぶことが大切。
とはいっても、美容液は、日本国内でもざっと挙げるだけで、資生堂、カネボウ、ポーラ、コーセー、メナード、ノエビア、ちふれ、無印良品、ドクターシーラボ、ファンケル、オルビス、アルビオンなど10社以上から販売されています。
海外ブランドでも有名な美容液と言えば、エスティ・ローダー、ランコム、SK-2、ヘレナ・ルビンスタイン、クリスチャン・ディオール、シャネル、クラランス、ナーズ、クリニーク、ゲラン、ラロッシュポゼなど、ちょっと数えるだけでも10ブランド以上あります。
そんな時に頼りになるのは、@コスメなどの口コミや美容液ランキング、美容雑誌の特集、ウェブサイトの情報だけではなく、あなたご自身の肌質や肌状態、肌悩みに合ったもの選ぶための正しい知識です。
この記事では、そんな50代のエイジングケア美容液の選び方や使い方をご紹介します。
また、50代におすすめのエイジングケア美容液をご紹介します。
などが気になる方は、是非、続きを読み進めてくださいね。
なお、50代のエイジングケア全般についての詳しい情報は、「50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!」をご覧ください。
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2.50代のエイジグケア美容液の選び方の基本
50代向けのエイジングケア美容液の中身や成り立ちは、どれでも大きく変わるわけではありません。
そんな50代の美容液は、美容液ランキングなどを参考にしながらも、オススメの美容液を選ぶ7つの大切なポイントを抑えて選ぶことが大切です。
エイジングケア美容液を選ぶ7つのポイントは、「美容液ランキングではわからない「エイジングケア美容液」の選び方 7つの秘密」で詳しくご紹介していますので、ここでは50代に大切なことにフォーカスします。
1)美容液の目的と限界を理解する
エイジングケア美容液であっても真皮の衰えで目立つ深いシワやほうれい線を消すことはできません。
あくまで表皮の角質層までのケアであったり、エイジングサインの予防的な使い方が美容液の目的であり限界です。
50代ではエイジングサインが気になりますが、どんなエイジングケア美容液を使っても医薬品のような効果は期待できないのです。
50代のエイジングケア美容液もこの点を理解しておきましょう。
2)美容液選びの前に、今、50代の自分の肌質や肌状態を理解する
まずは、50代の自分の現在の肌質を把握しましょう。
肌質は、普通肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌の4つが基本タイプですが、敏感肌や混合肌などもあります。
50代になれば多くの女性は、乾燥肌傾向です。
だから、50代の今の自分の肌質や肌状態を的確に把握しておくことが、エイジングケア美容液を選ぶ前に大切です。
3)エイジングケア美容液の成分をチェックする
エイジングケア美容液を選ぶ際は、きちんと美容成分をチェックするようにしましょう。
基本は、全成分表示の上の方にある成分ほど、配合量が多くなります。自分の必要としている成分がしっかり含まれているかどうか見ておきましょう。
ただし、例外もあります。
全成分表示の読み方については、「全成分表示は、エイジングケア化粧品の理解を助ける!?」を参考にしてください。
4)50代の自分にとっての安全性を考える
このポイントは、肌老化が進んでいる50代の美容液を選ぶ上でとても大切です。
誰でも安全な美容液を使いたいのは同じですが、50代では肌のバリア機能が低下しているので、刺激に弱くなっています。
だからこそ、より刺激の少ない成分を配合したエイジングケア美容液を選びましょう。
なお、無添加化粧品がお肌によいと考える方も多いのですが、何が無添加かをしっかりチェックしましょう。
安全性の面では、50代の自分のお肌に合わない成分が何かを知っておくことも大切です。
また、50代で美容液を切り替える場合には、少量から試しておくと安心でしょう。
トライアルキットやお試しサンプルなどがあれば、有効活用してみましょう。
そうでない場合は、お肌に合わない時の返品保障や返金保障があるかをチェックしましょう。
5)エイジングケア美容液のテクスチャーで選ぶ
美容液にはとろみのあるタイプからサッパリしたタイプまでさまざまあります。
基本は、水溶性成分が多ければサッパリタイプ、逆に油溶性成分が多ければこってりタイプです。
ただ、保湿力の強さとテクスチャーはあまり関連性がありません。
サッパリしたテクスチャーでも保湿力が高いエイジングケア美容液もあります。
だから、テクスチャー自体は自分のお好みで選べばよいのです。
6)美容液の価格や経済性を考える
50代以降も美容液を使い続けることを考えれば、価格やコスパをチェックすることも大切です。
パッケージやボトルが華美な美容液や広告が派手な美容液は、その機能以上に価格が高くなる傾向にあります。
ご自身が納得していればそんな美容液を使っても問題ありませんが、基本は配合成分と価格のバランスを考えて選ぶことをオススメします。
