2024年3月25日

★ナールスマガジン★新型コロナウイルスワクチンの有害事象は不安でも増える！

納得のエイジングケア講座新型コロナウイルスのイメージ

こんにちは！

エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆
　ヘルスケアに関するちょっとしたお話
☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━

当社スタッフの本業は、
医学・薬学関連の事業のため、
日々、医学論文や医学会の発表などの
最新情報に触れています。

そんな中で、「これは！」という、
みなさまの健康づくりの
ご参考になるような情報があれば、
月1回、ご紹介していくコーナーです。

───────
今回は、「新型コロナウイルスワクチンの有害事象は不安でも増える！」をお届けします。

世界の医学の重要ニュースを配信する「BioToday.com」より。

多くの方が、新型コロナウイルスのワクチン接種で有害事象(*)を経験しています。
そんなワクチン接種の有害事象には、心理的な影響が大きいというニュースです。
(*)有害事象とは、副作用を含むからだに良くない事象すべてのこと

医薬品でない粉を「医薬品」と信じることで効果がでることがあります。
これを「プラセボ効果」と呼びます。
一方、本当は害がないのに、害があると思うことで有害な事象（副作用など）がでてしまうことを「ノセボ効果」と呼びます。

12の研究論文を横断的に分析した結果
新型コロナウイルス感染症ワクチン1回目接種後の頭痛や疲労など、注射部位以外に及ぶ全身性有害事象の実に8割方は、そのノセボ効果に起因していて、ワクチンが原因ではない可能性が高いことがわかったそうです。

主な分析結果は
●全身性有害事象
・ワクチン1回目投与後の人の46％
・偽のワクチン（プラセボ）1回目投与後の人の35％

つまり、ワクチン接種後の全身性有害事象の76％(*1)はワクチンとは無関係のノセボ効果です。
(*1)ノセボ効果76％＝35％/46%で計算（偽ワクチン投与に対するワクチン投与の全身性有害事象発生率の比率）

●注射部位の有害事象
・ワクチン1回目投与後の人の67％
・偽のワクチン（プラセボ）投与後の人の16％

つまり、ワクチン注射部位の有害事象24％(*2)はワクチンとは無関係のノセボ効果です。
(*2)ノセボ効果24％＝16％/67％で計算。（偽ワクチン投与に対するワクチン投与の注射部位の有害事象発生率の比率）

頭痛や疲労などの漠然とした症状が、新型コロナウイルスのワクチン接種後の一般的な有害事象として説明書に記載されています。また、事前に医師から有害事象や副作用の話を聞きます。
さらに、メディアでも同じような報道がたくさんあります。
今回の研究結果では、それが心理的な影響を与えて、ワクチン接種後に特有の有害事象を増やしている可能性があることがわかったのです。

研究報告の著者は、ワクチンの効果・副作用に加えて、ノセボ効果についても正直に説明することで、ワクチン接種をより受け入れやすくすることができると考えています。

医学や医薬品に携わる方は、プラセボ効果やノセボ効果については理解していますが、一般の方はご存知ない方も多いと思います。
しかし、こうしたことを知っておけば、少しは安心してワクチン接種を受けることができるのではないでしょうか。

また、マスコミでもこうした点も積極的に報道してくれることを望みます。

＜参照文献＞
１）Haas JW, et al. JAMA Netw Open . 2022 Jan 4;5:e2143955.[Epub ahead of print] 2）‘Nocebo effect’: two-thirds of Covid jab reactions not caused by vaccine, study suggests / Guardian

☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━
　知って得する！
　納得のエイジングケア講座　第271回
━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆

現在、「冬のエイジングケア」をシリーズでお届けしています。
今回のテーマは、「冬の大人ニキビの原因と改善の対策は？」です。