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エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。
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☆ 「知って得する!納得のエイジングケア講座」第125回
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現在、「美容オイルによる保湿とスキンケア」を連載中です。
第8回目は、「馬油って昔からあるけどは、その効果?」です。
第1~4回まで、美容オイルの持つ保湿の役割や使い方、
そして種類をお話ししました。
第5回からは、いくつかの有名な美容オイルの特徴のご紹介を始めました。
さて第8回めの今回は、最も歴史のあるオイル「馬油」を取り上げます。
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馬油は、「ばーゆ」と呼ばれることが多いようですが、
「まーゆ」と呼ばれる地域もあるそうです。
ちなみに、私は「まーゆ」と読みます。
さて、この馬油、おそらくは最も歴史が古いオイルで、
約4000年前の中国騎馬民族の時代から使われていたと言われています。
日本へ伝わったのはそれほど大昔ではなく、
1600年頃だそうです。
馬油は、美容オイルというより切り傷や火傷の治療など、
古くから民間療法で「薬」として使われてきました。
1)そもそも馬油って?
馬油とは、その名前からもわかる通り「馬の油」。
つまり、動物性の天然油です。
馬のたてがみや腹の脂肪などに火をかけ煮立たせ、
不純物をろ過して作られます。
馬油の基本的なはたらきは、
他の美容オイルと同じく「水分の蒸発を防ぐ」ことです。
2)馬油の成分は?
馬油は、皮脂と同じく「脂肪酸」が中心です。
一般的に、動物性のオイルには飽和脂肪酸が多いのですが、
馬油には植物性のオイルに多い不飽和脂肪酸が多く含まれています。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合が4:6で、
これは人の皮脂とほぼ同じ比率なのです。
これが、馬油が美容オイルとして使われる理由です。
成分は、オレイン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、
リノール酸、リノレン酸などで構成されます。
3)馬油の特徴と期待できる美容効果は?
基本的な効果は、「水分の蒸発を防いで保湿」することです。
その他の特徴としては、
●刺激が少なくお肌になじみやすい
他の美容オイルと同じ特徴です。
また、安全性も高く刺激などはありません。
●酸化しやすい
馬油は酸化しやすいので、開封後は早く使い切ることが必要です。
最近では、ビタミンEを一緒に配合することで、
酸化しにくいように工夫された馬油もあります。
●融点が低い
融点が30~43度と低く、
夏期は外気温で容易に液体化してしまうことがあります。
だから、夏場は必ず冷蔵保存をしましょう。
●その他
馬油は、医薬品レベルではありませんが、
他にも火傷などの傷を治す作用、血流を改善する効果、
かゆみを抑える効果などもあります。
こうした効果があって大昔から使われてきたオイルです。
いまでは、美容オイル、シャンプーなどでよく使われています。
以上、美容オイルのテーマは、今回で終了です。
★次回は、最近、ご質問のあったテーマ「イオン導入に向いた成分って?」をお届けします。
<参考記事>
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