7)美容液の提供企業をチェックする
企業の姿勢や哲学も美容液を選ぶポイントです。
顧客への対応に問題がないか、製品に関する情報提供に真摯に取り組んでいるか、過大な広告表現などはないかなどをしっかりチェックしましょう。
また、スキンケアやエイジングケア、アンチエイジングなどの情報提供を幅広く行っているかどうなども大切なポイントです。
5.50代の美容液を選ぶコツ
ここからは、50代のエイジングケア美容液の選び方の実践的なポイントをご紹介します。
50代は化粧水も大切ですが、美容液はそれ以上に大切です。
1)50代では保湿力が高く優しい美容液がオススメ
皮膚が薄くなっている50代は、低刺激で優しいエイジングケア美容液を選ぶことが大切です。
乾燥肌や敏感肌に傾いている可能性が高いですので、刺激があると肌に負担になってしまいます。
50代の肌は、保湿が最も大なので、エイジングケア美容液は保湿力が高く、かつ刺激のない優しい成分が入ったものを選ぶとよいでしょう。
美容液の基本的な役割は、「水分を保持する」ことです。
水溶性の保湿成分と油溶性の保湿成分がともに配合された美容液を選びましょう。
美容液に含まれる保湿成分は、「水分を吸着する成分」「水分を抱え込む成分」「水分を挟み込む成分」があります。
保湿力の強さは、
「水分を挟み込む成分」>「水分を抱え込む成分」>「水分を吸着する成分」
となります。
だから、「水分を挟み込む成分」や「水分を抱え込む成分」が配合された美容液を選ぶことがポイントです。
代表的な保湿成分としては、以下の成分があげられます。
①セラミド
セラミドは、「水分を挟み込む成分」で油溶性成分です。
今やその保湿力の高さでとても有名になりました。
特に人のお肌のセラミドと同じ構造のヒト型セラミドは、50代のエイジングケアにオススメです。
ヒト型セラミドには、人のお肌にもっとも多く含まれるセラミド2をはじめ、数種類があり、50代ではそれらが複数入ったセラミド配合美容液がオススメです。
また、コレステロールやスフィンゴ脂質などはセラミドに似た成分でよく一緒に美容液に配合されます。
他にもユズセラミドやグルコシルセラミドなどは植物性セラミドです。これらも美容液に配合されます。
②ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、水溶性の「水分を抱え込む成分」です。
化粧品成分としてのヒアルロン酸は、一般的にヒアルロン酸Na(ナトリウム)のことをさしますが、最近では低分子のヒアルロン酸などいくつかの種類が登場しています。
ヒアルロン酸には、高い保水力による保湿効果が期待できます。
ヒアルロン酸は、広く普及しているので、価格もリーズナブルでプチプラ美容液からエイジングケア美容液まで幅広く配合されています。
ヒアルロン酸は、刺激もなく50代にはオススメの保湿成分です。
③プロテオグリカン
プロテオグリカンは、水溶性の「水分を抱え込む成分」です。
ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力があり、EGF(上皮成長因子)に近いはたらきによって、コラーゲンやヒアルロン酸を増やすサポートをすることから、近年、エイジングケア化粧品成分として注目が集まっています。
かつてはとても高価な成分でしたが、鮭の鼻軟骨から抽出することができるようになって、供給と価格を安定させることができるようになりました。
その結果、エイジングケア化粧品やサプリメントにも活かされるようになりました。刺激もなく50代にはオススメの保湿成分です。
欠点としては、ヒアルロン酸などより高価なのでプロテオグリカン配合の美容液は高価な傾向にあることです。
なお、プロテオグリカンは化粧水にも使いやすいので、プロテオグリカン配合化粧水も50代のエイジングケアにオススメです。
④コラーゲン
コラーゲンは、おそらく美容成分として最も有名でしょう。
そんなコラーゲンは、「水分を抱え込む成分」です。
化粧品成分としてのコラーゲンは、豚や鶏、魚由来の「加水分解コラーゲン」が使われていることが多いです。
コラーゲンにもたくさん種類があり、大きな分子のものから低分子のものまであります。
高分子のコラーゲンは肌表面を、低分子のコラーゲンは、角質層までを保湿します。
コラーゲンも普及が進んでいるため価格は比較的リーズナブルです。また、刺激もなく50代でも使いやすい成分です。
ただ、美容液などの化粧品で補ったコラーゲンが真皮でコラーゲンになるわけではなく、あくまで保湿成分として効果を発揮します。
⑤エラスチン
エラスチンは、「水分を抱え込む成分」です。
化粧品成分としてのエラスチンは、豚や鶏、魚由来の「加水分解エラスチン」が使われていることが多いです。
エラスチンは刺激もなく、使いやすい成分です。
コラーゲンやエラスチンはアミノ酸からできていますが、エラスチンはコラーゲンと異なり、ヒドロキシプロリンをほとんど含まず、デスモシン・イソデスモシンを含みます。
