あなたは、美容液ランキングにご興味があるのではないでしょうか?
また、ランキングだけに頼らない自分にピッタリの美容液を選ぶことにも興味があるのでは?
この記事は、そんなあなたのために口コミなどで人気ランキングの高いエイジングケアもできる美容液のご紹介とそれに頼らない美容液の選び方をご紹介します。
また、おすすめのエイジングケア美容液をご紹介します。
まず、ランキングでよく紹介される美容液のブランドをチェックしたい方は、こちら。
また、この記事はすごく長いので各章ごとに「まとめ」を作成していますので、まずはそこを読んで全体をご理解いただくのもよい方法です。
- 自分にピッタリの美容液を選ぶ上で、美容液のランキングは役に立ちますが、頼り過ぎてはいけません。口コミやレビュー記事も同じです。
- 美容液を選ぶには、美容液ランキングだけに頼らず感性と知性で選びましょう。そのためには、美容液の役割、成り立ち、成分をしっかり理解しましょう。
- 美容液には保湿、美白、エイジングケアのためのものがあります。それぞれの種類で特徴に違いがあります。
- エイジングケア美容液は、ヒト型セラミドやナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分が含まれているものがオススメです。また、ビタミンC誘導体やレスベラトロールなど、抗酸化成分配合のものもおすすめです。
- エイジングケア美容液を選ぶことは大切ですが、正しく使うことも大切です。上手に使って美肌を目指しましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.美容液のランキングに興味のあるあなたへ
1)美容液ランキングは役立つの?
30歳を超えると、そろそろエイジングサインが気になる年齢。
美容液で美肌をキープしたいのはどんな女性も同じですね。
「エイジングケアのための化粧品や美容液を、使おう!」
「そろそろエイジングケア美容液がいるかしら?」
「わたしに合うエイジングケア美容液ってどんなもの?」
と思って、色々調べると、スキンケア化粧品、エイジングケア化粧品があふれる中、美容液もたくさんありすぎて、どれを選んだらよいのか?
誰だって、迷ってしまいますよね。
そんな時、つい頼ってしまいがちなのが、@コスメなどの美容液ランキングや美容液のオススメや口コミではないでしょうか?
また、美的やボーチェと言った美容雑誌で「話題の美容液」「殿堂入り美容液」などの紹介もありますね。
もちろん、多くの美容液ランキングは、実際に使ったお客様の声や評価を反映したもので、上位ランキングの美容液は、よい製品や人気の製品が多いのも事実。
しかし、美容液ランキング上位の美容液が、貴女のお肌にピッタリのものかどうかは別ですよね。
なぜなら、お肌の質や状態、肌悩み、年齢など美容液を選ぶ上では、ランキングよりも大切なことがたくさんあるからです。
また、しっかりした知識があれば、美容液ランキングもうまく活用することができます。
さらには、仲のよいお友達やご家族などにも、オススメの美容液を購入する際のコツを教えることもできますね。
この記事では、美容液ランキングだけではわからない、「美容液の選び方の大切なポイント」を解説します。
また、美容液ランキングではここまで詳しくは解説されない20代、30代、40代、50代などの年代別やお肌の悩み別のエイジングケア美容液の選び方を紹介します。
美容液ランキングやオススメ、口コミだけで美容液やエイジングケア美容液を選ぶ前に、ぜひ、読んでいただければ嬉しいです。
そして、それがあなたのエイジングケアのお役立てればもっと嬉しいです。
2)美容液ランキングやオススメをチェックしたいなら
美容液をランキングだけで選ぶのはオススメできません。
と言っても、やはりランキングが気になるという方は、「8.美容液ランキングで紹介されるブランド」をご覧ください。
また、美容液の選び方よりも、6名の美女が選ぶランキング1位のおすすめ美容液を知りたい方は、こちらをご覧ください。
この記事は、エイジングケア美容液について幅広く、また詳しく解説しているので、ボリューム満点です。
読むのは大変だと思いますが、ランキングや口コミだけに頼らず、本気でエイジングケアを考えたい方には必ず役立つ情報があります。
より具体的に、ランキングに頼らない年代別、肌悩み別の美容液の選び方を知りたい方は、「9.ランキングに頼らない肌悩み別の20代からのエイジングケア美容液の選び方」だけ読んでいいただいてもよいと思います。
お時間がなくてこの記事のエッセンスだけ知りたい方は、下記だけをお読みいただいてブックマークしていただければ幸いです。
3)美容液の選び方の7ポイントとは?
ランキングに頼らない美容液の選び方には、以下の7つのポイントがあります。
①美容液の目的と限界を理解する
②美容液選びの前に、自分の肌質や肌タイプを理解する
③美容液の化粧品成分を理解して選ぶ
④自分にとっての安全性を考える
⑤美容液のテクスチャーで選ぶ
⑥美容液の価格や経済性を考える
⑦化粧品の提供企業をチェックする
この7つを理解すれば、ランキングを見なくてもご自分にとってのランキング1位の美容液の選び方がわかります。
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2.美容液とは?エイジングケア美容液とは?
1)美容液とは?
実は、美容液には明確な定義がありません。
そのため、化粧品メーカーが「これは美容液!」と言えば美容液なのです。
エイジングケアアカデミーでは、美容液を次のように考えます。
「美容液とは基礎化粧品の中で、スキンケア、エイジングケアの目的を果たすために、保湿成分、エイジングケア化粧品成分、美白成分などを、その目的に合わせて凝縮して配合したスキンケア化粧品」
今、説明したように、美容液の種類や役割は主に3つです。
それらの美容液には、たいていさまざまな化粧品成分が含まれています。
なので、それらをひとつ1つ理解しなければ、実際の有用性を理解するのが難しい基礎化粧品なのです。
美容液の基本的な成り立ちは、以下のような成分です。
- 水
- 水溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分
- 油溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分
- 界面活性剤
- 抽出溶媒や防腐剤などのその他の成分
違うのは、配合の割合。
美容液は、化粧水よりは水溶性成分の割合が高く、保湿クリームよりは油溶性の割合が低いのが一般的です。
とはいっても、その配合濃度はさまざまです。また、乳化剤やゲル化剤などを使うケースもあります。
だから、テクスチャーも、さらっとしたものから乳液のようなもの、粘性の高いもの、ジェル状やゲル状のものまでさまざまなタイプがあります。
最近では、オールインワン化粧品もあるので、それも美容液代わりと言えないこともありません。
2)エイジングケア美容液とは?
そもそも美容液に決まった定義がないので、エイジングケア美容液も同じです。
一般的に、上で説明した美容液の中で、「エイジングケア」を目的として、エイジングケア化粧品成分を凝縮したもの、高価な最新のエイジングケア化粧品成分を配合したもの、多数を配合したものが、「エイジングケア美容液」と呼ばれています。
そのため、エイジングケア美容液は、もともと他の基礎化粧品に比べて価格も高めな美容液の中でも、5000円以上、あるいは10,000円以上するものもあり、より高価な傾向にあります。
そんなエイジングケア美容液は、ランキングや口コミだけに頼らず、特にしっかりと理解した上で、自分にあったものを選びたいですね。
ところで、エイジングケア美容液の1つとして美白美容液を含めることがありますが、これだけでも大量の解説が必要なので、今回の記事では、美白美容液には触れません。
美白については、『エイジングケアにとって大切な美白と美白化粧品の選び方』をご覧ください。
<第2章のまとめ>
美容液とは、水溶性と油溶性の両方の保湿成分、エイジングケア化粧品成分、美白成分などを、その目的に合わせて凝縮して配合したスキンケア化粧品のことです。
エイジングケア美容液は、エイジングケア世代である30代以上の女性向けなので、高機能な成分が含まれるので、価格は高額になりがちです。
だから、エイジングケア美容液はランキングだけに頼らずに選びましょう。
3.美容液の役割
1)美容液と保湿の関係
美容液の役割はさまざまですが、その基本は何といっても「保湿」です。
つまり、乾燥肌の予防や改善です。
美容液ランキング1位であろうと、美容液ランキング100位であろうと同じです。
エイジングケア美容液にも必ず、「保湿成分」は含まれていますし、基本的な役割は保湿なのです。
その上で、エイジングケアに有効な化粧品成分を加えて「エイジングケア美容液」として提供しているのです。
つまり、エイジングケアを名乗ろうと名乗るまいと、美容液の基本的な役割は「保湿」ありきなのです。
ここで、ある疑問が浮かばないでしょうか?
確か保湿化粧水も、保湿クリームも、「保湿」のはず…。
では、なぜ「美容液」が必要なの?
というか、本当に「エイジングケア美容液」って必要なの?
