絶対に焼かない!紫外線の防ぎ方
美肌博士:
A子とB子に聞いてみたところ、2人が実践している紫外線予防はほとんど同じでした。
しかし、A子はアフターケアを含めた紫外線ケアを徹底していて、B子は時々さぼっていたことがあるようです。
米国皮膚科学会によると「お肌の老化の80%が紫外線による影響」とのことなので、紫外線ケアを、甘くみてはいけません。
まずは、正しい紫外線予防から解説します。
日焼け止めクリームを塗る
日焼け止めクリームはSPFやPAの数値が記載されているものを選びましょう。
ただし、数値が高いほど効果は高いものの、肌への負担も高くなるので、用途にあったものを選びましょう。スポーツ時や、海・山などレジャーの時は、こまめに日焼け止めクリームを塗り直すことで効果的に紫外線を防ぐことができます。
日焼け止めクリームは、しっかり塗らないと効きません。お顔全体に1回塗ったあと、鼻、耳、耳のうしろ、首すじなどの日焼けしやすい部分に重ね塗りすることをオススメします。
肌の露出を少なくして、
帽子や日傘も活用する
衣類でも紫外線を防ぐことができるので、大いに活用しましょう。紫外線透過率は生地の素材や厚さによって変わります。黒っぽい衣類がオススメで、白っぽい場合は、重ね着することも1つの方法です。
曇りだからといって
油断しない!
うす曇りの日では快晴時の50~80%、雨が降りそうな厚い雲の日でも30%の紫外線が降り注いでいます。
曇りの日でも、シミ、シワ、たるみの原因となるUVA波の量はほとんど変わりません。
曇りの日も紫外線対策が必要なのです。
光老化って知っていますか?
美肌博士:
ところで、みなさんは「光老化」って知っていますか?
紫外線のアフターケアを紹介する前に、実は老化よりも怖い光老化について解説します
光老化とは、紫外線によるお肌へのダメージで老化が起こってしまうことです。紫外線には3種類(UVA波、UVB波、UVC波)あって、そのうちUVA波とUVB波が、地上まで届きます。紫外線を予防するには、このUVA波とUVB波の特性を理解した上で、双方に対策することが大切です。
肌へのダメージ シミ、シワ、たるみ など
- ●波長が長く、表皮だけでなく肌の奥の真皮まで届く
- ●雲や窓ガラスを透過して肌まで到達する
- ●赤みや炎症が起きにくいので、うっかり日焼けをしてしまう
肌へのダメージ 日焼け、シミ など
- ●波長が短く地上に届く
- ●屋外での日焼けの主な原因
- ●多量に浴びると赤く炎症を起こす
右の男性の写真をご覧ください。この写真は世界中の医学雑誌の中でも最も権威があると言われているThe New England Journal of Medicineという雑誌に掲載された写真です。
28年間トラック運転手をしていたこの男性は、ガラス越しに顔の左側だけ直射日光に当たり続けた結果、片側だけが極端に老化してしまいました。つまり、加齢よりも紫外線の影響の方が皮膚の老化が進んでしまうということが、この写真からもよくわかりますよね。
(New England Journal of Medicine 2012; 366: e25)
決してあきらめないで!ここで差がつく紫外線アフターケア
美肌博士:
光老化、怖いですよね。日焼け止めクリームや衣類・帽子・手袋による紫外線予防は当たり前ですが、忘れてはいけないのがアフターケア。アフターケアこそが肌年齢に差がつくポイントです!