エラスチンも美容液など化粧品で補ったエラスチンが真皮でエラスチンになるわけではありません。
ここで挙げた以外にも保湿成分はさまざまなものがあります。
グリセリン、ジグリセリン、エチルヘキシルグリセリン、BG、マルチトール、アミノ酸などの水分を吸着する保湿成分は、多くの美容液に配合される基本成分です。
保湿はさまざまな角度で行うことも大切です。
50代の美容液は、過度に1つの保湿成分にこだわるよりも、美容液の総合的な効果に注目することが必要です。
2)50代はエイジングケア効果のある美容液を選ぼう
50代になると加齢に伴って皮膚のハリやツヤは失われがちになります。
そのため、たるみが目立ちやすくなることも50代の肌の特徴です。
エイジングケア美容液でも、皮膚の構造をもとに戻すことはできませんが、コラーゲンやエラスチンをサポートする成分、酸化を防ぐ成分を配合したエイジングケア美容液を使うことで、少しでもお肌の老化を予防しましょう。
代表的なエイジングケア化粧品成分としては、以下の成分があげられます。
①ナールスゲン
ナールスゲンは京都大学と大阪市立大学の共同開発によって誕生した新しいエイジングケア化粧品成分です。
分子量が約321.26ダルトンという極めて小さく、肌の奥にまで浸透しやすい水溶性のアミノ酸誘導体です。
コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47などの産生を増やすはたらきがあり、肌本来の力が十分に発揮できるようにサポートしてくれます。
また、保湿作用やお肌表面で抗酸化物質グルタチオンを増やす作用、紫外線による光老化抑制作用も認められています。
さらにビタミンCとの相乗効果で、コラーゲンの産生がさらに増加することが確認されていますので、一緒に使うことがオススメです。
②ネオダーミル
ネオダーミルは、スイスの化粧品原料会社であるインデュケム社(Induchem AG)が、バイオテクノロジーで開発したエイジングケア化粧品成分です。
成分は単一ではなく、グリセリン、水およびメチルグルコシド6 リン酸・銅・リシン・プロリン複合体の混合物となっています。
そのため、より効率よく効果的なエイジングケアのための成分として評価されているのです。
ネオダーミルはお肌のハリ・弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンの産生をサポートするはたらきがあります。
ネオダーミルは、特に、若さのコラーゲンであるⅢ型コラーゲンを増やすことが大きな特徴です。
2013年にパリで開催されたin-cosmeticsという化粧品原材料の国際展示会では、栄えあるイノベーションアワード金賞を受賞しています。
③ビタミンC誘導体
エイジングケア化粧品成分として非常に有名なのがビタミンC誘導体です。
かつてビタミンCそのものは不安定であるため、化粧品成分としては使うことが難しい成分でした。
そこで開発されたのがビタミンC誘導体です。この誘導体技術よって、ビタミンCの効果を化粧品でも得られるようになりました。
ビタミンC誘導体は、抗酸化作用を持つとともに、線維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成をサポートする成分です。
だから、ビタミンC誘導体は、エイジングケア美容液で使いたい成分です。
ビタミンC誘導体は、水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体の3種類があり、美容液にはいずれもが使われます。
水溶性ビタミンC誘導体では、「リン酸アスコルビン酸3Na」、「リン酸アスコルビルNa」、「リン酸アスコルビルMg」「VCエチル」などが代表的です。
両親媒性ビタミンC誘導体には、APPS(アプレシエ)という高い浸透力があり刺激も比較的少ない成分があります。
また、ビタミンC誘導体には、美白作用もあるので、美白化粧水にもよく配合されます。
さらには、皮脂の抑制作用もありますので、脂性肌の方やニキビ対策にも向く成分です。
しかし、ビタミンC誘導体のデメリットは、刺激があることです。だから、敏感肌や乾燥肌がきつい方は、注意が必要です。
また、皮脂のコントロール作用があることから、乾燥肌気味の人は皮脂量が減少し、乾燥肌が進んでしまう場合もあります。
だから、50代の方は、比較的低濃度のビタミンC誘導体美容液がオススメです。
④ビタミンA誘導体
ビタミンA誘導体は、油溶性成分です。
レチノールやレチノイン酸トコフェリルなどがあります。
ターンオーバーの促進、コラーゲンの生成促進などの作用があります。
レチノールの代謝物であるトレチノインは、美容クリニックの医師でないと処方できませんが、レチノールやレチノイン酸トコフェリルは、エイジングケア美容液としても配合が可能です。
効果は期待できる一方で、刺激が強いので50代で使う場合は注意が必要です。
⑤ビタミンE誘導体