はい、ごもっともな疑問です。
それでは、まず、第一の疑問について考えてみましょう。
疑問を解く鍵は、「保湿」をしっかり理解することです。そして化粧水、美容液、保湿クリームの役割や得意分野の違いを理解することが大切です。
◎保湿とは何か
大切なお話なので、そもそも「保湿とは何か」を詳しく説明します。
まず、十分に保湿されたお肌とは、
『適切な量の水分が、保湿成分によってお肌の中につなぎ止められ、さらに油分によって水分の蒸発を防ぎ、お肌にしっかり保持されている状態』
のことです。
この状態を保つために、基礎化粧品でケアするには、次の3つの要素を満たす必要があります。
- お肌に水分を与える(Give Water)
- お肌の水分を保持する(Keep Water)
お肌の水分の蒸発を防ぐ(Cover Water)
「お肌に水分を与える」のは、水分の多い化粧品(化粧水やローションなど)の得意な分野です。
この中で最も大切なのは、「お肌の水分を保持する(Keep Water)」ことです。
なぜなら、お肌の乾燥を防ぐ根本的な対策は、お肌が水分を保持する力を持つことだからです。
◎お肌に水分を与える
先ほども言いましたが、「お肌に水分を与える」のは、水分の多い化粧品、つまり化粧水やローション系の基礎化粧品の得意な分野です。
しかし、水分だけでは保湿できません。
化粧水やローションには、水溶性の保湿成分やエイジングケア化粧品成分が配合されていますが、油溶性成分は含まれないか、含んでいても低い濃度の場合が多いのです。
したがって、化粧水やローションだけでは保湿が完了しないと心得ておきましょう。
◎お肌の水分を保持する
「お肌の水分を保持する」のは、保湿成分の役割です。お肌に元からあるNMF(天然保湿因子)や、角質細胞間脂質であるセラミドが自らの力でそれを担っていますが、肌の乾燥や加齢などでその力が衰えると、化粧品で保湿成分を補給してあげないといけなくなるのです。
お肌に水分を保持する成分としては、セラミド、NMFの元となるアミノ酸、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなどがあります(セラミドは脂溶性成分で、エモリエントに分類されることもあります)。
これらの化粧品成分はヒューメクタント、それが含まれる化粧品をモイスチャライザーと呼ばれることがあります。
ヒューメクタントは化粧水にも含まれますが、美容液に凝縮して配合される場合の方が多いのです。
特に、エイジングケア美容液には、保湿力の高いヒューメクタントがしっかりと配合されます。
◎お肌の水分蒸発を防ぐ
保湿の仕上げである「お肌の水分の蒸発を防ぐ」のは、本来はお肌の「皮脂膜」の役割です。
20代、30代前半までは、天然の保湿クリームが十分あっても、加齢などで皮脂の分泌量が減ると、天然の保湿クリームも減ってしまいます。
そうなると、水分の蒸発を防ぐ化粧品成分を補うことが大切になります。
これらの化粧品成分は脂溶性で、乳液や保湿クリームに含まれることが多いのです。
こうした脂溶性成分は、「エモリエント」と呼ばれます。
エモリエントには、スクワラン、シアバター、ホホバオイルや椿オイル、オリーブオイル、アルガンオイルなどの美容オイルがあります。
他にも、○○オイルと記載があれば、エモリエントです。
エモリエントは、美容液よりも乳液や保湿クリームに配合される割合が大きいのです。
つまり、「お肌の水分の蒸発を防ぐ」のは、主に乳液や保湿クリームの役割なのです。
このように、化粧品による保湿は3つに分けられ、美容液は、その要の「お肌の水分を保持」する役割が、化粧水やクリームより大きいのです。
つまり、「お肌の水分をしっかり保持」するためには、ヒューメクタントが凝縮された美容液が大切なのです。
したがって、美容液選びのポイントの1つ目は、「エイジングケア美容液を含め美容液選びの最初のポイントは、水分を保持する力が十分な保湿成分が含まれているか?」なのです。
なお、保湿についての詳しい情報は、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。
2)美容液にオススメの保湿成分は?
美容液ランキングを超える美容液選びの超基本ポイント その1
水分を保持する力が高く、自分に合う保湿成分であるヒューメクタントがしっかり含まれた美容液を選ぶ。
そんな保湿成分としては、セラミドが有名で、中でもヒト型セラミドが高い保湿力を持っています。
美容液の全成分表示では、ヒト型セラミドは「セラミド2」、「セラミドAP」、「セラミドNP」などと記載されていますから、見分けやすいと思います。
また、セラミドは脂溶性の化粧品成分なので、セラミド化粧水よりもセラミド美容液やセラミドクリームの効果が高いのです。
また、プロテオグリカンもヒアルロン酸と同等あるいはそれ以上の保湿力がある化粧品成分として注目されています。
プロテオグリカンは化粧品成分の場合は、水溶性なのでエイジングケア化粧水に含まれることもよくあります。
プロテオグリカンは、美容液で補っても化粧水で補ってもよい成分です。
セラミドもプロテオグリカンも安全性にも問題のほとんどない化粧品成分なので美容液やエイジングケア美容液を選ぶ上で、これらが配合されていることはよい選択肢の1つと考えてよいでしょう。
<第3章のまとめ>
美容液の役割は、化粧水や保湿クリームと同じく保湿です。
保湿には、水分を与える、保持する、水分の蒸発を防ぐ、の3つがあり、美容液は、「水分の保持」が得意です。
だから、エイジングケア美容液を選ぶには、ヒト型セラミドやプロテオグリカンなどの保湿力の高い成分が配合されたものがオススメです。
美容液ランキングに頼る前に、まず保湿成分をチェックしましょう。
4.美容液の成り立ちと選び方の基本
1)美容液の成り立ちは?
最初にお伝えしましたが、美容液に限らず化粧品は、水と水溶性の化粧品成分・油溶性の化粧品成分・界面活性剤や防腐剤などのその他の成分で成り立っています。
水溶性とは水に溶けやすいこと、油溶性とは油に溶けやすい性質を持つことです。
界面活性剤は、水溶性と油溶性の両方の性質を持った成分です。
刺激性や安全性を気にされる方もいますが、美容液ほか基礎化粧品に配合される界面活性剤は、洗剤などに配合される合成界面活性剤とは違うものが多く、配合濃度も多くないので、安全性を安全性に気にする必要はあまりないでしょう。
美容液といっても多くの割合は、水とベース成分(基材)で、ベース成分にはグリセリンが配合されるケースがほとんどです。
グリセリンは、保湿作用のある無色で粘性のある化粧品成分です。
ヒューメクタントの1つですが、水分を吸い込んで保湿力を発揮する成分です。その保湿力はセラミドなどより低く、美容液でグリセリン配合が強調されることは、ほぼありません。
グリセリンは安全性の高い成分ですが、濃度は濃い場合は「温感」があります。
温感のある美容液は、このグリセリン濃度は高い場合が多いのです。
「水を配合しない」、「美容成分100%」などの美容液は、グリセリン濃度が高い美容液である可能性が高いのです。
また、美容液に精製水を使わずミネラル水を配合する場合も、それを美容成分として考えれば、「100%美容成分」と言えないこともありません。
温泉水やミネラル水などを使う場合によく「水にまでこだわった」というようなキャッチコピーを見かけます。
しかし、「水にまでこだわった」と言わなくても、そもそも同じ成分を後から加えれば済むことですし、お客様への美容効果の点で大きな意味があると思えません。
「こだわり」そのものはよいことですが、それが、本当にあなたのことを考えてのことなのか、美容液のセールストークとして利用したいのかなどを見極めることも大切です。
過度に派手なキャッチコピーもしっかりその美容液の成り立ちを知れば、「どんな意味でそう言っているか」がわかります。
「ウソ」を言う化粧品メーカーはほとんどないと思いますが、キャッチコピーに「お化粧」する場合はありますので、化粧品を販売する会社の「お化粧」を見抜くことも大切です。
「お化粧」をはがすことで、美容液の本質を見極めましょう。
美容液には、ベース成分に加えて、保湿成分やエイジングケア化粧品成分など目的別に「機能性成分」、「安定化成分」、必要に応じて防腐剤や香料、着色料のような「その他の成分」が追加されます。
もちろん、これら3つもその性質によって、水溶性成分・油溶性成分・界面活性剤のいずれかに分けられます。
美容液は、化粧水よりは水溶性成分の割合が少なく、乳液や保湿クリームより多いのが一般的です。
また、化粧水より油溶性成分の割合が多く、乳液や保湿クリームより少ないのが一般的です。
基礎化粧品の使い方は、「水溶性成分の割合の多い方から、少ない方へ」と順番に使うのがよいのです。
ですから、美容液は、「化粧水の後で、乳液や美容クリームの前に使う」のが一般的です。
2)美容液の選び方は感性や好みも大切
今までのお話は、ランキングに頼らないための左脳的なお話で美容液選びの基本でした。
エイジングケアや成分の効果や作用の知識はもちろん大切です。
でも化粧品って、美容液でも化粧水でも、ブランドも色もボトルも含めて、自分の好みも加えたいですよね。
高価なエイジングケア美容液なら、なおさらですよね。
海外ブランドでも有名なものと言えば、エスティ・ローダー、ランコム、SK-Ⅱ、ヘレナ・ルビンスタイン、クリスチャン・ディオール、シャネル、クラランス、ナーズ、クリニーク、ゲラン、ラロッシュポゼなど、ちょっと数えても10ブランド以上あります。
日本国内でもざっと挙げるだけでも、資生堂、カネボウ、ポーラ、コーセー、メナード、ノエビア、ちふれ、無印良品、ドクターシーラボ、ファンケル、オルビス、アルビオン、DHCなど10社以上あります。
そして、百貨店、専門店といった国内内の高級な化粧品の売り場からドラッグストアやコンビニなどの安い美容液、プチプラ美容液などもあります。
通信販売でも楽天、アマゾンなどの大手モールから個人店までさまざま。
こんな風に販売ルートもたくさんあります。
そんな中で、やはり、「好み」は大切。
そして、「気に入っている」「なぜか大好き」「きっと効果がある」と思って使う方が、美容液の効果も高まるのです。
なぜなら、プラセボ効果がはたらくからです。
なので、最初は、保湿成分でふるいにかけた後は、自分の身の回りにある情報から、直感的にエイジングケア美容液の候補をいつくか選べばよいのではないでしょうか?
