こんにちは!
エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。
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☆ 「知って得する!納得のエイジングケア講座」第117回
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「手肌の特徴と手荒れ対策とエイジングケア」を連載中です、
第8回目めは、
この「手肌の特徴と手荒れ対策とエイジングケア」シリーズの最終回、
「ハンドクリームの成分 『尿素』 を深く知ろう」です。
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これまでお届けしてきた7回のテーマを通して、
手肌の特徴から手荒れ対策はほぼカバーしました。
今回は、番外編的に、
よくご存じの「尿素」について解説したいと思います。
というのは、尿素は古くから使われているハンドクリームとは
とても相性の良い成分なのですが、
使い方を間違うとデメリットもあるのです。
ということで、そんな尿素を取り上げます。
1)尿素って何?そのはたらきは?
尿素は、お肌の表皮の角層にあるNMF(天然保湿因子)に
約7%含まれている、ヒトがもっている成分です。
保湿剤として医薬品としても使われたり、
肥料などにも使われています。
尿素という名前は、ご想像の通り、
尿の中から発見されたことに由来しています。
尿素は、古くからハンドクリームなどの化粧品や、
角化症や手湿疹、進行性指掌角皮症、
老人性乾皮症などの治療薬としても広く使われている成分です。
それは、尿素にはお肌に役立つはたらきがあるからです。
まず、尿素は分子量が小さく、
水によく馴染む性質を持って、保湿成分としてはたらきます。
もう1つのはたらきは、「お肌を柔らかくする」ことです。
だから、手肌がゴワゴワしたり、カサカサする場合は、
尿素で柔らかくすることができるのです。
そして、ターンオーバーも改善して乾燥肌も改善!
これが、ハンドクリームで尿素がよく使われる理由なのです。
2)尿素のデメリットは?
「湿作用があって、お肌を柔らかくするなら、何が問題なの?」
って考えてしまいますね。
実は、この「お肌を柔らかくする」作用は、
尿素の角質を溶かすはたらきによるものです。
角質は、ケラチンというたんぱく質でできていますが、
尿素は、ケラチンの分子の結合を切断することで、
ケラチンを溶かしているのです。
実は、このはたらきの原理は、
グリコール酸などによるピーリングとほとんど同じです。
尿素を使うか、グリコール酸を使うかの違いはあっても、
化学的なはたらきで、たんぱく質を溶かしているのです。
角質が溶けて剥がれると、お肌はターンオーバーによって、
新しい角質を生み出そうとします。
ターンオーバーが遅すぎるのを改善する分には、
このはたらきは問題ではなく、メリットといえます。
しかし、お肌が改善してきているのにそのまま尿素を使い続けると、
ターンオーバーが早まり過ぎるようになって、
まだ十分に育っていない表皮が角化し始めます。
つまり、未成熟な角質が増えるのです。
それでも尿素を使い続けると、角層のバリア機能は低下し、
お肌の乾燥をもたらすこともあります。
だから、尿素は、乾燥の強い部位や炎症が起こっている部位へ
使うのは避けた方がよいのです。
ターンオーバーが正常で、
角質も問題がない方が使って一番怖いのは、
使いはじめに「お肌が柔らかくなる」とよい実感を得てしまうことです。
その実感を得たら、多くの方は、
「この化粧品はいい!」
「尿素は素晴らしい!」
と思ってしまいます。
ここに落とし穴があります。
そのまま使い続けてしまえば、
今度は、「今まで問題のなかった化粧水で刺激を感じる」
などということにもつながる場合があるのです。
3)尿素を賢く使おう!
では、どのように尿素を使えばよいのでしょうか?
★お肌の角質が硬い状態が続いている場合や、
角質が大きな塊で剥がれる際には積極的に使ってOKです。
つまり、お肌がゴワゴワしている、カサカサしている場合です。
★ひじやひざ、かかとなどは角質肥厚になりやすので、
その場合には使う。
★手湿疹などで、あかぎれやひび割れがある場合は、
炎症している部分があるので使わない。
★顔には原則、使わない。
顔のお肌、なかでも目元・口元のお肌は薄くて繊細です。
顔に尿素を使うのは止めましょう。
★手肌のゴワゴワが解消したら使うのを休止する。
尿素配合のハンドクリームやボディクリームを一定期間使うと、
お肌の状態が改善します。
そのタイミングで一旦、尿素配合のものから、
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を重視しているものへ
切り替えてみるのも1つの方法です。
その他にもありますが、
高濃度の尿素を使う場合は、特に注意しましょう。
尿素は、効果の実感できる良い成分なのですが、
メリットが大きい反面、誤った使い方をすれば
デメリットも大きな成分なのです。
だから、その特徴を知って上手に活用いただければ幸いです。
*尿素をもっと詳しく知りたいなら、
「尿素のメリットとデメリットは?エイジングケアの視点から」をご覧ください。
*尿素を配合していない、
ダマスクローズ配合のハンド美容ジェル「ナールス ロゼ」
★次回からは、
「美容オイルによる保湿とスキンケア」をシリーズで取り上げます。
最近、当社でも「美容オイル」の使い方などのご質問を受けることが増えています。
また、有名なウェブサイトなどで、
「こんな間違った情報を伝えてはいけない!」と思うような情報も散見されます。
ということで、美容オイルについて正しい情報を発信していきます。
ありがとうございます。
ナールスゲン配合エイジングケア化粧品の通販サイト「ナールスコム」を宜しくお願い申し上げます。
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