ビタミンE誘導体(トコフェロール)は、油溶性成分です。そんなトコフェロールにリン酸を加えて改良し、水溶性の性質も持たせたのが、両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸ナトリウムです。
ビタミンE誘導体は、抗酸化作用や血行促進作用などエイジングケアによいはたらきがあります。また、血流を改善してくれることで、肌のターンオーバーが促進され、肌荒れなどにも効果が期待できます。
さらに、刺激もないので50代のエイジングケアにおすすめの成分の1つです。
⑥プラセンタエキス
美白成分としても有名なプラセンタエキスは、エイジングケア化粧品成分でもあります。
保湿、血行促進、新陳代謝促進、美白作用など多彩な作用があることが確認されている優秀な成分です。
⑦フラーレン
強い抗酸化作用があるフラーレンも、エイジングケア化粧品成分として知られています。
水溶性フラーレンと油溶性フラーレンがあります。
安定性の高い構造を持っているという特徴があります。
3)50代からは避けたい成分
まず、50代で避けたいのはアルコールです。
アルコールは抗菌作用や清涼感があってメリットもある成分なので、メンズ化粧水、収れん化粧水、ふき取り化粧水などによく配合されます。
しかし、刺激性が高いこと、揮発性があって乾燥肌を促進させるリスクもあります。
50代からはノンアルコール化粧品がおすすめです。
また、PG(プロピレングリコール)なども刺激が強いので注意が必要ですし、合成香料、合成着色料などもエイジングケアには不要なので避けた方が無難です。
一方、界面活性剤、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤などは、刺激がないわけではありませんが、化粧水の品質維持のために必要な成分です。
それほど心配はいりませんが、自分に合わない防腐剤、界面活性剤は避けましょう。
さらに注意していただきたいのは、天然成分やオーガニック成分です。これらは、必ずしも安全性示すものではありません。
化粧品成分の安全性は、「合成」か「天然」かによって決まるのではなく、1つ1つの成分そのものの安全性が大切なのです。
だから、50代からは敏感肌化粧品を選ぶようにエイジングケア美容液を選ぶことがオススメの方法です。
6.50代の肌悩みと美容液の選び方|アドバンス編
50代に多い肌悩みは、真皮の衰えに加え、表情筋の衰え、皮下組織の衰えからくる肌老化に関連するものが増えます。
残念ながらこれらはエイジングケア美容液でも解消しません。
しかし、表皮の角質層の状態を維持したり改善することで目立たなくすることは可能です。
ここでは、50代の代表的な肌悩みとそれに合ったエイジングケア美容液の選び方のポイントや改善の対策をご紹介します。
1)シミ対策とエイジングケア美容液
50代を迎えるとシミは大きく目立ったり、顔のさまざまなパーツに現れ始めます。
シミには、メラニンの蓄積が主な原因です。
老人性色素斑、肝斑、脂漏性角化症、炎症性色素沈着などいつくかの種類がありますが、50代で発生するシミは、ターンオーバーの滞りからくる老人性色素斑であることが大半です。
50代になるとターンオーバーは、40日以上になることが多く、2カ月以上になってしまうこともあります。
だから、肌のターンオーバーが正常に機能するようにしっかりサポートするためのケアが大切です。
つまり、シミ対策は美白化粧品による美白、紫外線対策に加えて、ターンオーバーの正常化に着目することが大切なのです。
そんな50代のエイジングケア美容液は、美白と抗酸化作用のあるビタミンC誘導体、プラセンタエキスなどを配合したものがオススメです。
また、ターンオーバーを改善するナールスゲン、セラミド、ビタミンE誘導体などを配合した美容液がオススメです。
しかし、美白美容液も目立っているシミを大きく改善するものではありません。
内側からのシミ対策としてサプリメントや医薬品などもあるので、シミが目立つ場合は、それらを試すことや、美容医療も選択肢です。
2)しわとエイジングケア美容液
しわは原因によって、小じわ・真皮じわ・表情じわの3種類に分かれます。
また、パーツも、目元のしわ、おでこのしわ、鼻のしわ、口元のしわ、眉間のしわと言った顔のしわに加え、首のしわや手のしわなどさまざまあります。
パーツ別にもしわの種類があり、小じわとそれ以外の深いしわがあります。
エイジングケア美容液で解消できるのは、小じわだけで、真皮や表情が原因の深いしわを消すことはできません。
だからこそ、早い時期からエイジングケア美容液で予防しましょう。
最近では、医薬部外品の高機能のしわ対策化粧品も登場していますが、それでも深いしわを消すことはできないのです。
しわは、50代の前から予防することが大切です。ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体などを配合した美容液で予防しましょう。
しわ対策の美容液についての詳しい情報は、「しわ美容液のランキングに頼らない選び方の秘訣」をご覧ください。
3)ほうれい線とエイジングケア美容液
ほうれい線の原因は、いくつかにわかれます。