- このエイジングケア美容液のキャッチコピーが気に入った!
- このブランドのエイジングケア美容液のボトルの形や色が好き!
- このエイジングケア美容液のCMに出ているタレントや女優さんのファン!
- この化粧品メーカーなら信頼できる!
上記のように、あまり深く考えずに、使いたいエイジングケア美容液の候補を選んでもよいと思います。
他人のランキングより自分の感覚で、「私自身の美容液ランキング1位から5位」くらいを決めましょう。
そして、その上で、知識を持ってしっかり最終選考をしてはいかがでしょうか?
美容液ランキングを超える美容液選びの超基本ポイント その2
保湿成分を理解し、「保湿」をしっかり考えた後、直感的に、自分の価値観や感性にあった美容液を候補としてピックアップする。
さらに、「エイジングケア美容液をしっかり選びたい!」、「もっと細かなエイジングケア美容液の情報が欲しい!」という方なら、少し物足りないと思います。
そこで、今説明した以外に、美容液を選ぶ7つのポイントについて、ひとつ1つ詳しく説明します。
<第4章のまとめ>
美容液の成り立ちは、水と水溶性の化粧品成分・油溶性の化粧品成分・界面活性剤や防腐剤などのその他の成分で成り立っていて、化粧水や保湿クリームも同じです。
美容液の選び方の基本は、成分などの化学的な知識とブランドや企業などの好みの両方の観点をうまく取り入れることです。
その上で、美容液ランキングも参考にしましょう。
5.実践、ランキングに頼らない美容液選びの7つのポイント
これから説明する7つのポイントは、理解するのが少し大変ですが、エイジングケア美容液を選ぶ上で、とても大切で実践的なポイントです。
もちろん美容液だけでなく、その他のスキンケア化粧品、エイジングケア化粧品を選ぶためにもお役に立つ内容です。
ぜひ参考にして、あなたにとっての最高の自分自身のランキング1位のエイジングケア美容液選びにお役立てください。
◎美容液をランキングに頼らず選ぶ7つのポイント
①美容液の目的と限界を理解する
②美容液選びの前に、自分の肌タイプを理解する
③美容液の化粧品成分を理解して選ぶ
④自分にとっての安全性を考える
⑤美容液のテクスチャーで選ぶ
⑥美容液の価格や経済性を考える
⑦化粧品の提供企業をチェックする
以上の7点をカバーすれば、あなたご自身のランキング1位のエイジングケア美容液選びができるはずです。
この章では、「美容液の目的と限界を理解する」と「美容液選びの前に、自分の肌タイプを理解する」について詳しく説明します。
1)美容液の目的と限界を理解する
先ほども説明しましたが、エイジングケア美容液の基本的な目的は、「保湿」です。
保湿によって、乾燥肌が原因で目立つくすみ、毛穴の黒ずみ、小じわなどなら美容液で改善します。
それに加えて、エイジングサインの対策です。
肌の老化によるしわ、顔のたるみ、たるみ毛穴、ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットライン、目の下のクマ、目の下のたるみなど、エイジングケア美容液は、これらのどれか、または2つ以上のケアを考えた際に使うものです。
そのためには、しわ、顔のたるみ、たるみ毛穴、ほうれい線、ゴルゴライン、マリオネットラインなどの原因を理解した上で、それぞれの悩みの対策のサポートができるエイジングケア化粧品成分の入ったものを選びましょう。
なお、肌悩み別や年代ごとの美容液の選び方は、「9.ランキングに頼らない肌悩み別の20代からのエイジングケア美容液の選び方」で取り上げます。
しかし、エイジングケア美容液でできることは、あくまで「ケア(手入れ)」なので「キュア(治癒)」できるものではありません。
また、薬機法(旧の薬事法)で真皮までは届かないことになっています。
残念ながら、深く刻まれたしわやたるみは、どんな高価なエイジングケア美容液でも治すことはできないのです。
どんなエイジングケア美容液を使っても、深いほうれい線を消すことはできません。
エイジングケア美容液の目的は、いま以上に、エイジングサインが目立たないようにするための手段、また将来、エイジングサインが目立たないようサポートする手段であることを理解しましょう。
もし、キュア(治癒)や大きな改善を求めるなら、それはエイジングケア美容液ではなく、美容医療や美容整形の対象範囲です。
最近のエイジングケア化粧品成分は高機能化していることから、大きな改善を期待してしまいがちですが、あくまで「化粧品」であり、その作用は「緩序」なものです。
過度にエイジングケアケア美容液に頼るのではなく、食事や運動などで内側からのエイジングケアがより大切です。その前提で、エイジングケア美容液を選びましょう。
2)美容液選びの前に、自分の肌質やタイプで選ぶ
肌質は、性別、年齢、食事、運動、睡眠、気温などさまざまな要素によって決まります。
また、自分自身の健康状態や季節によっても変わってしまいます。
なかでも肌質を決める2大要素は、「皮脂量」と「保湿能力」です。
皮脂は、水分をお肌の外へ逃がさないためのもの、つまり、油分によって潤いを守る力を発揮します。
保湿能力は、バリア機能、ターンオーバー、表皮の中の天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質(セラミドなど)の質と量で決まる潤いを生み出す力です。
この2つによって、お肌のタイプを分けることができるとともに、選ぶべきエイジングケア美容液のポイントも見えてきます。
◎普通肌
保湿能力が高くトラブルに強いお肌です。
皮脂量も多くはありませんが、バランスは取れています。
基本的には、どんな美容液、エイジングケア美容液を選んでもよいタイプのお肌です。
ただし、年齢や環境など肌質が変わる場合もあるので、年齢に応じて保湿成分やエイジングケア化粧品成分などを見直して見ることも必要です。
◎乾燥肌
皮脂量、保湿能力ともに低く、外的刺激に弱いお肌です。
敏感肌も、乾燥肌がひどくなった状態の1つです。
インナードライ肌も、お肌表面がテカッていても、その本質は乾燥です。
日本は、住環境が整備されすぎた影響や、女性もオフィスで長時間働くことが増えてきたことなどで、過去に比べて、お肌が乾燥しやすい状況が増えています。
したがって、多くの女性が乾燥肌の傾向にあると言えます。
乾燥による小じわなども出来やすいのが特徴です。
また、目元や口元のエイジングサインも目立ちやすい場合もあります。
目元は早くケアしないと目の下のくまや目の下のたるみを進行させることもあります。
バリア機能なども低下しやすいので、低刺激で、ヒト型セラミドやプロテオグリカンなど保湿成分がしっかり配合されたエイジングケア美容液を選ぶのが基本です。
また、目元や口元については、ビタミンA誘導体(レチノールやレチノイン酸トコフェリルなど)やナールスゲン、ネオダーミルなど、エビデンスのあるエイジングケア化粧品成分が入ったものに着目してみることもよいでしょう。
ナールスゲンには、I型コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン47を増やすデータがあります。
また、ネオダーミルには、I型コラーゲンやⅢ型コラーゲン、エラスチンを増やすデータがあります。
エイジングケア化粧品成分のデータが、お肌でのはたらきを保証するものではありませんので、その理解は必要ですが、コラーゲンやエラスチンにアプローチする可能性のあるエイジングケア美容液を選ぶのも選択肢の1つです。
お肌の乾燥で小じわなどが気になる場合は、自分にあったエイジングケア化粧品成分が配合された美容液を選びましょう。
なお、乾燥肌についての詳しい情報は、「乾燥肌とは?原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」や「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」をご覧ください。
