こんにちは!
エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーを編集したのです。
いきなりですが、「紫外線は、放射線とあまり変わらない!」と言われると、どんな印象を受けますか?
思っている以上に紫外線は危険、という印象を受けないでしょうか?
実際に、紫外線と放射線は似ていますし、お肌の老化にとって大敵です。
そこで、今回のテーマは、紫外線とはそもそも何かについて。
また、放射線との違いや紫外線の肌や体への影響についても触れてみます。
そもそも紫外線とは?
太陽光線は、紫外線をはじめいくつかの光線を出しています。
紫外線は、電磁波の一種で、目にも見えないし感じることもでません。
可視光線は目に見えます。また、赤外線は熱として感じることが可能です。
それぞれの波長は異なっていて、10~400nm(ナノメートル=10億分の1メートル)の光線を「紫外線」が紫外線です。
光の成分は波長の順によって、赤,だいだい、黄、緑、あい、紫の色に分解されており、
これをスペクトルといいますが、この光のスペクトルで紫よりも外側になるので、
文字通り「紫外線」と呼ばれています。
紫外線は3種類
この紫外線は、その波長の長さによってA波(UV-A)、B波(UV-B)、C波(UV-C)に分けられます。
- UV-Aは、長波紫外線(320~400nm)
- UV-Bは、中波紫外線(280~320nm)
- UV-Cは短波紫外線(280nm以下)
と呼ばれます。
波長が短いほど透過度は少ないのですが、お肌への影響が大きくなり、
逆に波長が長いと透過度は大きいのですが、お肌への影響は小さくなります。
<参考記事>
紫外線は3種類!UVAとUVBとUVCの特徴と違いは?
地上に届く紫外線は2種類
これらの3つの紫外線のうち、UV-Aは、気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。太陽光線にしめる割合は数%程度で、紫外線の90%以上を占めます。
UV-Bは、成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達します。太陽からの日射にしめる割合は0.1%程度で、紫外線全体の10%以下です。
UV-C (100-280 nm)成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。
この3つの紫外線の中では、波長が一番短い「UV-C」が最もやっかいです。
ただ、最近では環境問題のひとつである“オゾン層の破壊”によって、100%地上に届かないとは言えない状況になっているかもしれません。
紫外線と放射線
紫外線もレントゲン写真やCT検査などで使われるX線などの放射線も同じ電磁波です。
紫外線と放射線は同じ電磁波の仲間ですが、似ている点と異なる点があります。
ここでは、紫外線と放射線の違いを解説します。
同じところは、ともにフリーラジカルという活性酸素によって健康に悪影響を及ぼすことです。
一方、違うことは、体内のどこまで到達するかです。
紫外線は放射線よりも波長が長いため、体内を通り抜けることができません。
一方、放射線は体内を通り抜けることができます。
この性質の違いから、紫外線ダメージが皮膚で止まるのに対して、放射線は体内を通り抜けて、体の中の細胞を傷つけ、組織や臓器の健康状態を悪化させるリスクがあります。
放射線が体を通り抜けることは、被爆と呼ばれます。
<参考記事>
紫外線による免疫低下は皮膚がんや感染症の原因になるリスクが!
なぜ紫外線はエイジングケアの大敵?
紫外線の問題は、お肌に当たることで、「活性酸素」が発生してしまうことです。
活性酸素は“フリーラジカル”とも呼ばれますが、「酸素の種類」ではなく、酸素自体が過度に活性化して、“からだを傷つけてしまう酸素になった状態”のことです。
その結果、お肌の中のDNAがダメージを受けてしまうのです。なお、活性酸素はお肌の老化以外でも、体全体の老化の原因の1つです。
先ほどもお伝えしましたが、X線やガンマ線などの放射線も、紫外線と同様に活性酸素を発生させ、体のDNAを損傷させてしまいます。
ただ、紫外線は波長が長いので、幸いにも体の深部までは到達できません。そのため、紫外線の影響は、お肌に限られるのです。
とはいっても、お肌にとっては“大敵”です。
米国皮膚科学会では、お肌の老化は、年齢を重ねることによる老化よりも、紫外線による影響が大きいなどの報告をしています。
このように、紫外線は思っている以上に、お肌の老化に影響を与えているのです。
<参考記事>
紫外線は3種類!UVAとUVBとUVCの特徴と違いは?
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紫外線が肌に悪影響を及ぼしている証拠は?
お尻や太ももの皮膚と、顔や腕・手のお肌を見比べてみてください。
年齢とともに老化がはっきり現れているのは、どちらでしょうか?
ほとんどの方のお答えは、顔や腕・手ではないでしょうか。
この違いは、紫外線を浴びている時間や量によって、お肌がどれだけ影響を受けているかを顕著に表しています。
紫外線によって、お肌がダメージを受けることはよく知られていますが、長い時間浴び続けると、シミ、シワ、たるみなどを引き起こす原因になるのです。
また、下の写真は28年間トラック運転手をしていたこの男性が、ガラス越しに顔の左側だけ直射日光に当たり続けた結果、片側の肌だけが極端に老化して、老け顔になってしまったものです。
<光老化で片方だけ老け顔の男性>
<参考記事>
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紫外線の影響は、肌質や季節・地域で異なる
紫外線も放射線も役立つこともある
紫外線は皮膚病の治療に使われる
紫外線は皮膚病の治療に使われることがあります。
紫外線の持つ免疫を抑える力を利用して、乾癬やアトピー性皮膚炎、尋常性白斑などの皮膚の病気を治すことが可能です。
これは、紫外線療法、または光線療法とも呼ばれます。
乾癬やアトピー性皮膚炎などは、過剰な免疫反応を起こした場合、ステロイド外用薬などの塗り薬だけでは改善しないことがあります。
また、症状がひどくなったり、患部の面積が広くなる場合があります。
そんなときに、中波長紫外線(UVB)と長波長紫外線(UVA)によって、過剰な免疫反応を起こす細胞の増殖を抑え、皮膚病を治すのが紫外線治療です。
<参考記事>
紫外線治療とは?アトピー性皮膚炎など皮膚の病気に有効な光線療法
放射線はレントゲン写真に利用される
放射線の性質を利用して、体の中のようすを写真に撮るのが、X線(レントゲン)写真です。
レントゲン写真を撮る際に余計な被曝を減らすために、鉛で防いでいるので、少ない回数ならほとんど健康被害はありません。ただし、レントゲン写真をむやみにたくさん撮ると健康被害が出る可能性があります。
まとめ
紫外線とはそもそも何かについて解説しました。
また、放射線との違いや紫外線の肌や体への影響についても解説しました。
紫外線も放射線もフリーラジカルという活性酸素を作ることで、体や皮膚にダメージを与えます。
違いは、紫外線が皮膚までしか到達しない一方、放射線は体まで到達してしまうことです。
そんな紫外線や放射線は、ともに医療に応用されることもあります。
こ紫外線や放射線のことを理解してエイジングケアや健康に役立てましょう。
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ありがとうございます。
ナールスゲン配合エイジングケア化粧品の通販サイト「ナールスコム」を宜しくお願い申し上げます。
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