乾燥によるほうれい線、真皮の衰えによるほうれい線、急激なダイエットによるほうれい線、むくみによるほうれい線、骨格の歪みによるほうれい線などがあります。
このうちエイジングケア美容液で改善できるのは、まだ浅い乾燥によるほうれい線だけです。だからこそほうれい線は予防が大切なのです。
50代では真皮の衰えや顔のたるみによるほうれい線が目立つ場合が多いのです。
そんなほうれい線を消すことは難しいので、早い時期からナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体などを配合したほうれい線ケア用美容液で予防しましょう。
4)たるみ毛穴とエイジングケア美容液
毛穴の悩みの中で、たるみが原因でできる涙型、帯状の毛穴がたるみ毛穴です。
たるみ毛穴は30代の後半や40代で目立つ肌悩みですが、50代になるとさらに目立つこともあります。
たるみ毛穴は、顔のたるみの前兆で、放置していれば、ほうれい線や目の下のたるみなど、他のパーツでもたるみが原因の肌老化をもたらします。
だから、たるみ毛穴を見つけたら、いち早くたるみ毛穴ケアを美容液で行いましょう。
そんなたるみ毛穴美容液は、保湿成分とエイジングケア化粧品成分がともに凝縮されたものがオススメです。
5)くすみとエイジングケア美容液
くすみは乾燥肌や血行不良、肌の酸化、糖化など、原因が多岐にわたります。50代ではさまざまな原因でお肌がくすみます。
そんなくすみケアの美容液は、高保湿、美白、エイジングケアの3つの機能が1つになったものがおすすめです。
ただし、美白成分には刺激もあるので注意が必要です。
7.50代にオススメのエイジングケア美容液
50代におすすめのナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」
50代のエイジングケアにオススメの美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキングの第1位です。
そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
口元や目元のハリやツヤをキープして、「エイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。また、お肌の表皮でグルタチオンを増やし、酸化を防ぎます。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。
2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
③2種のビタミンC誘導体配合
30代にはビタミンCが大切。
ナールス ネオは、ビタミンC誘導体美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
毛穴ケアも期待できます。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも保湿力に定評のあるヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。
お肌のバリア機能を守り、乾燥を防ぐことで50代のエイジングケアをサポートします。
⑦9種のアミノ酸配合
ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
⑧抗酸化成分を複数配合
半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるレスベラトロールやブドウ葉/種子/皮エキス、コエンザイムQ10、エルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
⑨アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくられたペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の一つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
顔のたるみが原因のエイジングサインやしわ、ほうれい線の予防が期待されています。
⑩お肌に不要な成分を無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールフリー化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
そんなナールス ネオは、冬の乾燥肌対策だけでなく夏でも乾燥肌対策や春の乾燥肌対策、秋の乾燥肌対策でも使えます。
つまり、どの季節でも使える50代にオススメの美容液です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュで、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
6.50代のエイジングインデックスって?
