2024年10月8日

キャリーオーバー成分は化粧品の全成分表示に記載不要!

みなさん、こんにちは。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品ナールスの公式ブログに来ていただきまして、ありがとうございます。

今回紹介するのは、エイジングケア化粧品をはじめ、化粧品の理解のために大切な「全成分表示」と「キャリーオーバー」に関する記事です。

多くの方は、化粧品に関する「キャリーオーバー」のことはご存じない場合が多いと思います。

そこでこの記事では、化粧品のキャリーオーバー成分について解説します。

<参考記事>
全成分表示は、エイジングケア化粧品の理解を助ける!?

全成分表示とは

全成分表示とは、その名の通り、化粧品に配合されている全成分の名称を表示することです。

2001年の厚生労働省からの通達で、化粧品の成分に関して、『成分の名称は、日本化粧品工業連合会作成の「化粧品の成分表示名称リスト」等を使用することにより、消費者における混乱を防ぐよう留意すること』と、「医薬品医療機器等法」で規定されました。

だから、現在では、化粧品のパッケージや能書、ウェブページなどにも化粧品の成分名がすべて記載されています。

この全成分表示によって、自分にとって刺激のある成分や肌トラブルを起こしたことがある成分を避けることができるメリットが生まれました。

例えば、パラベンやフェノキシエタノールなどに刺激を感じる方であれば、その記載のない化粧品を選べば良いですし、アルコール配合の化粧品を避けたい場合は、エタノールの記載のないものを選べば良いのです。

キャリーオーバー成分は全成分表示の義務がない

この全成分表示には、キャリーオーバーという、「抜け道」があります。

キャリーオーバーとは、『持ちこされた』という意味で、原料の製造の工程において「添加」されたり、「残留」として残っていたりする成分です。

例えば、配合成分の保存のために添加される防腐剤や酸化防止剤などが該当します。

実は、全成分表示には、このキャリーオーバーした成分を表示する義務はないのです。

化粧品原料には、1つの成分だけではなく複数の成分でできているものがあります。

例えば、化粧品では植物エキスを抽出するのにアルコールが「抽出溶媒」として使われることがよくあります。

この場合、その原料は、植物エキスとアルコールの2つの成分から成り立っています。

この原料を化粧品に使う場合、アルコールの配合量が一定以下だった場合、「アルコール無添加」、「ノンアルコール」、「アルコールフリー」という表示で、販売ができてしまうのです。

これは、原料に含まれる成分であっても、化粧品に配合した時点で濃度が低いと影響が少ない、あるいはほとんどないとの判断からだと思います。

しかし、全成分表示の義務について、一般の消費者が「キャリーオーバー」のことを知っている可能性は低いです。

本来、全成分表示は消費者の心材料になるべきものです。しかし、実は「キャリーオーバー成分」が入っている可能性があるという罠があるのです。

ちょっと不思議な制度ですね。

ナールスはキャリーオーバー成分を開示

私たちはキャリーオーバー成分もすべて開示します。

例えば、ナールスゲン&ネオダーミル配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」

この美容液には、フェノキシエタノールやパラベンなどの防腐剤を配合していません。

しかし、原料には少量のフェノキシエタノールやパラベンなどが配合されていました。

だから、そのことをしっかりお伝えしています。

なぜなら、どのお客様も、そうした情報を開示して欲しいと考えると思うからです。

私たちは、できるだけお客様に情報を開示することで、正しいご理解のお役に立ちたいと願っています。

しかし、この不思議なルールがあるので、キャリーオーバー成分を開示する企業は多くないようです。

個人的には、ルールを見直した方が良いと思いますが、いかがでしょうか?

ナールスゲンの全成分表示の名称は?

ナールスピュアの成分である「ナールスゲン」は、「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」として、決まった表示名称で記載されています。

「ナールスゲン」というのは、原料メーカーがつけた「登録商標」です。一般的な情報提供の中では、「ナールスゲン」という名称を使っても、化粧品の全成分表示では、

日本化粧品工業連合会によって設けられた「全成分表示名称委員会」にてリストとして公表している成分名「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」で表示することになっています。

あるいは、INCI(International Nomenclature of Cosmetic Ingredients)のリストを参考にして、和訳してリストへの登載を化粧品工業連合会に申し込むことになります。

キャリーオーバー成分のこと以外でも、全成分表示には少し複雑なルールがあります。

一般的な消費者の方は、難しい部分もありますが、化粧品を正しく選んだり、使ったりする上では大切な情報です。

まとめ

全成分表示におけるキャリーオーバー成分について紹介しました。

本来、化粧品の全成分表示は消費者が化粧品を選ぶ際に役立つものです。

しかし、キャリーオーバー成分のようにわかりにくいこともあるのです。

実際、キャリーオーバー成分にアルコールや防腐剤が含まれていてもそれを開示しない化粧品メーカーは少なからずありますが。

しかし、ナールスのエイジングケア化粧品においては、キャリーオーバー成分もすべて開示するようにしています。

これはお客様への情報提供が化粧品企業としての正しい姿勢だと考えるからです。

 

ありがとうございます。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品の通販サイト「ナールスコム」を宜しくお願い申し上げます。

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