40歳代でも決して遅くありません。今からがんばってケアをしましょう。ここからは、A子が実践している紫外線を浴びた後のアフターケアについて紹介します。アフターケアをすることで、10年後も20年後も素敵な素肌を目指しましょう。
アフターケアのポイント
- 1.日焼けをして赤くなってしまった場合は、すぐに冷やす
- 2.保湿をしっかりする
- 3.ビタミンA、C、Eやエイジングケア*に役立つ成分が入った化粧品を使う
*エイジングケア=年齢に応じたケア
- 1.日焼けをして赤くなってしまった場合は、すぐに冷やす
早めの処置がとても大切です。
赤くなってしまった個所に水を含ませた冷たいタオルなどをあてて冷やしましょう。 - 2.保湿をしっかりする
たっぷりの化粧水で十分な保湿を心掛けてください。セラミドなど保湿力の高い成分の入った製品がオススメです。なかでも、ヒト型セラミドは、人のお肌本来のセラミドに近いので、特にオススメです。
日焼け後の2~3日は、紫外線を浴びていなくてもメラニン色素が大量に発生しているので、刻々と肌は黒くなっていきます。しっかり水分補給をして、お肌を沈静させれば、メラニン色素の発生を抑えることができます。肌を鎮静させ、整えるには、ビタミンC誘導体やナールスゲン®のような水溶性の成分が配合されたローションタイプの製品を選ぶと鎮静・保湿と同時にエイジングケアが行えます。
ナールスゲン®は、アミノ酸誘導体といわれる化合物で、コラーゲンやエラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47を増やすというはたらきに着目して開発された成分で、エイジングケアが気になる方にはピッタリの成分です。 - 3.ビタミンA、C、Eや
エイジングケアに役立つ成分が入った化粧品を使う紫外線を浴びた後は、ビタミンA、C、Eをはじめ、ナールスゲン®などが含まれた化粧品を使うことをオススメします。
お肌にハリと
ツヤをもたらす
コラーゲンを
サポート
肌荒れを防ぎ、
お肌を整える
ナールスゲン®などのエイジングケア成分が配合された化粧品は、
肌の老化による肌トラブルを予防・改善する効果があるので、
紫外線のアフターケア+エイジングケアとしてもオススメです。
ナールスゲン®とは、
京都大学 化学研究所と大阪市立大学大学院 生活科学研究科の
共同研究により生まれた「アミノ酸誘導体」です。
コラーゲンの産生量などさまざまな実験で効果が実証された科学的根拠のある成分です。
安全性の面においても、化粧品原料として必要な所定の試験を完全にクリアし、毒性や副作用がないことが認められています。
ナールスゲン®のメカニズムは、「グルタチオン※1の代謝分解を抑え、抗酸化ストレス応答※2を誘導する」ことです。簡単に言えば、
お肌が持っている本来の力を引き出すことをサポートするのです。
※1 抗酸化作用があり、体を錆びつきから守ってくれる代表的な物質
※2 体に与えられた酸化ストレスに対する細胞の反応
「コラーゲン」「エラスチン」「ヒートショックプロテイン(HSP) 47」を増やします。
ナールスゲン®は、肌の弾力やハリ、ツヤを保つ「コラーゲン」を2~3倍に増加させます。
ナールスゲン®は、弾性線維「エラスチン」を約1.5倍に増加させます。
ナールスゲン®は、コラーゲンの質を高める「HSP47」を約1.3倍に増加させます。
ナールスゲン®は、ビタミンCと一緒に用いると、コラーゲンをさらに増やす効果があります。
細胞を保護します。
ナールスゲン®は、
紫外線を当てても細胞の生存率が高く、
光老化を軽減します。
中川ゆうこさん 第6回ミセス日本グランプリ ファイナリストでもあり、ファッションブランド「レジーナリスレ」や、雑誌『25ans』『saita』のモデルとしてご活躍中。2人の息子さんのママ。
そんな中川さんの紫外線ケアは? 私は、紫外線ケアを365日実践しています。基本は、日焼け止めクリームと保湿を徹底すること。季節によってUVケア製品を上手に使い分けることも大切ですし、意識することで、自分に合うもの、合わないものが見分けられるようになりました。さらに、サプリメントで飲む紫外線ケアも実践中です。主人は医師ですが、抗酸化作用のあるサプリメントとして、ビタミンEが配合されたものを薦めてくれました。医学的な観点からもビタミンA、C、Eを一緒に摂ることが薦められているんですね。今は、紫外線のアフターケアとエイジングケアを同時に行うことができるナールス ユニバを愛用しています。ナールス ユニバは私の「2014年度ベストコスメ」です。
A子ってば、私に内緒でアフターケアをきっちりしていたなんて!
アフターケアがこんなに重要なんて知らなかった。
私もまだ40歳代、まだまだ間に合いそう!
ポイントは、セラミドとビタミンA、C、E、そしてナールスゲン®ね!
私も今日からアフターケアを実践してA子を見返してやる!