私たちは、エイジングにともなう表皮と真皮の衰えを数値で現せるように指標化しました。
それが、お肌のエイジングインデックスです。
エイジングインデックスとは、お肌の状態を、年代別に「お肌全体の代謝」「表皮の老化」「真皮の老化」の3つを軸に、それぞれに関連する要素を8つの指標で数値化し、レーダーチャートで表現したものです。
<エイジングインデックス>
<50歳のエイジングインデックス>
<55歳のエイジングインデックス>
7.50代のエイジングケア美容液に関するよくある質問
Q1.エイジングケア美容液と普通の美容液の違いはなんでしょうか?
エイジングケア美容液は、エイジングによる加齢にしわやたるみなどの悩みのケアを目目指すもので、機能性の高い抗シワ成分やコラーゲンなどを増やすレチノールやナイアシンアミドなどが配合されることが多いです。
一方、一般的な美容液は保湿効果がメインで、価格もエイジングケア美容液と比べると安価です。
Q2.毛穴ケアにはレチノールとビタミンC誘導体の美容液のどちらがいいですか?
レチノールもビタミンC誘導体も毛穴ケアにおすすめです。
刺激がないなら併用も可能です。
レチノールはコラーゲン産生アップ、ターンオーバー促進によって、たるみ毛穴や毛穴の開きに効果的です。
一方、ビタミンC誘導体はコラーゲン産生アップ、皮脂抑制、抗酸化などのはたらきがあるので、毛穴の黒ずみや開きなどにも効果を発揮します。
<参考記事>
ビタミンC不足は毛穴を目立たせ、老化スピードも速めてしまう!
Q3.50代でも韓国の美容液を選んでよいですか?
韓国の美容液は、「エッセンス」「セラム」「アンプル」と分類されています。自分に合うものがあれば50代で使えます。
バリアダームリンガーアンプル(SKIN&LAB)やアイセラム バクチオール 0.2%(SKIN&LAB)、ヴィーガンレチノール 3%(SKIN&LAB)などがあります。
Q4.50代ですが美容液でたるみを改善してリフトアップできますか?
美容液では、乾燥の改善や浅いしわの改善によってハリを取り戻すことは可能です。
しかし、深いしわやたるみを改善することができません。
そのため、本格的なリフトアップは難しいです。
Q5.50代は美容液を毎日使わないほうがいいですか?
肌に問題ないなら美容液は毎日使用しても問題ありません。
乾燥やハリが気になる場合には、刺激などがなければ毎日、使いましょう。
しかし、状態によってはお休みしても問題ありません。
化粧水だけで十分な時や逆に肌荒れがひどい場合は使わないほうが良い日もあります。
10.まとめ
ランキングや口コミだけに頼らない50代のエイジングケア美容液の選び方と使い方について幅広くご紹介しました。
また、50代におすすめのエイジングケア美容液をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
50代といえば、更年期。
女性ホルモンの分泌も激減し肌の老化も進んできますが、それでも40代に見える50代の美魔女もいます。
いつまでも若々しい素肌のためには、内側からのアンチエイジングと自分に合ったエイジングケア美容液を選び、正しく使うことが大切です。
50代のエイジングケア世代の女性は、上手に美容液を使ってエイジレスな美肌を目指しましょう。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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