◎脂性肌
皮脂量、保湿能力ともに高いので、外部刺激にも強いお肌です。
小じわはできにくいのですが、毛穴が開きやすい、ニキビが出来やすいなどの欠点もあります。
美容液は、毛穴やニキビを防ぐビタミンC誘導体などの化粧品成分が入ったものを選ぶのも、よい選択肢です。
また、「ノンコメドジェニック処方」「ノンコメドジェニックテスト済み」表示のある美容液を選ぶのもよいでしょう。
◎乾燥性脂性肌
皮脂量はあっても、保湿能力が低いのがこのタイプです。
お肌の内部の潤いが少なく、小じわなどが出来やすい上に、ニキビも出来やすいので、美容液だけでなく、スキンケア化粧品を慎重に選ばなければなりません。
大人ニキビもできやすいタイプです。
保湿力が高い化粧品成分、エイジングケア化粧品成分、ビタミンC誘導体などが配合されたエイジングケア美容液の中から、低刺激で自分に合ったものを選ぶのがポイントです。
なお、乾燥性脂性肌は、インナードライ肌あるいは隠れ乾燥肌とも呼ばれる場合があります。
その改善策については、「インナードライ肌の予防と改善の対策はエイジングケアで!」を参考にしてください。
ここでお示ししたお肌のタイプは、絶対的なものではありません。年齢や身体の内外の環境によって変化するので、それも美容液を選び際に考慮に入れましょう。
また、年齢や環境のよって変わることもありますし、乾燥している部分と油っぽい部分が混在している「混合肌」も最近では増えています。
混合肌の場合は、乾燥性脂性肌の場合と同じように美容液を選ぶのが基本です。
なお、お肌のタイプについて詳しく知りたい場合は、こちらをご覧ください。
<第5章のまとめ>
ランキングに頼らない美容液の選び方は、7つのプロセスがありますが、まず、目的と限界を理解するとともに、自分の肌タイプについても理解しておきましょう。
6.美容液の成分の理解でランキングが読める
美容液の機能は、おおむね配合されている化粧品成分とその濃度で決まります。エイジングケア美容液も同じです。
また、成分を理解すればランキングも読めるようになります。
目的と自分の肌タイプを理解した上で、美容液に含まれている保湿成分やエイジングケア化粧品成分をしっかり理解すれば、間違いのないエイジングケア美容液を選ぶ可能性が高くなります。
そして、機能性の高いエイジングケア化粧品成分のはたらきが期待できることが、エイジングケア美容液を選ぶ第2のポイントなのです。
保湿成分とエイジングケア成分の特徴をしっかり理解した上で、自分自身に合った成分が含まれたエイジングケア美容液を選びましょう。
1)保湿成分
エイジングケア美容液を選ぶ上で最も大切な化粧品成分です。
美容液に含まれる成分は多種多様なので、ここでは代表的な保湿成分について、ポイントのみを説明します。
①セラミド
セラミドはもともと、表皮の細胞間脂質の中の成分として、人が持っている成分です。
水分をしっかり挟み込みこむとても保湿力の高い成分です。
なかでもヒト型のセラミドは、もともと人が持っているセラミドに近い成分です。
特に、セラミド1、2、3、6が、その機能性からよい選択肢の1つです。
美容液ランキングの上位の美容液には、ヒト型セラミド配合のものがたくさんあります。
なお、最近では、セラミドの表記が変更されつつありますので、数値表記と英語表記について記しておきます。
今後は、英語表記に統一される方向ですが、現時点(2017年)では混在しています。
セラミド1 → セラミドEOP
セラミド2 → セラミドNS
セラミド3 → セラミドNP
セラミド6II → セラミドAP
セラミド9 → セラミドEOS
セラミドについての詳しい情報はこちら。
②プロテオグリカン
プロテオグリカンはもともと、真皮の中の成分として、人が持っている成分です。
化粧品成分としては、サケの鼻の軟骨から抽出・精製された保湿成分で、ヒアルロン酸と同等あるいはそれ以上の保湿力があることから、最近ではこの成分の入ったエイジングケア美容液も増えつつあります。
I型コラーゲンを増やすデータ、ヒアルロン酸を増やすデータなどが基礎試験で示されています。
最近ではプロテオグリカンの人気が高まり、美容液のランキングで上位を占めるケースも増えています。
プロテオグリカンについての詳しい情報はこちら。
③アミノ酸
表皮の保湿を担っているNMF(天然保湿因子)は、アミノ酸が40%です。
また、NMFの12%を占めるPCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)も、アミノ酸が代謝を受けてつくられているので、52%がアミノ酸類です。NMFに含まれるアミノ酸は、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンなどです。
こうしたアミノ酸成分は化粧品成分としても開発されているので、エイジングケア美容液にも含まれます。
保湿力という点では、セラミドやプロテオグリカンに劣りますが、そのはたらきが異なりますので、セラミドやプロテオグリカンが入った上で、アミノ酸が配合されている美容液を選ぶのがよいでしょう。
アミノ酸が美容液ランキングで注目されることは少ないのですが、よい保湿成分です。
NMFについての詳しい情報はこちら。
④ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、もともと真皮の中の成分として、人が持っている成分です。
化粧品成分としては、表皮で水分を抱え込んで保湿成分としてはたらきます。
1グラムで、2~6リットルの水分保持力があるといわれるほど、保湿力の高い成分です。
いくつか種類がありますが、加水分解型のヒアルロン酸は分子が小さく、角層への浸透をよくしたものです。
安全性も高いので、ヒアルロン酸を含む美容液もよい選択肢の1つです。
今やベース成分となっているヒアルロン酸は、ランキングの上位の美容液の多くに含まれています。
ヒアルロン酸についての詳しい情報はこちら。
⑤コラーゲン
コラーゲンも、もともと真皮の中の成分として、人が持っている成分です。
化粧品成分としては、水分を抱え込んで表皮で保湿成分としてはたらきます。
牛や豚や鶏由来のもの、魚由来のものがあり、最近では低分子コラーゲンなども増えています。
化粧品に配合されるコラーゲンの多くは加水分解コラーゲンで、身体の中にある際に持っていた、3重のらせん構造を留めていませんので、サラッとしたテクスチャーです。
一方、加水分解前のコラーゲンは、アテロコラーゲンです。
化粧品会社によっては、生コラーゲンと呼ぶこともあります。
これは、3重のらせん構造が残っていて、粘性のあるテクスチャーです。
保湿力はこちらの方が高いと言われていますが、分子量は大きくなります。
いまや知らない方がいないほどの有名な成分ですが、化粧品成分であるコラーゲンを美容液で補っても、それが自分自身のコラーゲンにはなりません。
高い保湿力を求めるなら、コラーゲンに加えて他の保湿成分が含まれる美容液を選ぶのがよいでしょう。
コラーゲンは、ランキングの上位の美容液の多くに含まれています。
一方で、コラーゲンだけが保湿成分として、配合されている美容液はほとんどないはずです。
ほとんどの美容液は、複数の保湿成分が含まれています。
どれを選んでも、今、説明した保湿成分のいずれか、または複数が配合されている場合がほとんどだと思います。
保湿成分は、水分保持のパターンが「水分を挟み込む」「抱え込む」「吸い込む」の3つに分かれるので、すべてがバランスよく配合されているものを選ぶのもよい選択肢です。
コラーゲン化粧品についての詳しい情報は、こちら。
*コラーゲン化粧品ってたくさんあるけどエイジングケアに大切?
