2024年3月13日

お風呂の入り方を間違えるとカサカサ肌に!乾燥しない温度や時間は?

みなさん、こんにちは。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品ナールスの公式ブログに来ていただきまして、ありがとうございます。

先週の水曜日から一気に気温が下がり、お肌の乾燥が気になっています。

お顔はもちろんなのですが、腕や脚もカサついています。

ボディが乾燥する原因はいろいろありますが、意外と大きく影響しているのが入浴。

美肌効果が高いように思える入浴も、方法を誤ると乾燥肌になるリスクがあります。

あなたも無意識にお肌を乾燥させる入浴を毎日続けているかも…?!

そこで今日は、乾燥を防ぐお風呂の入り方についてお伝えしようと思います。

お湯の温度は何度が最適?

「あったかいお湯につかってカラダの芯からあたたまりたい。」

そんな気持ちになるような日もこれからどんどん増えていくと思いますが、お湯の温度が高すぎると、お肌の潤い成分である、皮脂やセラミド、NMFなどが流れ出てしまい、お肌が乾燥する原因になります。

そこで、お肌の乾燥を防ぎながら湯船につかるには、何度のお湯につかるのが最適なのかを調べたところ、季節に応じて【38度~40度】の範囲で調整するのが良いようです。

なぜ38度~40度なのか?その根拠の1つめはこちらです。

“入浴後の角層水分量・水分蒸散量と水温との関係を調べた調査では,37・40℃では水分蒸散量は増加したものの,角層水分量は維持されたのに対し, 43℃では水分蒸散量が増加し,角層水分量が減少し乾燥傾向が認められている 5).”
引用:『美容皮膚医学BEAUTY#3 季節に応じた正しいスキンケア[冬編]~健やかな肌を守るために~』(医学出版)P.88

→入浴後はお肌の表面に水分が通常時よりも多く乗っている状態ですが、時間とともに蒸発していきます。

このとき、入浴前と比べて入浴後に角層に保持されている水分量まで減ってしまったのが43度で、37度と40度では角層の水分はキープされていたということです。

根拠の2つ目はこちら。

“温度を感知するイオンチャネル TRP (transient receptorpotential) は表皮にも発現しており, TRPV1 (42℃以上を感知) は活性化すると皮膚バリア機能の回復が遷延する.また, TRPV3 (36~40℃を感知) の活性が, 成熟した角層の形成に重要であるとの報告もある 26-28) すなわち, 入浴・シャワー浴時の湯の温度に関しては,皮膚において42℃以上で痛痒が惹起されること, 36~40℃ が皮膚バリア機能回復の至適温度であることから, 現実的には季節に応じて38~40℃の湯の温度を指導するとよいと考えられる.”
引用:『美容皮膚医学BEAUTY#3 季節に応じた正しいスキンケア[冬編]~健やかな肌を守るために~』(医学出版)P.29

→TRPV3 は表皮バリア機能維持を行っているケラチノサイトの増殖や分化、細胞死の制御に重要な役割を果たしていると考えられています。

さきほどは、角質水分量がキープできているかという視点でしたが、こちらは皮膚のバリア機能がキープできる温度という視点で36度~40度が良いということです。

36度や37度はちょっと寒いと思いますので、せっかく湯船につかっていても冷えて風邪をひいてしまうかもしれません。

お肌の乾燥を防ぐなら、40度を超えない温度で入浴しましょう。

湯船につかる時間は長いほど乾燥に良い?

私が20代のころに「半身浴」というのがブームになったのですが、ご存知でしょうか?

今はあまり聞かなくなったような気がしますが・・・

現在も、半身浴で1時間くらい湯船につかっているという方がいらっしゃったら、お肌の乾燥のリスクが非常に高いので、やめることをおすすめします。

ちなみに、半身浴よりも肩までつかる全身浴のほうがはるかに美容にも健康にもいいことがわかっているそうです。

半身浴の話はここまでにして、湯船につかる時間はどれくらいが良いのでしょうか?

目安としては、39度なら20分程度、40度なら15分程度です。

それ以上になると、角層がふやけてバリア機能低下のリスクが高まります。

乾燥の話ではありませんが、42℃以上になると交感神経が優位になり、リラックスできないので、そいう意味でも40度までがおすすめです。

お湯の温度と時間以外の注意点は?

今日は主にお湯の温度と湯船につかる時間についてお伝えしましたが、洗い方や入浴後のケアなど、お肌の乾燥を防ぐための注意点がいくつかありますので、続きはこちらの記事をご覧ください。

👉乾燥肌、敏感肌の方のためのお風呂・温泉の入り方

10月11日から全国旅行支援(全国旅行割)がはじまり、温泉旅行を計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

温泉は美肌によいイメージが強いですが、泉質や温度によっては、乾燥肌や敏感肌の方は避けた方がよい場合があります。

さきほどの記事では、お肌のことを考えた温泉の知識と活用法についてもご紹介しているので、旅先の検討材料にしていただければと思います。

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ありがとうございます。

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