2)エイジングケア化粧品成分
エイジングケア化粧品成分には定義がありません。
一般的に、エイジングケア化粧品成分は抗酸化作用を持っているもの、コラーゲンやエラスチンを増やすサポートをするもの、お肌のターンオーバーをサポートするものをエイジングケア化粧品成分と呼びます。
いくつかのエイジングケア化粧品成分は、試験管レベルで行う実験や臨床試験などのデータを有しています。
そのため、線維芽細胞の活性化やコラーゲンやエラスチンに効果が期待できます。
しかし、それが美容液などの化粧品に配合された場合、もとのエイジングケア化粧品成分の効果を保証するものではありません。
角質層の奥まで届いたエイジングケア化粧品成分がシグナルを送ることで、ある程度の効果を期待できるかも知れませんが、エイジングケア美容液はあくまで化粧品なので、医薬品レベルの効果をもたらすものではありません。
とは言っても、エイジングサインの予防や今以上に目立つことを抑えるはたらきは期待できるので、できるだけその可能性の高いエイジングケア美容液を選びましょう。
もちろん、ランキング上位のエイジングケア美容液には今からご紹介する成分のいずれかは含まれているケースが多いのです。
①ビタミンA誘導体(レチノール)
抗酸化作用を持つ成分です。
お肌のターンオーバーを整え、線維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成をサポートします。
ただし、刺激が強いので、その点注意が必要です。
この成分を含む化粧品成分も複数あり、その表示名は、「レチノール」、「レチノイン酸トコフェリル」、「パルミチン酸レチノール」などです。
この中で、レチノイン酸トコフェリルは、レチノールの効果はそのままでビタミンEを化学的に付加して安全性を高めた成分です。
エイジングケア美容液にも配合されることがありますので、ビタミンA誘導体の中では、よい選択肢です。
ビタミンA誘導体は、医師で処方される場合は、高濃度で使われる化粧品成分ですが、一般的な化粧品で使われる場合は比較的濃度は低く、医師で処方されるものより効果は低くなっています。また、その分、刺激も少ないのです。
レチノールの詳しい情報はこちら
レチノイン酸トコフェリルの詳しい情報はこちら
②ビタミンC誘導体
抗酸化作用を持つ化粧品成分です。美白作用もあります。
線維芽細胞にはたらきかけて、コラーゲンの生成をサポートします。
だから、シミの予防、毛穴の引き締めなどが期待できます。
ビタミンCは、美肌のビタミンとも呼ばれ、人気ランキングや販売ランキングの高い美容液によく配合されています。
この化粧品成分を含む化粧品成分も複数あり、また、水溶性、脂溶性のものがあります。
水溶性の成分の表示名は、「リン酸アスコルビン酸3Na」、「リン酸アスコルビルNa」、「リン酸アスコルビルMg」「3-O-エチルアスコルビン酸」などです。
水溶性のビタミンC誘導体のメリットは、即効性です。また、デメリットは、刺激があることです。
脂溶性の成分の表示名は、「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)」などです。
脂溶性のビタミンC誘導体のメリットは、浸透性と持続性です。また、デメリットは、ベタツキあって、テクスチャーに影響があることです。
水溶性ビタミンC誘導体の詳しい情報はこちら。
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)の詳しい情報はこちら。
また、最近では水溶性、油溶性の両方の特徴を持つ「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS)」というビタミンC誘導体もよく使われるようになってきました。
③ナールスゲン
アミノ酸誘導体、つまりアミノ酸によく似た化学構造を持つ新しいエイジングケア化粧品成分です。
ナールスゲンは、分子量331.26の小さな水溶性成分で、京都大学化学研究所と大阪市大大学院の共同研究を経て、産学連携で創製されました。
ナールスゲンは、基礎実験で、コラーゲンを2~3倍に、また、弾性線維「エラスチン」を、1.5倍に、「HSP(ヒートショックプロテイン)47」を1.3倍に増やすデータがあります。さらに、ナールスゲンとビタミンCを加えることで、コラーゲンの増加に相加効果が発揮される基礎実験データがあります。
また、紫外線による光老化を防ぐ作用、グルタチオンを増やす作用もあります。
2012年に発売された新しいエイジングケア化粧品成分ですが、そのユニークなはたらきから、かなり認知度も高まり、エイジングケア美容液をはじめ10種類以上の化粧品に配合されるようになりました。
どちらかと言えば、美容液や保湿クリームより化粧水に配合される方が、そのよさをいかせるエイジングケア化粧品成分です。
表示名は、「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」です。
ナールスゲンの詳しい情報はこちら。
*ナールスゲン 京都大学発エイジングケア化粧品成分の10の秘密
④ネオダーミル
ネオダーミルは 、スイスのバイオテクノロジー技術を持つ化粧品原料会社であるインデュケム社(Induchem AG)によって開発されました。
ネオダーミルは単一の成分ではなく、グリセリン、水およびメチルグルコシド6 リン酸・銅・リシン・プロリン複合体の混合物です。
ネオダーミルは、細胞にエネルギー分子である主軸成分メチルグルコシド6 リン酸がはたらき、コラーゲンやエラスチンなどのI型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンの合成を促進するメカニズムを持っています。
その新規性から、2013年の世界の化粧品展示会(in cosmetics)で、イノベーションアワード金賞を受賞しました。
しかし、まだ日本での知名度は低く、数種類のエイジングケア美容液に配合されているだけです。
そのユニークな特性から、今後、注目の高まるエイジングケア化粧品成分の1つです。
表示名は、「メチルグルコシドリン酸、(リシン/プロリン)銅」です。
ネオダーミルの詳しい情報はこちら。
⑤フラーレン
ビタミンCより強い抗酸作用を持ったエイジングケア化粧品成分です。
60個の炭素でできたサッカーボールのような球状の安定性の高い成分です。
フラーレンは、活性酸素を吸着して酸化を防ぎ、細胞の老化を抑制することが知られています。
また、種類として、脂溶性フラーレン(リポフラーレン)と水溶性フラーレン(ラジカルスポンジ)の2種類があります。
認知度も高く多くのエイジングケア化粧品に配合されています。
美容液ランキングの上位のアイテムでもよく見かける成分です。
フラーレンについての詳しい情報は、「エイジングケア化粧品の「ノーベル賞受賞成分」は、ホント?」をご覧ください。
⑥アスタキサンチン
強い抗酸化作用を持つエイジングケア化粧品成分です。
β-カロチンなどと同じカロテノイドの仲間で、サケ・エビ・カニや海藻などの魚介類に多く含まれる赤い色素がアスタキサンチンです。
抗酸化作用によってコラーゲンを守ります。
表示名は、そのまま「アスタキサンチン」です。
大手企業のCMなどで、ここ数年で一躍、有名になったエイジングケア化粧品成分です。
⑦コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、抗酸化作用を持つエイジングケア化粧品成分です。
もともと心臓病の薬として使われていた成分で、身体のエネルギーづくりにとって非常に大切です。
ただし、化粧品成分としては体内と同じはたらきはせず、お肌の表層の酸化を防いでくれます。
表示名は、「ユビキノン」です。
⑧プラセンタエキス
馬、豚、羊の胎盤から抽出したエキスです。
プラセンタエキスには、アミノ酸をはじめ糖分、脂質、ビタミン、ミネラル、酵素など生命維持に必要な多種多様な成分が含まれています。
バリア機能やターンオーバーの正常化による保湿力アップ、美白効果(医薬部外品の場合)、抗酸化作用が特徴です。
今では有名な成分で、美容液ランキングの上位の製品でもよく見かけます。
プラセンタの詳しい情報はこちら。
エイジングケア化粧品成分に関しては、抗酸化作用があっても、それは「化粧品成分の抗酸化」、つまりお肌への作用ではなくて、他の化粧品成分を酸化から守ることがそのはたらきです。
したがって、直接、お肌の抗酸化を広告で訴えることはできませんし、その効果を保証するものではないことも理解しておきましょう。
そうなると、「どんなエイジングケア化粧品成分の入った美容液を選ぶか?」という問いに答えるのは、難問です。
しっかりとそのエイジングケア化粧品成分の特性を理解した上で、理性と感性を総動員して、自分が信じるものを選びましょう。
あくまで化粧品は、緩やかな作用であることが大前提で、過度な期待も問題である一方、夢や期待がないのもどうかと思います。
エイジングケア美容液は高い買い物でもあるので、「期待」を込めて選び、「信じて」使うことも大切です。
以上、いくつかの保湿成分やエイジングケア化粧品成分について説明しましたが、美容液に含まれる化粧品成分の種類が多ければ多いほどよいという訳ではありません。
目的や肌タイプにあった化粧品成分が含まれていれば、その種類は少なくてシンプルな方が好ましいのです。
ただ、実際にはよい化粧品成分を配合して、テクスチャーも考えればさまざまな成分を配合せざるを得ないのが、現実です。
特定のエイジングケア化粧品成分や保湿成分を試したい場合なら、それに特化した美容液が「○○原液」として販売されていますので、それを選ぶのも選択肢の1つです。
ただし、原液といっても水分は含まれているので、100%が美容成分ではありません。
<第6章のまとめ>
美容液選びで最も大切な7つのポイントの中でも特に大切なポイントが、いま説明した3つのポイントです。
もう一度ここで整理すると、
①美容液の目的と限界を理解する
②美容液選びの前に、自分の肌タイプを理解する
③美容液の化粧品成分を理解して選ぶ
の3つです。
まずは、しっかりこの3つのポイントを押さえて、自分に合った美容液あるいはエイジングケア美容液を選びましょう。
それだけでも、美容液を選ぶ際に、大きな間違いはなくなるはずです。
7.まだある!美容液ランキングではわからないポイント
それでは続いて、美容液ランキングではわからない残りの4つのポイントを説明します。
1)自分にとっての安全性を考える
美容液であれエイジングケア美容液であれ、基本的には安全であることが大前提です。
もちろん、多くの真摯な化粧品メーカーは、安全性に配慮しています。
それでも、自分に合わない化粧品成分が配合されていれば、刺激を感じたり、赤みがでるなどのトラブルも起こり得ます。
つまり、エイジングケア美容液を選ぶには、どんな化粧品成分は自分に合わないかを把握しておくことがポイントです。
といっても、美容液に配合される化粧品成分で気にすべきものはそれほど多くありません。
①防腐剤
フェノキシエタノールやパラベンが代表的な防腐剤です。
基本的には安全性の高い防腐剤で、濃度も美容液の本質保持のために最低限でしか配合されません。
しかし、これらに刺激を感じる方は、一定確率でおられます。ご自身が大丈夫かどうかを確認しましょう。
今、お使いの他の化粧品にこれらが配合されていて問題なければ、あまり心配はいりません。
日頃から、敏感肌、お肌が弱いなどの方は、皮膚科などでパッチテストを受けて確認しておくこともよいでしょう。
②アルコール
エタノールに刺激を感じる方は、配合のない美容液を選びましょう。敏感肌の方は、エタノールは避けた方が無難です。
ノンアルコール化粧品について、詳しくはこちら。
敏感肌の方の化粧品の選び方について、詳しくはこちら。
③ビタミンA誘導体やビタミンC誘導体
ビタミンA誘導体や、ビタミンC誘導体も刺激を感じる化粧品成分です。
これらに刺激を感じる方は、一定確率でおられます。高濃度で配合の美容液には注意が必要です。
なお、ジメチコンなどのシリコーン(シリコンオイル)やカルボマーなどの高分子ポリマーを心配される方がいますが、安全な成分なので心配は不要です。
④植物性成分・天然成分
天然成分、オーガニックなどの言葉の響きは、「からだにやさしい」というイメージがあります。
エイジングケア美容液にもオーガニック成分や植物性成分を配合される場合があります。
しかし、オーガニック成分や植物性の化粧品成分は必ずしも安全を保証するものではありません。
植物性の成分は単一の成分ではない場合もあり、含まれる成分が複雑であるため、かえってリスク(不確実性)が高いのです。
もちろん、長年にわたり実績も安全性も高い植物性成分もありますので、植物性成分が決してよくないわけでは、ありません。
ただし、『「天然」「植物性」「オーガニック」= 安全』と妄信することは止めましょう。
エイジングケア美容液の安全性は、一般的な安全性に加え、自分にとって問題なく使えるかで考えましょう。
2)美容液のテクスチャーで選ぶ
美容液には、比較的サッパリした感触のものから、粘性の高いとろ味の強ものまでさまざまです。
エイジングケア美容液も同じです。
テクスチャーは好みの問題なので、あくまでご自分がそのテクスチャーを好きかどうかがポイントです。
自分が気持ちよく感じられることも、スキンケアの大切な要素なので、好みで選びましょう。
サッパリタイプの美容液は、水溶性の化粧品成分の比率が多く、逆にコッテリタイプの美容液は、脂溶性の化粧品成分の比率が多いのが一般的です。
だから、保湿クリームを使わず美容液だけでスキンケアを完了させたいなら、コッテリタイプがオススメです。
3)美容液の価格やコストを考える
基本的には、価格の高いエイジングケア美容液には高品質な化粧品成分、高価な化粧品成分が使われている傾向にありますが、絶対的なものではありません。
また、美容液のコストには、それ自体の成分や製造の費用だけでなく、容器や箱、広告費ほかさまざまな費用が含まれます。
その比率は各社が決めることなので、どれがよいかの問題ではありませんし、美容液も嗜好品的な側面もあるので、容器のデザインも美容液の価値の一部です。
ご自身の価値観を鑑みながら、次の点を判断材料にして、自分が選びたいエイジングケア美容液のコスパを考えてください。
- 用量と価格から、単位あたりの価格を計算する。
- 推奨使用量や使用期間から、1カ月単位の費用を計算する。
- よく似た用量、化粧品成分、機能のエイジングケア美容液の価格と比較してどうか。
また、エイジングケア美容液は使い続けることも大切ですから、化粧品に使える金額の範囲のものを選びましょう。
真摯な企業のエイジングケア美容液の価格設定は、価値に応じた価格設定になっていますので、信頼できる企業の美容液を選ぶのがよいでしょう。
4)化粧品の販売会社の姿勢をチェックする
エイジングケア美容液は高い買い物です。
- 製品だけでなく、エイジングケア全般にしっかりした情報提供を心掛けている会社か?
- 通販の場合、オペレーターはエイジングケアの知識も豊富で、丁寧で真摯な応対をしているか?
- アフターサービスやフォローは大丈夫か?
- 個人情報の取り扱い方針やプライバシーマークは取得しているか?
- お試しや無料サンプル、トライアルキットはあるか?
- 返品や返金の規定は納得できるものか?
などを確認しましょう。
使い方、化粧品成分、エイジングケアのことなど何でもわからないことがあれば、メールや電話で問い合わせてみて、どんな対応をしてくれるかで、判断してみてはいかがでしょうか。
通信販売で電話の場合、専門的な内容の質問であれば、オペレーターが回答できないこともあります。
それでも、後から専門家が回答してくれるなどの体制があるかどうかを確認するには、少し深く勉強して難しい質問をぶつけてみるのも1つの方法です。
もし、買う製品を迷っているなら、しっかり対応してくれる会社のエイジングケア美容液を選ぶほうがよいと思います。
そして、最後に美容液ランキングや口コミ、おススメをチェックすることも!
ランキング上位のエイジングケア美容液は、よく売れているもの、人気のあるものがほとんどですから、よい化粧品には間違いありません。
しかし、美容液ランキングはお客様の声を反映したものですが、なかには恣意的な内容のものでは、と感じられるものもあります。
したがって、運営者やランキングの方法を確認したうえで、美容液ランキングを参考にされることをオススメします。
また、@コスメ(アットコスメ)などのクチコミサイトの場合は、そこで掲載されている内容もよく読んで、自分の目的などに合った使い方をされた上での、評価かどうかなど中身もしっかり読んだ上で参考にしましょう。
長々と説明してきましたが、美容液、なかでもエイジングケア美容液を選ぶのは、本当に難しいものです。
お肌のエイジングケアに関する知識、エイジングケア化粧品成分に関する知識をしっかり身に付けて、ご自身の知性と感性を総動員して、自分のランキング1位のエイジングケア美容液を選びましょう。
◎知識なしでできる!?ランキングを超えるエイジングケア美容液選びの裏技
今、説明したことを自力でできるようになるのはかなり難しいですね。
最後に裏技(?)です。
といっても、ちょっとした勇気があればできることです。
いくつかの美容液候補に絞った後、化粧品メーカーに電話して、自分が理解できない化粧品成分や期待できる効果について説明してもらうことです。
他社製品について聞いてみてもよいでしょう。
もし、「自社製品が絶対よい!」などと言う会社なら、そこの製品を買うのは止めたほうが無難です。
また、「しわが消える」、「真皮まで成分が浸透します」などと言う会社も避けましょう。
説明に納得ができる美容液、真摯な姿勢で説明してメリットだけでなくデメリットも公正に伝えてくれる会社から選びましょう。
なお、最近では化粧品に関連する協会が検定などを実施しています。
通信販売の場合、オペレーターなどが検定や資格を取っている会社は正しい知識を習得して伝えることに熱心な会社なので、その点を確認してもよいでしょう。
<第7章のまとめ>
美容液の選び方は、目的と限界の理解、自分の肌タイプの理解、化粧品成分の理解が最初の3ステップに加えて、自分にとっての安全性、好みのテクスチャー、価格、提供企業で選びましょう。
ものすごく単純化すれば、「ランキングや口コミに振り回されず、保湿とエイジングケアを十分にできる自分の肌に都合のよい美容液」を選ぶことが大切なのです。
8.美容液ランキングで紹介されるブランド
実際に、美容液を選ぶとなると、やはり口コミやランキングは気になるもの。
@コスメ、楽天、ランキングサイト、ブログ、キュレーションサイト、アマゾンなどでよく見かけたり、口コミのよいものを選んでみました。
そこで、人気の美容液18種の特徴と全成分をご紹介します。
全成分や有効成分を比較して、自分に合った美容液を見つけてください。
なお、ここではランキングで順位を表しているのではなく、全成分表示や特徴を紹介しているので、1から18まで紹介順は、順位ではありません。
ナールスネオ 20mL 9,000円 ディープインパクト | |
---|---|
ナールスゲンを推奨濃度配合したエイジングケア美容液。 | ■主な有効成分 プロテオグリカン、セラミド2、ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、レチノイン酸トコフェリル、スクワラン、ダイダリンA、コエンザイムQ10 ■要注意成分 パラベン(キャリーオーバー)、フェノキシエタノール(キャリーオーバー)、DPG(低濃度)、ジメチコン |
ル・セラム 40mL 25,000円 資生堂クレ・ド・ポー ボーテ | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、アラントイン ■要注意成分 フェノキシエタノール、香料 |
コスメデコルテ化粧液 40mL 10,000円 コスメデコルテ | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、キサンタンガム、香料、水添レシチン |
アスタリフト エッセンス デスティニー 30mL 6,480円 アスタリスト | |
リコピンを独自技術でナノ化し、アスタリフト全ラインナップの中でも高濃度に配合。 | ■主な有効成分 コラーゲン、ビタミンC誘導体 ■要注意成分 フェノキシエタノール、香料、オレイン酸ポリグリセリル-10など |
アスタリフト ホワイト エッセンス インフィルト 30mL 7,000円 アスタリフト | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、アスタキサンチン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、DPG、香料、オレイン酸ポリグリセリルなど |
R.N.A. パワー ラディカル ニュー エイジ エッセンス 30mL 12,500円 SK-Ⅱ | |
| ■主な有効成分 ビタミンE誘導体、スクワラン ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、ジメチコン、香料、酸化鉄、窒化ホウ素、クロスポリマーなど |
エクラフチュール 40mL 10,000円 アルビオン | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、セラミド2、セラミド3、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、PG、ジメチコン、香料、水添レシチン |
鎮(shi zu me) 50g 3,800円 トリニティーライン | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド2、スクワラン ■要注意成分 フェノキシエタノール、DPG、PEG1000など |
ダマスクローズ デューオイル 20mL 6,200円 テラクオーレ | |
| ■主な有効成分 ビタミンE誘導体 ■要注意成分 香料 |
オバジC10セラム 12mL 4,000円 オバジ | |
| ■主な有効成分 ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 PG、DPG、香料、ベタインなど |
レダミックR エッセンス 29g 4,300円 ラ ロッシュ ポゼ | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、レチノール ■要注意成分 フェノキシエタノール、PG、香料、ポリソルベート80 |
アヤナス EVエッセンス 30mL 6,500円 ディセンシア | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、セラミド2、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、クロスポリマーなど、PEG-150など |
リペアジェル 32mL 15,000円 リソウコープレーション | |
| ■主な有効成分 ビタミンC誘導体 ■要注意成分 |
米肌 肌潤改善エッセンス 30mL 7,000円 コーセー | |
| ■主な有効成分 ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、メチルポリシロキサン |
メディプラスゲル 180g 3,700円 メディプラス | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、ヒアルロン酸、その他のセラミド、ビタミンE誘導体、スクワラン、アラントイン ■要注意成分 カルボマー、ベタインなど |
エファージュ ディープアクトエッセンス ピュアホワイト 50mL 11,000円 サントリー | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、ヒアルロン酸 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、DPG、クロスポリマー、オレイン酸ソルビタンなど |
エリクシール シュペリエル エンリッチドセラム 35mL 7,500円 資生堂 | |
| ■主な有効成分 コラーゲン、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、ジメチコン、香料、シリカ、PEG-90Mなど |
ジェニフィック アドバンスト 30mL 10,000円 ランコム | |
| ■主な有効成分 ビタミンC誘導体 ■要注意成分 フェノキシエタノール、香料、PEGー8など |
ダブルセーラム 30mL 11,000円 クラランス | |
| ■主な有効成分 ヒアルロン酸、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体 ■要注意成分 パラベン、フェノキシエタノール、シクロメチコン、香料、ステアリン酸PEG-100など |
<第8章のまとめ>
人気のあるランキング上位の18種の美容液を紹介しました。
全成分も記載したので、しっかりチェックして自分に合ったものを選んでくださいね。
9.ランキングに頼らない肌悩み別の20代からのエイジングケア美容液の選び方
ここからは、より具体的に年代別の美容液の選び方やお肌の悩み別の美容液の選び方を説明します。
1)美容液ランキングでは見つからない年代別の美容液を選ぶコツ
20代、30代、40代、50代、60代など各年代に応じた美容液を選ぶコツは、年代によってお肌がどのように変わるかを理解して、そこで不足する成分を補うことです。
私たちは、年代別のお肌の状態を把握する指標として、独自で「エイジングインデックス」を作成しました。
エイジングインデックスとは、お肌の状態を、年代別に「お肌全体の代謝」「表皮の老化」「真皮の老化」の3つを軸に、それぞれに関連する要素を8つの指標で数値化し、レーダーチャートで表現したものです。
美容液を選ぶ上でのポイントは、8つの指標であるターンオーバー、エストロゲン量、肌の水分量、皮脂分泌量、セラミド、エラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸が年齢とともにどう影響を受けるかを考え、それに対して年代別に対策を立てることです。
ここでは、エイジングインデックス自体の詳しい説明はしませんので、詳しくは「「エイジングインデックス」は、エイジングケアの道しるべ!」を参考にしてください。
①美容液ランキングを超える20代の美容液の選び方
20代では、8つの指標がまだ最高レベルから少しずつ低下している状態なので、基本的には健やかで美しい素肌が保たれています。
したがって、20代前半なら経済的なことを考えても、高価なエイジングケア美容液を使う必要はありません。
20代後半になると、セラミドやエラスチンなどが少しずつ減ってきます。
とはいっても、まだ全体に高く、大きなエイジングは始まっていません。
美容液を選ぶなら、保湿成分中心でよいでしょう。あまりランキングを気にする必要もありません。
コラーゲンやヒアルロン酸配合の美容液なら比較的安価で、ヒト型セラミドやプロテオグリカン配合のものは高価になる傾向にあります。
20代であれば、コラーゲンやヒアルロン酸配合の美容液でも比較的安価なもので、自分に合ったものを選べばよいでしょう。
ただし、外出が多くて紫外線ケアに不安がある方や外でスポーツをする機会の多い方は、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体やナールスゲンやフラーレンなど抗酸化作用があるエイジングケア化粧品成の入った美容液を早めの年代から使うことも考えましょう。
②美容液ランキングを超える30代の美容液の選び方
30代になると、コラーゲン、エラスチン、セラミドが明らかに減少してきます。
特に、30代後半になるお肌の老化が進みます。
だから、そろそろエイジングケア美容液を使い始めることを考えてもよい年代です。
化粧品成分のセラミドは、人がもともと持っているセラミドと比較的近いはたらきをします。
特に、ヒト型セラミドはそうです。
だから、経済的余裕があれば、ヒト型セラミド配合の美容液がおすすめです。
一方、コラーゲンやエラスチンは、化粧品成分で補っても、お肌のコラーゲンやエラスチンにはなりません。
だから、お肌のハリに不安のある方や若い間の紫外線ケアが不十分な方は、早めにナールスゲンやネオダーミルなどのエイジングケア化粧品成分配合の美容液を使うことも考えましょう。
もちろん、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体もおすすめです。
30代の美容液の選び方は、「30代からのエイジングケア美容液の選び方と使い方とは?」をご覧ください。
なお、30代のエイジングケア全般については、「30代、初めてのエイジングケア化粧品。知らないと損する真実!30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!」をご覧ください。
③美容液ランキングを超える40代の美容液の選び方
40代ではさらに指標全体が低下します。
とくに、40代後半は更年期が始まり女性ホルモンが減少し、お肌のハリ、ツヤが減り、キメが乱れやすくなります。
また、ヒアルロン酸の減少も顕著になってきます。
しかし、美容液でヒアルロン酸を補ってもお肌のヒアルロン酸にはならないのです。
プロテオグリカンには、線維芽細胞を用いた実験で、ヒアルロン酸を増やす効果が認められています。
人の肌での効果ではありませんので、これがどこまで人のお肌で期待できるかは不明ですが、40代からは、プロテオグリカン配合の美容液もよい選択肢の1つです。
もちろん、30代の美容液の選び方の際でも挙げたセラミド、ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体配合の美容液もおすすめです。
40代の美容液の選び方は、「40代の美容液の選び方は、ランキングより保湿と肌悩みで!」をご覧ください。
なお、40代のエイジングケア全般については、「40代だからこそ考えたいエイジングケアと化粧品の選び方!」をご覧ください。
④美容液ランキングを超える50代以上の美容液の選び方
残念なことですが、50代以上になると、指標全体がさらに低下します。
また、多くの女性が閉経を迎えて女性ホルモンが激減することが50代の大きなイベントです。
ただし、基本的な美容液選びの考え方は40代と同じで、保湿力の高い成分、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分、抗酸化作用のある成分が含まれる美容液を選びましょう。
ただ、この年代で気を付けていただきたいのは、さらに皮脂分泌量の減少も目立ってくるため、水分の蒸発を防ぐ対策を強く意識することです。
できれば、美容液だけではなく保湿クリームも使いましょう。
また、お肌が薄くなる傾向が進むので、刺激にも弱くなってしまいます。だから、できるだけ刺激に対する配慮のある美容液を選びましょう。
50代の美容液の選び方は、「50代で極める!オススメのエイジングケア美容液の選び方」をご覧ください。
なお、50代のエイジングケア全般については、「50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!」をご覧ください。
また、60代、70代からの美容液の選び方エイジングケアについては、「60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方」を参考にしてください。
2)美容液ランキングではわからないお肌の悩み別の美容液に選び方
30代から40代へ、また40代から50代に向かう中で、さまざまなお肌の悩みに直面します。
しわ、ほうれい線、しみ、たるみ、たるみ毛穴などがそうですね。
また、加齢とともにお肌の透明感が失われます。
これらの肌悩みのほぼすべてに共通する原因が、乾燥と紫外線ダメージです。
紫外線対策は美容液選びとは別に考えることが基本です。
だから、どんなお肌悩みであっても、これまで説明してきた美容液の選び方、つまり、保湿を重視することは変わりません。
しかし、年齢を重ねると乾燥だけではなく、お肌の真皮でもコラーゲンやエラスチンが減ってきます。
これは、先ほども説明したとおりです。
その結果、しわ、ほうれい線、たるみ、たるみ毛穴などが目立ってきます。
また、顔だけでなく首からデコルテまでや手肌の老化も気になりますね。
こうしたお肌悩みでも、美容液の選び方の基本は変わりませんが、少しずつ注意するポイントが異なります。
また、美容液だけではケアできないことも多くなってきます。
下記の記事も、美容液ランキングに頼らない肌悩み別の美容液選びの参考にしてください。
ナールスエイジングケアアカデミーでは、ランキングに頼らない美容液の選び方以外にも、ランキングに頼らないエイジングケア化粧品のシリーズを作成しています。
基本的な考え方は同じですが、アイテムによってポイントが少し変わってくると思います。
ぜひ、エイジングケア化粧品全般については、次の記事もご覧くださいね。
<第9章のまとめ>
美容液は、肌悩み別や年代別で考えることも大切ですが、エイジングケア美容液は30歳をめどに使い始めればよいでしょう。
その中で重視すべきは、もちろん、保湿。なぜなら、多くの肌悩みは、乾燥が原因だから。
そして。40代、50代はプラスアルファで抗酸化や高い機能性も考えましょう。
もちろん、美容液ランキングをチェックする際も、肌悩みにあっているかを考えましょう。
10.6名の美女がオススメする、ランキング1位の美容液「ナールスネオ」
わたしたちのオススメのエイジングケア美容液は「ナールス ネオ」。
手前味噌になってしまいますが、私たちのランキング1位のエイジングケア美容液です。
「ナールス ネオ」は、目元、口元などの気になるエイジングサイン。
いろんなケアを試したけど、どうしても気なってしまうというお肌の悩みのためのエイジングケア美容液です。
「in-cosmetics 2013」(パリ)で、「イノベーションアワード金賞」を受賞したスイス発の最新バイオテクノロジーによる成分「ネオダーミル」を最高推奨濃度(2%)で配合し、大学発の3つの成分「ナールスゲン」「プロテオグリカン」「ダエダリンA」と「6種のヒト型セラミド」を配合することで、目元や口元のハリ、つやをキープします。
そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。
1)「ナールス ネオ」に込めた想い
エイジングケアのためには、スキンケアだけでなく心身全体のことを考え、実践することが必要です。
そのため、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠といった質の高い日常生活を心がけることが大切です。
その上で、保湿や紫外線ケアを中心に、自分にあったスキンケアを実践することが大切です。
しかし、それでも年齢を重ねるにつれ、お肌の弾力は失われ、目元や口元など特に気になるパーツで悩みが増えてくることもあります。
その際は、コラーゲンやエラスチンなどのハリや弾力の元となる成分をサポートするエイジングケア成分を取り入れ、「攻める」エイジングケアを実践することも必要です。
どうしても気になるエイジングサインのお悩みを解決する一助として開発したのが、目元、口元の集中ケア美容液「ナールス ネオ」です。
スキンケアの基本になる保湿をベースにしながらも、お肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンをサポートする成分を、厳選してしっかり配合しました。
なかでも、注目したのがスイス発の成分「ネオダーミル」。
2%という最高推奨濃度で配合し、最大の実感を期待できるように考えました。
さらに、大学発のナールスゲンを推奨濃度で配合した上で、プロテオグリカン、ダエダリンAを配合しています。
この4つの成分を配合した化粧品は、世界で初めてであることやネオダーミルを連想できる名前として、「nahls Neo(ネオ)」と命名しました。
特に、気になる目元や口元などにお使いいただきたい美容液です。
そんなナールス ネオを「美容液をランキングで選ばない7つのポイント」を使って評価したのが、こちらの記事です。
また、そんなナールスネオを美女6名がランキングした記事は、こちら。
2)ナールス ネオの配合成分をもっと知ろう!
美容液ランキング1位だと自負する理由は、そのエイジングケアを意識した配合成分です。
ここで詳しくナールス ネオの配合成分をご紹介します。
①2種のビタミンC誘導体配合
ナールスネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)を配合。
コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
②抗酸化成分を複数配合
半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
③12種のアミノ酸系成分配合
アミノ酸およびアミノ酸誘導体として、ナールスゲン以外に、ネオダーミルに含まれるヒドロキシプロリン、さらにグリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニン、PCA-Naの10種を配合しています。
つまり、ナールス ネオは、アミノ酸系成分を11種配合した目元・口元専用美容液です。
さらに、高い抗酸化力を持つエルゴチオネインもアミノ酸の1種なので、それを含めると12種のアミノ酸系成分を配合しています。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン配合美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」サポートします。
⑤スクワランオイル配合
油に溶けやすい親油基と水に溶けやすい親水基の両方の性質を併せ持ち、肌に馴染みやすく浸透性が高いエモリエント成分スクワランを配合しています。
オイルにしてはサラッとした成分で、毛穴に詰まりにくいこともメリットです。
⑥お肌に不要な成分を無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールフリー化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
そんなナールス ネオは、しわ美容液、たるみ毛穴美容液、ほうれい線美容液でもあるのです。
3)新しいナールス ネオに追加された成分は?
さらに、ナールス ネオは、「抗酸化」と「抗シワ」を強化して生まれ変わりました。
従来の成分はそのままに、3つの成分を追加しています。
①レスベラトロール
レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。
間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
②ブドウ葉/種子/皮エキス
ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。
③アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくられたペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
顔のたるみが原因のエイジングサインやシワ、ほうれい線の予防が期待されています。
これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
<第10章のまとめ>
目元・口元専用のエイジングケア美容液「ナールス ネオ」をご紹介しました。
ナールス ネオは、ナールスゲン、ネオダーミル、プロテオグリカン、6種のヒト型セラミド、APPS、VCエチル、金コロイド、レチノイン酸トコフェリル、ダエダリンA、レスベラトロールなどが特徴成分です。
薄い目元・口元の保湿とエイジングケアを強く意識した美容液です。朝晩の集中ケアとして、また夜だけのスペシャルケアに使うことも可能です。
11.美容液の使い方のポイント
1)美容液を使う順番
美容液の使い方の基本は、化粧水の後、乳液の前です。
乳液を使わない場合は、保湿クリームの前となります。
美容液は、しっかり美容成分、有効成分をお肌に浸透させることを意識して、肌全体にしっとりと美容液がなじんでモチモチ感が感じられるまで優しく押さえましょう。
2)気をつけたいポイント
①適量を使う
美容液はたくさん使えば効果が上がるわけではないので、適量を使いましょう。
②重ねづけは気になる箇所だけ
重ねづけは、目元や口元など気になる箇所があれば2回程度まではOKですが、何度も重ねづけしたり、顔のパーツすべてに重ねづけすることは避けましょう。
③肌荒れなどの場合は控える
肌荒れがある場合や使って赤みやかゆみがでる場合は、美容液を使うことを控えましょう。
④優しく使う
美容液は、気になるパーツは指の腹で優しく抑えて使いましょう。
ゴシゴシこすり込むのはお肌のダメージになるので止めましょう。
最後は、手のひらで顔全体をハンドプレスして美容液を浸透させることがポイントです。
⑤開封後はなるべく早く使い切る
美容液を開封したら、1ボトルあたりの使用期間+2~3か月を目安に使い切りましょう。
容量が1ヶ月程度なら3~4か月程度です。
最後に、健やかで美しい素肌のためには、美容液を正しく使うことはとても大切です。
美容液をつけるタイミングや順番、使い方、使用期限などは、こちらの記事をご参考にしてください。
12.美容液ランキングや選び方に関するよくある質問一覧
1)美容液は絶対に必要ですか?
美容液は、化粧水ほか他のアイテムを使っていて肌の調子が良いなら必ずしも必要ではありません。
しかし、それで不十分と感じたり、積極的にシワやシミなどの肌トラブルを予防する目的に使うことはおすすめです。また、年齢を重ねると肌悩みのリスクも高くなるので、30代以降は美容液の使用をおすすめします。
2)美容液は毎日つけなくてもいいですか?
美容液は毎日つけなくても問題ございません。ただし、製品によっては毎日、継続してお使いいただくことを推奨している場合や、逆に1日1回の使用に制限している場合もあるので、お使いの美容液の使用説明書をご確認ください。
3)美容液と乳液はどちらが大事?
美容液と乳液は、役割が異なるためどちらも大事です。
美容液は、肌悩みや目標となる肌に近づくために自身にあった美容成分が凝縮されたスキンケアアイテムです。
一方、乳液は保湿クリームと似た役割で、スキンケアの最後に油分で肌の蓋をして、水分を閉じ込めることが役割です。
どちらも大切ですが、役割が違うことをご理解ください。
4)エイジングケア用の美容液と普通の美容液の違いは何ですか?
一般的な美容液は、保湿効果がメインとなることが多い一方で、エイジングケア美容液は、加齢によって引き起こされるシミやシワなどの肌悩みにアプローチする美容成分が配合されています。
そのため、通常、エイジングケア用の美容液の方が高機能の成分が多く、高価な傾向にあります。
13.まとめ
エイジングケア美容液の選び方について、ランキングに頼らない最も重要な7つのポイントを説明しました。
また、ランキングが高く人気のある美容液やおすすめの美容液をご紹介しました。
いかがでしたか?
ほかにも要素があるかもしれませんが、この7つを考えることで、あなたが美容液を選ぶ際に迷うことが減って、ご自身にあったエイジングケア美容液選びの一助になれば幸いです。
エイジングケア美容液は、スキンケア化粧品、エイジングケア化粧品の中でも、「水分を保持する」ためのコアな役目を果たすとともに、その他のエイジングサイン対策にも使うとても大切なアイテムです。
ぜひ、ランキングに頼らずご自身に合ったエイジングケア美容液を見つけられることを心から願っています。
また、最終的にご自身が選んだエイジングケア美容液は、最低でも1カ月は使い続けてみましょう。
それは、ターンオーバーの周期が28日、あるいは年齢が上がるとそれ以上になるので、ターンオーバーの1サイクルまでは確実に使った上で評価するのが適切と考えるからです。
あなたにとってランキング1位のよいエイジングケア美容液との出会いを心から願っています。
◎ナールスブランドのエイジングケア美容液
エイジングケア化粧品成分の特性を考えて配合成分をしっかり考えました!
ナールスゲン、ネオダーミル、プロテオグリカン、セラミド2、ダエダリンA、レスベラトロール配合
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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